繋ぐ少女が頑張るというお話   作:色龍一刻

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どうも。

やっぱ大技(自然災害レベル系必殺技)を単純動作で表現できるカッコよさは偉大だな!
指パッチンとかコイン弾きとか全力パンチとか踏み込みとか納刀時の音で斬れるやつとか。



03・とある少女の一歩目とは

「さて、改めて言っておくが、通常教科や超能力制御、超能力育成科目の総合学習は私がAクラスの全担当だ。しかし、勿論例外もある。他の教師の中に似た超能力の所持者がいたり、回復系の超能力者であれば保険科の先生が担当になったりする。」

 

フムフム、まあそうだよね。

 

「今日まで個別の超能力計測しか無かったこと、今日から全員での超能力育成カリキュラムがスケジュールいあること...まあ、もうわかるな。」

 

「真街さんが入学出来たことと、高Rankの超能力制御の困難性ですね?」

 

っと、手を上げた子は確か東城って名だっけ。

 

「そうだ。まあ、みんなの超能力制御の安全値は全員クリア済みだ。オールグリーンとは言えない数値もあるが...。真街もデータは保護者から受け取っている。こっちとしても超能力育成のデータはできるだけ欲しい身だ。あまり言いたくない話だけどな。全員揃ってからの開始はそういう面からのお達しさ。」

 

超能力の開発とデータ収集を同時に行い管理する。合理的だね。

 

「...と言うわけで今から訓練場だ。訓練着を持って、廊下に自由で良いから整列。あ、真街のは後ろのロッカーに入ってるぞ。鍵は机棚の中だ。」

 

「あ、わかりました。」

 

 

「いやー、やっとか!」

 

「機械相手だったり研究者相手だったりはつまんなかったしねー。みんなの能力を間近で見られるのは楽しみだなー。」

 

「怪我とかしなければ良いんだけどね...。」

 

「ま、先生もいるし、"契約"もあるから大丈夫っしょ。」

 

「楽しみだ。」

 

「フンッ、おっせーんだよ始めるのが!」

 

 

えーと、このロッカーだね。

鍵を開けて...この黒い袋かなってデカっ。

 

「結ちゃん。大丈夫?」

 

「ああ、うん。以外と袋が大きくてね。」

 

「あー、まあ対超能力だし、色々機能が付いてる高性能な体操着みたいだからねー。」

 

「なるほど。」

 

 

「よし、全員いるな。訓練場向かうぞ。」

 

はーい。

 

ぞろぞろと並んで進んでいく。

一つ一つの教室が結構離れている。

超能力の暴走だったり、仕込まれている対超能力装備品の収納、

ダミーとかの為なんだろうな。

 

.........。

 

長い廊下を歩き、更に階段をずっと下っていく。

 

時々ある周辺の案内掲示板には、第一訓練場やら第三緊急救命室やら第四警備室やらごちゃごちゃしている。

 

ん、目的地だと思われる第一訓練場は地下深い部分にあるのか。

こりゃあ移動が面倒だなあ。

 

 

 

数分後。

 

 

「とにかく広い。」

 

「そうだねー!」

 

「桜もここは初めてなの?」

 

「うん、いつもは個別の訓練場だからね。こうやってみんなとは初めてだよ。」

 

「なるほど。」

 

第一訓練場だ。

 

とにかく広い。

 

壁の見た目はコンクリートで、床は土、天井はなんと数十メートルはある。

壁とか床は特殊なやつなんだろうが。めちゃくちゃ地味な場所だ。

 

「よし、着替えたら私が立ってる所に集合だ。急げとは言わんが手早くしろよ。」

 

はーい。

 

 

えーと、女性更衣室は...あった。

さっさと着替えちゃおう。

 

制服を脱ぎ、畳んで近くのロッカーに押し込む。

訓練着の袋のチャックを開け、引っ張り出す。

 

「うん、やっぱり真街さんってちっちゃいね。140有るか無いか位?」

 

「...突然ながら酷いなあ。...確か足立さん。まあ、140cmギリギリだけどさ。」

 

「わあ、名前知っててくれたんだ。神辺でいいよー。結ちゃん!」

 

「う...はぁ、わかったよ、神辺。」

 

(身長の割りに胸はあるんですね。)

 

