アサシンクリード×コードギアス(仮題) 作:ランドール閣下
リリィはバイクを走らせ、新宿ゲットーへと急いで向かう。
ブリタニア軍及びそれを率いるクロヴィスはそこにいるのは確かで、リリィは遂に東京祖界を抜け、新宿ゲットーへと侵入した時、大きな爆発音と銃声が鳴り響いていた。
「何が起きているの・・・?」
リリィはバイクを止めてブリタニアが行う残虐な行為に唖然としていると、インカムから通信が入る。
《リリィ!クロヴィスの奴がやりやがった!毒ガスの奪回に焦って日本人を虐殺してやがる!》
「何ですって!?」
《リリィ!クロヴィスを仕留めれば止まる可能性がある!だが、その道中でも良い!日本人を出来る限り助け出すんだ!》
インカムからの通信が切れると、リリィはバイクを走らせ戦場と化した新宿ゲットー走り抜ける。
リリィがバイクを走らせる中、リリィの視界にブリタニア兵数人が日本人の男女数名に向けて銃を構えている姿が見え、リリィはバイクの進路を変え、ブリタニア兵に向けて突っ込む。
「な、何だ!?」
ブリタニア兵はリリィの存在に気付くが既に遅く、リリィはバイクから飛び降り、無人となったバイクはブリタニア兵を何人か轢いた。
「このイレヴンが!」
生き残ったブリタニア兵が銃を構え、リリィを撃とうとした。
しかし、リリィは目にも止まらぬ速さでブリタニア兵に迫ると左手で首を掴むと、左手首から刃が飛び出し、ブリタニア兵の首に突き刺さった。
他のブリタニア兵がそれを見てリリィに反撃しようとするも、リリィは素早い動きで腰からサーベルを抜き、ブリタニア兵を斬り、全滅させた。
その光景を見ていた日本人達は唖然としていると、リリィは叫ぶ。
「早く逃げて!すぐにでもブリタニア軍が来るわよ!」
リリィの叫びに日本人達はリリィに礼を言う様に頭を下げた後、慌てて逃げていく。
リリィは溜め息をついてバイクを見ると、ボロボロになっており、流石に動かすのは無理だと判断し、リリィは自分の足で走り出す。
リリィは徒歩での移動が強いられる中、大通りに差し掛かった所で多数のブリタニア兵とナイトメアが一台が警戒に当たっていた。
「見つからない方が良いわね・・・」
リリィは身を潜めていた物陰の壁から登れそうなヒビを見つけると、ヒビの間を掴み、器用に登っていく。
暫く登った所で、窓ガラスの無い窓から廃墟に入り、移動する。
途中、何人かの巡回するブリタニア兵を暗殺し、突破口を開いて進み、再び窓から外へ抜けた。
リリィは戦場を見つからない様に進む中、ブリタニア軍の数の多さに厄介だと感じ始めた時、ブリタニア軍が突如として包囲を崩し、進軍を始めた。
「何かしら?」
リリィはブリタニア軍の奇行にリリィは首を傾げているが、チャンスだと感じたリリィは包囲を崩して数を減らしたブリタニア軍が戻る前に急いで突破していく。
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リリィはブリタニア軍の本陣までやって来ると、本陣は守りが固く、ブリタニア兵があちこちに巡回していた。
だが、何処かおかしかった。
何故かクロヴィスの参謀達が外に出ていたのだ。
何かしらの対応しているのかとリリィは考えつつ見つからない様に進み、G-1ベースの入り口に辿り着いた。
「もう逃がさないわよクロヴィス・・・!」
リリィはそう呟き、G-1ベースへと入った。
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G-1ベースに入ったリリィが最初に感じたのは明らかな違和感だった。
G-1ベースの中は参謀達が抜けているので人数が少ないのは仕方がないが、明らかに少なすぎるのだ。
参謀所か警備すらいないなど、仮にも皇子がいるのだ。
そんな警備無しの体制など絶対にないのだ。
「クロヴィスは・・・?」
リリィは足音を立てない様に歩きつつクロヴィスを探してコントロールルームまで侵入した時、クロヴィスに向けて拳銃を向けている青年がいた。
リリィは拳銃を向ける青年を見て驚き、つい声をかけてしまった。
「ルルーシュ・・・?」
「ッ!?リリィ!何故此処に!?」
ルルーシュはリリィを見て予想外の事態に戸惑っていると、クロヴィスが叫びながら逃げ出そうとした。
ルルーシュは咄嗟に撃ち、クロヴィスの背中に銃弾を当てるとクロヴィスは這いずりながらリリィに助けを求める。
「た、たす・・・けて・・・!」
リリィはそんなクロヴィスを無表情で見た後、ゆっくりと近づいて姿勢を下ろしてクロヴィスの頭を掴み、左手首に備えられている籠手から刃を出し、クロヴィスの首に突き刺した。
クロヴィスの首を突き刺したその瞬間、世界は一変し、白い世界の中でリリィとクロヴィスが対峙する様に向き合っていた。
「クロヴィス・ラ・ブリタニア。何故、日本人に対して悪政を強いたの?貴方は元々そんな人じゃなかった・・・何故?」
「・・・僕は、許せなかったんだ。この国でルルーシュとナナリーが日本人に殺された。そう思ってね。だから、僕はこのエリア11、日本を平定する事で日本人に対しての復讐と二人の弔いが出来ると思ったんだよ。結局、ルルーシュは生きてた。きっとナナリーも生きてるんだろ?もうこの復讐は意味をなさない」
「・・・復讐は虚しいだけ。残念よ。貴方が死ぬ事で他の御兄妹達が悲しむ事になるわね」
「確かにそうだね。あぁ・・・もうお別れの時間だね。ルルーシュとナナリーの事をよろしく頼むよ。リリィ」
クロヴィスは最後の言葉を言うと再び世界は戻り、G-1ベースのコントロールルームに戻った。
リリィは刃を抜くとクロヴィスの目を静かに指で優しく閉じ、安らかに眠らせた。
「貴方は兄妹思いの良い兄だったわ。でも、やり方を間違えた・・・眠りなさい。安らかに」
リリィはそうクロヴィスに呟いて立ち上がると、ルルーシュと向き合う。
「ルルーシュ。何故、貴方が此処に?」
「お前こそ何故?それにクロヴィスを?」
「話すと長くなるわ。兎に角、此処から逃げましょう。お互いの目的は終わった筈だから」
リリィはそう言って歩き出すと、ルルーシュも着いて行った。