アサシンクリード×コードギアス(仮題) 作:ランドール閣下
ディアロとの取引に応じたリリィはシュタットフェルト邸のアサシン教団のアジトに戻った。
リリィが早足でミールの元に来る。
「お母様。ご報告があります」
「戻ったのねリリィ。それで報告と言うのは証拠を掴んだのかしら?」
リリィはミールの言葉を聞いて無言でディアロの疑惑の証拠を手渡した。
「・・・良くやったわねリリィ。もう下がって休んでも良いわよ」
「いえ、まだ話したい事があります。お母様」
「なにかしら?」
「・・・ディアロに勘づかれていました」
リリィの言葉にミールは耳を疑い、唖然とする中でリリィは続ける。
「この証拠は私達アサシンを釣り出す餌でした。しかし、奴は私に取引を持ち込み・・・引き受けてしまいました」
「何ですって!この、愚か者!テンプル騎士と取引するとは何を馬鹿な事をしているのですか!」
ミールはそれを聞いて激昂し、近くにいたアサシン達は何事かと二人を見始める。
「完全に囲まれていてとても逃げ切れる状況ではありませんでした。それで仕方なく・・・ですが話を聞いて」
「もう良いです!生き残る為とは言え、貴方には失望しました・・・リリィ、貴方には暫く騎士団の暗殺から離れて貰います。良いですね?取引にも応じません。分かったなら自分の部屋で頭を冷やしてきなさい。」
「・・・分かりました」
リリィはミールの叱咤を受け、自身の自室へと歩いていく。
このままではスザクが殺されてしまう。
リリィはどうにかスザクだけでもどうにか出来ないかと考えながら歩き続ける。
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アッシュフォード学園の放課後。
リリィは外された今、どう動くべきか模索していた。
ミール率いるアサシン教団はテンプル騎士団の取引に応じる事はせず、捨て置けばスザクは皇子暗殺の犯人として処刑される。
リリィは悩み続けた時、背後に気配を感じとり振り返ると、そこにはルルーシュがいた。
「ルルーシュ・・・また随分と遅いアプローチね」
「まぁな。俺自身、心の整理を着けてからアプローチするつもりだった。だが・・・知っているか?スザクの事を?ニュースにもなっている」
「えぇ・・・アサシンとして活動している時に知ったわ。この件、テンプル騎士団が絡んでる」
リリィの話を聞いてルルーシュは顔を歪ませる。
「奴等が絡んでいると言うのか?」
「スザクはどうやら何かしらの目的の犠牲にするのに丁度良い贄らしいみたい。奴等から偽の証拠を純血派の筆頭ジェレミアに渡し、検察と判事そして弁護人も買収する徹底ぶりよ」
「何故、阻止しない・・・スザクがやった訳じゃないんだぞ!」
「したいわよ!」
リリィの怒鳴り声にルルーシュは驚くと、リリィは怒りと悔しさの表情を見せた。
「そのテンプル騎士と取引してスザクの解放を助ける事にした。でも、アサシン教団は動かない!私は勝手に取引した事で外された!・・・どうしようも出来ない。私は一人じゃスザクは・・・!」
リリィはそう吐き出す様に言うと、ルルーシュは戸惑いから冷静に戻ると、リリィに言う。
「なら、俺達でやろう」
「え・・・?」
「俺達ならスザクを助けられる。昔の様に力を合わせれば必ず突破口は開ける。だから、スザクを助ける為に俺と手を組まないか?」
ルルーシュの提案にリリィは一瞬、迷うもリリィはルルーシュの提案に乗った。
「分かったわ・・・でも、アサシンの技術は罪もない市民に向ける物じゃないって事は覚えておいて。それ以外なら力を貸すわ」
「あぁ、助かる。なら、今日の夕方に俺の元に来てくれ。場所は東京タワーだ。そこにはお前の姉も来るから目立たない様にしてくれ」
「・・・何でお姉様も来るのか分からないけど分かったわ」
リリィはルルーシュとの待ち合わせ場所を聞いてそこから立ち去った。
魔王とアサシン。
二つの闇が手を結んだ瞬間だった。