A級1位になればモテるって聞いた 作:あたらんて
即座にこちらからも仕掛ける。
「出水!」
「おう、
弧月で迅さんに飛び掛かり、後ろから迅さんを追って来る
「旋空」
太刀川さんは俺がいることも意に介せず旋空を放つ。俺も空中からアステロイドを撃つ。太刀川さんの斬撃を直感で躱して攻撃、昔の太刀川隊の戦い方の1つだ。
「やるね」
しかし迅さんのサイドエフェクトも規格外。この戦い方は通用しない。綺麗に旋空を回避して風刃を俺と太刀川さんに1撃ずつ放ち、俺のアステロイドと出水のハウンドも完璧に捌く。
「逃がすか」
距離を取って一方的に風刃を放とうとする迅さんに太刀川さんが肉薄する。いつの間にか風間さんと歌川の姿が見えないがカメレオンを起動しているのだろう。
確か風刃の遠隔攻撃には刃の残弾が必要だった筈だ。残りは8本。近接戦は太刀川さんに任せて俺は弾幕を厚くすることにする。風刃の弱さはその高い攻撃性能と引き換えの防御性能の低さ。太刀川さんと切り結べているのはひとえに迅さんの予知によるものだ。
「
合成弾。銃手トリガー2種の組み合わせにより強力な力を持った弾丸を生み出す天才出水の発明した攻撃方法。
弱点としては合成に時間がかかり、その間無防備となること。当然それを予知した迅さんがその隙を逃すはずもない。風刃の攻撃が放たれる。
予知のサイドエフェクトと合わせて放たれる風刃の攻撃は凶悪で、わかっていても避けられないことが多々ある。ましてやシールドが使えないこの状況では猶更だ。
ところで、俺はサイドエフェクトに関してボーダーでとある実験を行った。迅さんとのじゃんけんだ。その結果は
「…!」
元々いた位置から左に動いた俺に対して風刃が発動したのは元々いた場所から右の位置。
俺は元々右に避けようとしていた。しかし、直感でマズいと感じ、左に避けた。
迅さんと俺のサイドエフェクトはどちらも未来の情報を取得するもの。この通り、互いの行動によってその結果は変化する。この2つのサイドエフェクトは俺と迅さんのことに限って上手く発動しないのだ。今回は俺に有利に発動したがあくまでたまたまだ。もし外れても残弾を1つ消費させて死に際に攻撃できるという目論見で行ったことだが、最高の結果に終わった。
「
アステロイドとバイパーの合成弾。威力を持ったまま自在に動き回る弾丸が迅さんへと襲い掛かる。
「よっしゃ、俺も
出水もトリオンキューブを両手に生み出して攻撃を仕掛ける。風刃の前でシールドを捨てるというのは自殺行為にも等しいが、目の前のチャンスをむざむざ逃す気は無いということだろう。
「マジか」
「よっし、これで俺の分の仕事はしたかな…と。じゃ、木村。後は任せたぜ」
生み出された弾幕は綺麗に太刀川さんを躱し迅さんを襲う。
風刃によって出水はやられたが、この弾幕と太刀川さんの剣に迅さんは対応し切れていない。迅さんの左腕が吹き飛ぶ。風刃の残弾は残り6。
弾幕に紛れて迅さんが民家に入り込むも、それでは逆に追い詰められたも同然だろう。風間さんと歌川がカメレオンを解除して襲い掛かる。
「追い詰めたぞ、迅」
狭い室内で3対1。どう考えても迅さんの不利だ。しかし、迅さんはまだ笑っている。
「残念、追い詰めたのはこっちだよ太刀川さん」
「!!」
風刃の斬撃が壁を、天井を伝い太刀川さんたちに襲い掛かる。5つの斬撃は3人を切り刻む。まさかの大逆転である。
「――が、俺たちの勝ちですよ」
テレポーター。ボーダーの技術により瞬間移動を可能としたトリガーである。それを用いて弧月を構えた俺は迅さんの目の前に突如として現れる。
「旋空」
俺の旋空は少し特別製である。射程を短くする代わりに
巻き込める敵は少なくなるが射程内の敵は防いでも避けても返しの斬撃で必ず葬るというコンセプトの下、作り上げられた技。いくら予知があれども、この一撃は躱せない――!
「良かった、今度は当たったな」
「は…?」
俺がテレポーターで迅さんの目の前に現れた直後、下からの斬撃に切り裂かれる。そういえば放たれた斬撃は残弾より一発分少なかった。予知で風刃を仕込んでいたのだろう。直感は発動しなかったということは今回は予知が上回ったか…!
「あんたたちは強い。
――けど、風刃とおれのサイドエフェクトは相性が良すぎるんだ」
風刃の残弾がリロードされる。はは、冗談キツいぜ…。
久々の太刀川隊との戦闘は迅さんの手によって敗北に終わった。
BBF風キャラ紹介
木村 祐作
ポジション:オールラウンダー
攻撃手:4位
トリオン:9 攻撃:12 防御・援護:6 機動:5 技術:8 射程:7 指揮:4 特殊戦術:5
メイントリガー
弧月 旋空 アステロイド アイビス
サブトリガー
バイパー シールド バッグワーム テレポーター(試作)
アイビスは直感で適当に撃つという使い方をしています。