善子と花丸は、特急「オーシャンアロー」に乗って南紀へやって来た。
「善子ちゃん、こっちこっち 飛び石があるお庭が、とっても素敵ずら―。」
「ふっ、木の葉も色づいて美しいわ、風に散り行く葉は、共に堕天の刻を迎えるべくヨハネを待っていたのね。」
「ふふっ、善子ちゃんが落ち葉を田天に喩えるなんて風流ずらねえ、さすが、張り切って朝一番の「こだま」に飛び乗っただけあるずらー。」
「張り切っているのは、ずら丸も同じでしょ。」
「あっ、お茶屋さんに温泉饅頭と羊羹があるみたいよ、善子ちゃんお抹茶と一緒にたべたいずらー。」
「さっき、お昼食べたばかりでしょ、でも美味しそうね。」
善子の花丸は、お店に入った。
「こんにちは、お茶菓子と加賀棒茶2つ、お願いします。」
「って、食べる気満々じゃない!!しょ、しょうがないわねお抹茶ぐらいなら付き合ってあげるわ」
「えへへ、ありがとう。」
善子と花丸は、この日は龍神温泉で1泊することにした
「うん、温泉楽しみだね。ハッ、善子ちゃんテンション上がって湯船に堕天とかしちゃだめずらよ。」
「しないわよ!そんな事したら、ずら丸の読書の邪魔になっちゃうでしょ?。」
「フフフ善子ちゃん優しいずらぁ。」
そして、善子と花丸は温泉に入った。
「はぁぁぁー極楽、極楽ずらー。」
「まさに、南紀の宿って感じだね。」
「こういう自然に囲まれた温泉も、素敵ずらね。この前読んだ小説の場面を思い出すずら」
「ああ、あれね?懐かしくて、あの後私も読んでみたけどそんな場面あったかしら?。」
「うん、温泉泊まった翌日に行方不明になって、翌日に死体で発見されたずらぁ。」
「ああ、それ私はドラマで見たけど。」
「善子ちゃんもしかして、堕天したくなっちゃったずら?。」
「だからしないってばっ、それよりその本は読まないの?。」
「今はこの絶景と、お喋りが楽しいから、また後にするずら」
「善子ちゃん、この温泉。肌がすべすべするずら。」
「えっ、この温泉はすべすべするわ。」
「ここの温泉は美人の湯ずらよ。」
「そう言えば、ガイドに書いてあったわね。」
「うん。」
「結構、人気見たいずら。」
「うん。」
「龍神の湯って、中々いい温泉だわ。」
「本当ずら。」
「じゃあ、明日は紀州の旅を楽しむわよ。」
「うん。」
「今度は、白浜に行こうか善子ちゃん。」
「白浜ね、って、善子言うな。」
「善子ちゃんは善子ちゃんずら。」
「そ、そうね。」
「白浜にはいっぱい楽しいところよね。」
「うん。」
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