Cの陰謀   作:ワタリ3@ぼちぼち浮上

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映画見返してたけど神父腹立つ。


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EP13 劇場版編 仮面ライダーW リビングデッド Part5

 

かつて組織の施設があった小島…

今は瓦礫の山しかない寂れた場所に翔太郎の姿があった。

 

この場所は初めて翔太郎とフィリップがダブルになった場所であり。鳴海荘吉が亡くなった場所でもあった。

 

彼の遺体はなく、墓もない。

翔太郎はここを訪れば必ず花束を手向け、あの日の失態を呪いながら恩師の死を嘆く。今の彼は、蘇った鳴海荘吉に自分を否定され、全てを失ったような感覚に陥り途方に暮れてた。

 

この場所に来れば気が晴れると思った翔太郎であったが、思い出すのは鳴海荘吉の死の瞬間だけであった。

 

「墓参りのつもりかい?鳴海荘吉の…。」

 

事務所にいるはずのフィリップが現れ、驚く翔太郎。

 

「お前…どうして?」

 

翔太郎の問いに答える様、海岸に停めてある“ハードスプラッシャー”に視線を誘導させる。

 

「死体も見つからないのに気休めだな。」

 

事務所を飛び出す際に被っていなかった翔太郎の帽子を、片手で回しながら、懐かしそうに施設があった瓦礫の山を眺めるフィリップ。

 

そして小馬鹿にするように翔太郎を煽った。

 

「ハーフボイルドな君らしい。」

「なんだと!」

 

激怒した翔太郎に胸ぐらを掴まれたフィリップは何処か懐かしそうな表情をする。

 

「ここで初めて出会った時も、こうやって胸ぐらを掴まれたっけ。思い出したまえよ翔太郎。僕たちが初めて仮面ライダーになった、あの始まりの夜…ビギンズナイトであったことを。」

 

ぱっとフィリップの胸ぐらを離した翔太郎は、あの夜を思い返す。

 

「…俺がちゃんと、言われた通りにやっていたら…あの日おやっさんは死んでなかった。」

 

ダブルに初めて変身し、全てが始まった夜_ビギンズナイト。

 

鳴海荘吉が受けた運命の子(フィリップ)の救出依頼…

未熟だった翔太郎は自分勝手な行動をし、運命の子をガイアタワーに閉じ込め救出を困難にしてしまうという失態を犯した。

それが仇となり鳴海荘吉は逃げる際、敵の凶弾に倒れ死亡した…。

 

全て自分の勝手な決断が招いたこと。

 

「あの日の罪を償いたい一心でここまで戦ってきた…。」

 

街を守ることで、ダブルとして戦うことで償いたかった翔太郎。

だが償いたい人に全てを否定され、戦う意味を、探偵を続ける意味を見失う。

 

「まだ、君の知らないビギンズナイトが一つだけある。」

 

親指をたて、翔太郎の記憶に補足をするように。フィリップは自分の罪を告白した。

 

 

_

 

ガイアタワーに閉じ込められた後、地球の本棚でフィリップは鳴海荘吉と会っていた。

 

『お前は今まで一つでも、自分で決めて何かをした事があるか?』

 

そう問われたフィリップは、操り人形のように生き、自分の意志で決断をした事がないことに気が付く。

 

『じゃあ今日が最初だ。自分自身の決断でこの暗闇の牢獄を出ろ。そして自由になってから…

 

 

     ”お前の罪を数えろ”』

 

 

 

僕の…罪

 

閉じ込められる前自称ハードボイルド(左翔太郎)が“自分のせいで街が泣いている”と言っていたことを思い出す。

 

『お前さん、名前は?…無いか。じゃあこう呼ぼう。”フィリップ”_フィリップ・マーロウ、俺の大好きな男の中の男の名前さ。奴は自分の決断で全てを解決する。』

 

 

…決断。

 

 

 

その後、鳴海荘吉が目の前で死に、翔太郎が泣き叫ぶ姿を見て、“決断”しなかった事で生まれた自分の罪を初めて感じたフィリップ。

翔太郎が言う”街を泣かせる”と言う事はこういう事だと翔太郎を見て理解した。

 