(結構持ってるね。何が私は悪いんだろ...。)

 

変に絡まれないうちに着替えてしまおう...。

 

 

「それにしてもこの訓練着いい素材使ってるね。最新式の対刃防弾耐熱耐寒防炎防水防塵等々盛りだくさんだ。良く伸びるし体の負担も少ない。みんなの見るに能力の使用前提の服だ。...当たり前か。」

 

「そんなに凄い物なんですね...そういうのわかるんですね、真街さんって。」

 

「結構有名なブランドだよ...それも特別製だ。ロゴもあるしね。」

 

「うわあ...一着何円懸かってんだろ...。」

 

「6~7桁じゃないかな?これでも結構安い方だと思うよ。」

 

いつか見たカタログだと9桁越えも有ったしね。

 

 

 

「よし、全員揃ったな。」

 

数分もすれば先生の前には全員が揃っていた。

全員が黒緑の訓練着を着て、立っている。

 

「じゃ、超能力育成及び訓練、始めよう。」

 

 

よろしくお願いします!

 

さてさて、何から始まるか。

 

「うんうん...ほう、Lv.9ね。」

 

加原先生は大量の付箋の付けた、分厚過ぎるファイルを開き何かを調べているようだ。

...あ、(察し)

 

「真街。」

 

「はい。」

 

「入学早々悪いんだが、一戦付き合えるか?」

 

...やっぱりか。

 

「...なぜ僕がですか?」

 

「そうですよ先生!なんで結ちゃんなんですか?」

 

 

確かにな。

 

低Rankだからとか?

 

まあ、先生がなんのために一戦頼んだかまだ聞いてないからわからないじゃん。

 

 

「あー、一番制御レベルが高かったのが真街だからな。結構凄いぞ?器用さで言ったら私以上かもな。」

 

 

「「「「「「「え!?」」」」」」」

 

全員の顔がこっちを向く。

 

「...結ちゃんの能力Lvって幾つなの?」

 

代表なのか桜が聞いてきた。

 

...まあ、いいか。

 

「...両方Lv.9。」

 

 

 

「「「「「「「ああ、納得。」」」」」」」」」

 

え?

 

「ど、どういう意味?」

 

「だってさ、ただ単純にマルチホルダーってだけでAクラス来るわけないじゃん。何かしらここに所属させられる理由があるわけで...両方Lv.9なら納得。英雄一歩手前じゃん。Lvで言ったらだけど。」

 

なるほどね~。

 

だからかー。

 

ハッ、LvよりRankだ!どんなに器用でも力がねえと意味無えなあ!

 

こらっ、Lvで4も負けてるからってそんなこと言わない!

 

Lvは才能ならず。努力にて高みへと上がるもの。真街の"強さ"、興味が湧いたぞ。

 

おお、覇天が珍しく興奮してる...。

 

「凄いんだねえ!結ちゃん!Lv.9なんて!」

 

「...ああ、うん。」

 

みんなの価値観、ずれてるなあ。

それほどこのクラスは、化け物揃いってことなんだろうけど。

 

 

「まあ、そういうことだ。レクリエーションみたいなものだと思っていいぞ。しかも真街の超能力を、みんなまだ見たこと無いしな。仲間の超能力の理解は最も優先すべき事だ。」

 

「...桜、みんなの超能力を使っているところって見たことあるの?」

 

「うん、みんなでそれぞれの個別訓練の録画を見て、能力の使い方や対処方法とかをグループで考えたりする授業があったの!」

 

「なるほど、ありがとう教えてくれて。」

 

 

「そういうことで真街、一戦付き合えるか?」

 

......はぁ。

 

「ええ、...手加減お願いします。」

 

「勿論だ。じゃあ、早速始めるか。中央辺りまで行こう。皆はもしものために壁際の待機席に座っていつでも防御できるようしといてくれ。危険だったらすぐ防御壁を立ち上げるんだ。」

 

はーい。

 

 





普通はこんな手軽くバトルつもりはありませんでしたが、できるだけ早めに戦闘方法を固定(作者が迷いに迷ってるため)しておきたいので次回バトります。
遅くてごめんなさい。(ちょっと急展開過ぎてこれでいいか迷ってた)

まあ、理由付けならたくさんあるので御都合主義とまではいかないですけど。
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