Cの陰謀   作:ワタリ3@ぼちぼち浮上

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リメイク版です。
最新話更新の前に、より話のクオリティを上げる為、順次リメイク版を投稿します!
不要な部分を削除する関係で、一部話の展開の変更や、設定変更が有りますが、根本的なストーリーは変わらないので、見直さなくてもOKです。



EP1 転生するC/目標を定める R

「流牙おにーちゃん!こっち!」

 

「あまり走るなよ来人!」

 

 

心地良い風が吹くのどかな公園

巨大な風車の建造物を背景に、俺は愛弟である()()と2人で鬼ごっこをして遊んでいた。

 

俺の名前は園咲流牙……園崎来人_後のフィリップの兄にして

 

園咲家第三子の長男で……転生者だ。

 

前世で事故死してしまった俺は何故か仮面ライダーWの世界…つまり風都に転生してしまい園咲家の一員として生を受けた。

 

園咲家……すなわち悪の組織『ミュージアム』

まさかの悪役からのスタートである。

 

確定はしてないが……。

 

平成ライダーで一番好きな作品『仮面ライダーW』の世界に転生したのは嬉しいが_まさか原作で存在しないフィリップの兄という立場で産まれてくるとは思わなかった。

 

このままで行くと、敵幹部としてWの怪人である『ドーパント』になり暗躍する事になる。

 

俺としては普通の風都市民に生まれ、警察官辺りに就職し、クウガでいう一条薫ポジになってWの2人を支えたかったなーと思っていたが、仕方がない。

 

今の俺にできる事を考え、今後の目標を定めよう。

 

まず一つ目の目標……生き残る事。

これは絶対だ。せっかく転生したのにまた死ぬなんてごめんだ。

園咲家の未来は暗く、生き残るのはフィリップと飼い猫のミックだけである。

 

父はダブルに倒され、燃える屋敷に残り。

母は娘の腕の中で力尽き。

長女は妹を守るために散り。

次女も弟を生き返らせる為にこの世をさった。

 

つまり俺も最終回近くのエピソードで、何かしらの理由で死ぬ可能性は高いという事だ。

 

どう回避するかは今後の様子を見て考えよう……。

 

 

 

 

そして二つ目……これが()()()()()()というか計画になるな…。

 

 

 

 

尻彦……またの名を園咲霧彦さんを仮面ライダーにする事!!

 

 

名付けて()()()()()()()()()()()

 

 

 

仮面ライダーWファンなら誰しも妄想したであろう(偏見)IFライダー『仮面ライダーナスカ』を誕生させる計画である。

 

Wの中盤あたりで、照井と交代という形で退場する事になった彼は、初め誰もが“二号ライダー”になるのでは無いかと考察、期待されていた。

 

実際、風都愛を持っている点で、翔太郎とは意気投合していた。

 

だが妻の冴子のDVによって命を落とし、仮面ライダーになる事もなく命を散らしてしまい、仮面ライダーナスカは妄想の中の幻の存在となってしまった。

上手く彼を生存させ、“仮面ライダー”になるように俺が裏で舞台を整えれば

 

『仮面ライダーナスカ』誕生も夢では無い!!

 

その為にも、ダブルやアクセルのガイアメモリ、ガジェットの開発者である『シュラウド』こと園咲文音……つまりは自分の母親とは親密な関係を築き、仮面ライダーを開発できるほどの技術力を習得しなければならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

数年後

原作通りに歴史は進んだ。

 

フィリップは地球の記憶に繋がる例の泉に落ち、データ人間として帰還し、園咲琉兵衛は彼を利用したガイアメモリ開発、売買する裏組織『ミュージアム』を立ち上げた。

 

そこからガイアメモリ開発本格的にスタートした。

 

まだ子供だった俺は、ミュージアムとはあまり関わりを持たせてくれなかったが、母や父に何度か頭を下げ、幼いながらも母の助手として開発を手伝わせてくれた。

 

 

「お母様見てください!」

 

『スネーク』

 

蛇のイラストが入った擬似メモリを腕時計型のガジェットに挿し、蛇の機械人形へと変形した。

 

そう、これは俺が初めて開発した、オリジナルのメモリガジェットシリーズ_名付けて『スネークウォッチ』だ。

 

おいおいその技術は役に立つだろうと、俺は母の研究データや設計図を盗み来て、学習し、自力で開発出来る様になるまでになった。

 

母に自慢しようと見せびらかすが…彼女はどこか上の空だった。

 

「お母様?」

「え?あぁ…ごめんなさい流牙…少し考え事をね。」

 

何か悩んでる様だった…まぁ言われなくてもわかる。

多分来人の事だろう。

 

ミュージアム……園咲琉兵衛は彼を道具の様に扱いガイアメモリ開発に力を入れていた。

原作通りに母は、来人の解放を望んでいるのであろう。

 

 

「やぁ、流牙…調子はどうかな?」

 

母の研究室に園咲琉兵衛が現れた。

 

「お父様」

 

「あなた!」

 

母は父を睨みつけた。

 

「流牙…少しお父さんと話があるから今日はお家に帰りなさい。」

 

そうだ、この場面はよく覚えている。

 

「わ、分かりましたお母様。」

 

俺は研究室を出ると見せかけて、扉の前に立ち会話を盗み聞きする。

やはり琉兵衛と母は来人の事で言い争いをしていた。

 

「あなた!いい加減来人を道具扱いするのはやめてちょうだい!」

 

『テラー』

 

園咲琉兵衛に対して深い恨みを抱くことになる、シュラウド誕生の場面だ。

研究室に彼女の悲鳴がこだました。

 

 

 

 

 

 

 

次の日俺は母の元を訪れた。

 

「お母様…その顔。」

 

「見ちゃダメ」

 

母の顔はミイラの様に、包帯でぐるぐる巻きになっていた。

誰もが知るシュラウドの姿になっていた。

 

母はキャリーケースに研究データの書類や、衣類などを入れ、身支度をしていた。

 

「…父様に何かされたの?」

 

「……。」

母さんは答えない。

それはそうだ、子供に父親にDVされたとは言えるわけない。

重い空気の中無言で身支度を進める母……いやもうシュラウドと呼ぶべきか。

 

「母様、どっか行っちゃうの?」

 

「……。」

 

図星を突かれ動きを止める……。

彼女がいつかこの園咲家をを出ていく事はわかっていた……

 

そうだ!

 

シュラウドと一緒に行けばもしかしたら敵側ではなく

仮面ライダーWのサポートキャラとして立ち回れるかもしれない。

 

そうしたらロストドライバーやアクセルドライバーの開発データが手に入る可能性があり、仮面ライダーの活躍も近くで見る事ができるかもしれない。

 

さっそく行動に……。

 

「母様が行くなら僕も一緒に……」

 

「ダメよ流牙!貴方もあの人に狙われる。辛いけど……来ちゃダメ。」

 

ダメだった。そりゃそうだ。

俺もミュージアムの事は知り尽くしている、狙われるのも無理はない。

 

 

「母様……。」

 

「大丈夫、私はいつだって流牙の事を想っている……全てが終わったら絶対に貴方を迎えに行くわ……だから……だからそれまで。」

 

俺はシュラウドを止めるつもりはない、彼女無くして仮面ライダーWは始まらない。

 

 

 

「母様……気をつけて」

 

俺は出ていくシュラウドを窓から見送った。

 

登場してほしい平成2期、令和ライダー(外伝執筆の参考にします)

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