 

 

_

 

「君の罪は勝手な決断をした事。僕の罪は決断をせずに生きてきた事だ。」

「…フィリップ。」

「僕たちは一つになって二人の罪を償い続ける義務がある。…だからダブルになったんだろう?」

「お前、俺にそれを思い出させる為に、此処へ。」

「君が居なければ続けられない。…あの日と同じ事を今もう一度聞くよ翔太郎?」

 

あの夜の問いをもう一度、翔太郎に。

 

「これからも、“悪魔と相乗り”する勇気…有るかな?」

 

翔太郎の帽子を差し出す。

 

 

「…!」

 

決意を込め、力強く帽子を受け取った翔太郎は深くそれを被った。

 

 

 

 

 

 

 

 

調査を再開した亜樹子は、睦月安紗美が依頼を取りやめた理由を探るために、彼女の後を追いかけていた。

道中、フィリップからドーパントの正体があの墓地で会った神父だと連絡が入り、その数分後、その神父が安紗美と接触している場面に出くわし亜樹子は不穏な空気を察知する。

 

依頼者を守らなければ。

 

危険を顧みず、彼女達が入ったであろう教会に足を踏み入れる。

 

「一人では危険ですよ。」

 

聞き覚えがある声が彼女を呼び止め、亜樹子は振り向くと

そこにはスーツ姿の園咲流牙がいた。

「流牙君?!」

「こんにちは亜樹子さん。貴女もここに辿り着きましたか。」

「ど、どうしてここに?!」

「『闇と静寂の会』会長…あの人がドーパントの正体らしいです。」

 

流牙も依頼を聞いたあの後に、独自で調査していたと亜樹子に告げる。

 

「うん、翔太郎君達も分かったみたい。」

「彼らは?」

「今ここに向かっているよ。」

「彼女を追うんでしょ?お供しますよ。」

 

流牙と共に忍び足で教会に潜入する亜樹子。

すぐに神父と安紗美の姿を確認する事ができた。

 

 

「ここでお待ちください。」

 

 

神父がその場を後にし、その隙をついて二人は安紗美と接触した。

 

「亜樹子さん!っと確か事務所に居た。」

 

二人の突然の登場に驚く安紗美。

 

「園咲流牙です。」

「安紗美さん!なんで連絡くれなかったの?アイツはねドーパントなのよ?」

 

安紗美は首を横に振る。

 

「…良いんです。」

「え?」

「あの人が普通の人間では無いって知っています。…それでもお姉ちゃんと一緒に暮らしたいです!」

 

「…死んだ人は、もう帰ってこないよ!」

 

故人を思う気持ちは痛いほど分かる亜樹子。

しかし怪しげな怪人の力を頼りにするのは危険だと、彼女の目を覚まさせようとする。

 

「知ったな?私の正体を」

「二人とも!!」

 

戻ってきた神父が安紗美と亜樹子を襲おうとした瞬間、流牙が二人を庇うように乱入し神父を殴り飛ばす。

 

「っぶほ!?」

 

「え!?」

「りゅ、流牙君!?」

 

綺麗な曲線を描きながら床に転がり落ちる神父。

強烈な一撃を放った青年に対し、二人は信じられない物を見たかのような視線を向ける。

 

 

「鍛えてますから…ッシュ…てね。オラァ立て!」

 

 

倒れた神父の胸ぐらを掴み、これでもかと顔面を殴りつける流牙。

 

「ひぇーーーーー!!」

 

神父は棺桶が並ぶ会場へ逃げ込み扉を閉めるも、流牙はその扉を超人的な力で蹴り破り、再び神父の胸ぐらを掴み殴り飛ばす。

 

もはや暴力団員である。

何故流牙はこうも神父に対し暴力的なのかは…シンプルに彼が“ロベルト志島”の事が大嫌いだからである。

 

「し、神父を殴るとは、な、なんとも罰当たりな。」

「罰当たり上等。」

 

顔はアザだらけ。

口内を切り、口元に血を滴らせながら流牙を睨む神父。

 

しかし彼の顔をはっきりと見た途端、顔色を悪くする。

 

「っひ、貴方は…!?」

 

神父とは特に面識が無いハズの流牙。

自分を知ってそうな態度をとる神父に疑問を抱きながらも、悪趣味な会場を眺めた。

 

「へぇ。ここが『闇と静寂の会』の会場ね?」

 

会場には数多くの棺桶が並んでおり、中には行方不明となっている人物の遺体が多く眠っていた。

 

「こうなったらお前達もここで眠れ!」

 

ガイアメモリを取り出した神父。

 

『@;<>>“\!!!!』

『(/「/)@「!!』

 

「な、なんだ!?」

 

メモリを刺そうとするも、飛んできたバットショットとスタッグフォンに妨害される。

 

 

「そこまでだ『闇と静寂の会』の会長”ロベルト志島”!!

 

 

いや……”ダミー・ドーパント”」

 

 

翔太郎とフィリップが会場に現れ神父を睨んだ。

 

「な!?」

「え、デス・ドーパントじゃないの!?」

 

フィリップが本を開き、神父の正体を明かす。

「白いスカルがヒントをくれた。『デス』はミスリード。ダミーは死者を蘇らせるのではなく、他人に成りすます能力だ。『闇と静寂の会』とは愛する者の死を利用し、相手を誘き寄せる為の罠。要人になりすまして人生を謳歌するためのね。」

 

本来ならまだデス・ドーパントと勘違いしていた場面であるが、白いスカルが残した『奴は死を操る能力なんかじゃない。』という言葉を受け、彼の正体とガイアメモリの能力を地球の本棚で検索することができた。

 

「そ、そんな!?」

「な、なんてクズ野郎なの!!」

 

このまま彼の言いなりになっていたら命が危なかったと戦慄する亜紗美と、その悪行に激怒する亜樹子。

 

 

「くそ、バレたなら仕方がない!」『ダミー』

 

追い詰められた神父はダミーメモリを刺し、能力を使って鳴海荘吉に変身する。

 

「俺の能力は成りすましだけじゃない。その人が持つ能力もコピーできる。」

 

『スカル』

 

そして仮面ライダースカルに変身すると、翔太郎とフィリップを睨んだ。

 

『お前に師匠である俺が倒せるかな?』

 

以前、ダブルを完膚なきまでに倒した黒いスカルこと偽スカル。

しかし今の翔太郎は以前と違う。

 

「所詮は偽物だ。本当の…本物のおやっさんは俺の胸の中で生きている。…例え相手がおやっさん本人でも、俺は教えを守り、依頼人の為に…おやっさんと戦う!」

 

本物であっても、鳴海荘吉の生き様を思い出した翔太郎は依頼主のために戦えただろう。ダブルドライバーを装着しジョーカーメモリを取り出す

 

『…!!なんなんだお前は?!』

 

「俺は、いや俺達は…」

 

フィリップは翔太郎の右側に立ち、二人は目を合わせ頷く。

 

「鳴海荘吉の忘れ形見。二人で一人の探偵で…仮面ライダーだ!!!」

 

「いくぜフィリップ!」 『ジョーカー!』

「ああ!」 『サイクロン!』

 

メモリを起動し二人でWの文字を描く。

 

「「変身!」」

 

『サイクロン!ジョーカー!』

 

ドライバーにメモリを挿し展開、翔太郎の姿は仮面ライダーWへと変わり、鳴海荘吉から受け継いだ決め台詞を言う。

 

 

 

 

 

 

『『さぁ、お前の罪を数えろ!!』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダブルと偽スカルが戦闘を始め、彼らが屋外に出た隙を狙い蚊帳の外のいた流牙は安紗美を安全なところに避難させる。

 

「やっぱかっこいいな二人は。…安紗美さんは任せて。」

「お願い流牙君、どっこいしょ!!」

 

精神の抜けたフィリップの体を背負い、ダブルの後を追いかける亜樹子

流牙も安紗美を連れ教会を脱出するもある人物達が偶然目に入り、身を屈める。

 

「アレは…姉さん達。」

 

 

 

『タブー』

『ナスカ』

『クレイドール』

 

映画本編では三人が乱入してたなと思い出す流牙。

どういうわけか幹部3人相手に一人で撃退できたダブルだが、不測の事態を想定し流牙はある人物に連絡を入れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ヒート!ジョーカー!』

 

『ぐぉ!!』

 

ヒートジョーカーの熱い拳で偽スカルを殴り飛ばすダブル。

もう彼に迷いはなかった。

 

『何故だ。俺はお前の師匠だぞ、何故お前に勝てない!』

『当然だ!能力は同じでも、そこにおやっさんの意思はない。…そんなんじゃ本物以下だ!!』

『ぐぁあーーーー!』

 

怒りの炎を込め偽スカルを殴りつけるダブル。

全身に火が回り、燃える偽スカルの姿は次第に映像にノイズがかかったようにブレ初め、ついに正体を表す。

 

『畜生…ってアレ?』

 

『あ?』

 

その正体はのっぺらぼうで特徴が無い地味なドーパント。

 

「うわ、アレが正体!?うーわしょっぼ。二人ともやっちゃって!!」

 

変身した者の能力を使うダミー・ドーパント。だが、今の状態ではただの能無しであった。

 

止めを刺そうと握り拳を作るダブル。

 

『言われるまでもねぇ……ってうぉ!?』

 

すると別方向からエネルギー弾が放たれ、ダブルの攻撃が妨害されてしまう。

 

 

「あなた方は!?」

 

『貴方の能力なかなか使えそうだし、特別に助けてあげるわ。」

『感謝したまえ。』

『決着をつけてあげるわ。仮面ライダー。』

 

ダミー・ドーパントの前に並んだのはクレイドール・ドーパント、ナスカ・ドーパント、タブードーパントの幹部級のドーパント達。

先程のエネルギー弾はタブー・ドーパントの攻撃であった。

 

『幹部級のドーパントがこんなに!?』

『やるしかねぇ。亜樹子は下がってろ!』 『メタル!』

 

『ヒート!メタル!』

 

多数相手に対処できる”ヒートメタル“にフォームチェンジしたダブルは、メタルシャフトで熱風を放ちながら牽制し、なんとか攻防を繰り広げるも、三体の幹部級ドーパント相手に苦戦を強いられる。

 

『っく!』

 

3体のドーパントから放たれるエネルギー弾をメタルシャフトで弾き返すダブル。しかし、跳ね返った流れ弾が、フィリップの体を背負い無防備な状態の亜樹子へ向かっていく。

 

『亜樹子!!!』

 

「うわーーーー!!」

 

全力で逃げる亜樹子、しかし段差に躓きフィリップの体重もあいまって転んでしまう。

 

もうだめだ…そう思ったその時。

 

『っと!!』

 

白い影が身体を盾にし、流れ弾から亜樹子を守る。

 

『…大丈夫か?』

「あ、貴方は…あの時の」

 

包帯の様なマフラーとつばの裂かれた白いハット。

目の前に立ってたのは偽スカルと戦っていた白い仮面ライダースカル。

 

 

『彼が白いスカルか。』

『お前…助かったぜ!』

 

初めて白いスカルを見たフィリップは興味深そうに彼を見つめ、翔太郎は亜樹子が助かった事に安堵し白いスカルに礼を言う。

 

『白いスカルですって!?』

『まさかもう一人仮面ライダーが出てくるとは…面白い!』

 

タブー・ドーパントはかつて葬った相手が現れた事に驚き

ナスカ・ドーパントは別の仮面ライダーの登場に闘争心が湧き立つ。

 

『お前は下がってな』

 

白いスカルは亜樹子の頭を撫でるとドーパント達を睨み、銃弾を放ちながらダブルの元へ駆け寄る。

 

「……お父さん?」

 

頭を撫でられた亜樹子は幼い頃、同じように父親に撫でてもらったことを思い出し、白いスカルの背中に父親の面影を感じた。

 

 

 

 

 

 

『…マシな面構えになったじゃねーか?』

 

ダブルの右側に並んだ白いスカルは、以前と比べ格段に雰囲気が良くなった翔太郎に感心する。

『…ああ、すまねーな無様な姿を見せちまって。俺はおやっさんの教えを守って戦う…もう迷わねぇ。」

『ほう。』

 

返事は短いが。翔太郎の決意に何故か嬉しくなるスカル。

 

『…なぁ、あんたは…おやっさんなのか?』

翔太郎はずっと思っていた疑問を投げかける。

『翔太郎。だから鳴海荘吉は…。』

『言っただろう。俺はただの髑髏だ…今は戦いに集中しろ。』

『まぁいい、正体はいずれ暴くさ。今は力を貸してくれ。』『トリガー』

『そのつもりだ。』

 

『ヒート!トリガー!』

 

白いスカルはスカルマグナムWを、”ヒートトリガー“に形態を変えたダブルはトリガーマグナムを構え同時に攻撃を放ち、三体のドーパントを分断する。

 

 

 

 

 

『髑髏の仮面ライダー!お手合わせ願おうか!』

 

スカルはナスカ・ドーパントを誘き寄せ、一対一に持ち込む。

ナスカ・ドーパントの斬撃を喰らいながらも、その高い耐久性を活かし強引に接近、近距離でスカルマグナムWを撃ち込む。

 

『っく。やるな!これなら!』

 

空を飛びスカルの銃弾を避けつつエネルギー弾を浴びせるナスカ・ドーパント。

 

『甘いな若造。』

 

白いスカルは鼻で笑いエネルギー弾を回避すると、白いマフラーを伸ばしナスカ・ドーパントの足に巻き付かせる。

 

『なに!?』

 

巻きついたマフラーを切り落とそうと剣を振るうが、剣にもマフラーが巻きつきミイラ状態になったナスカ・ドーパントは地面に引き摺り下ろされる。

 

『スカル!マキシマムドライブ』

 

チャンスを逃さないようマキシマムドライブを発動させるスカル。

 

なんとかマフラーの呪縛を解き、スカルマグナムWから放たれた巨大なエネルギー弾を剣で受け止めたナスカ・ドーパントであったが、耐えきれず、タブードーパントの元まで吹き飛んでしまう。

 

『ぐぁ!!』

 

『まぁ。』

『アナタ…なんて役ただずなの!?』

 

ダブルと戦っていたタブー・ドーパントとクレイドール・ドーパントは、ナスカ・ドーパントの男気のない、情けない姿に失望する。

 

『す、すまない!』

 

剣を杖になんとか立ち上がるナスカ・ドーパント。

 

『トリガー!マキシマムドライブ!』

 

『『トリガーエクスプロージョン!』』

 

だがそこに追い討ちをかけるように、トリガーマグナムから放たれる超高温の火炎放射が三体のドーパントに襲いかかる。

 

『『っく!!』』

 

クレイドール・ドーパントとタブー・ドーパントは後ろに飛び、なんとか回避するも、ダメージが蓄積しているナスカ・ドーパントは動けないでいた。

 

『しま…。』

 

 

 

 

『義兄さん!!』

 

 

突如、地面から巨大化な”コブラの怪獣“が現れナスカ・ドーパントのマフラーを咥えると、そのまま穴の奥へと引き摺り込み火炎放射を回避する。

 

 

 

『あっち!!』

 

攻撃はそのままダミー・ドーパントに当たる。

しかしダミー・ドーパントはしぶとく、その場から逃げ出し、目の前にあったトラックから着想を得てタイヤに変身すると、そのまま逃走した。

 

 

『あの恩知らず!逃げ出したわ!!』

 

ダミー・ドーパントに激怒するクレイドール・ドーパント。

 

 

『追うぞ!』

『ああ、逃さねぇぞ地の果てまでも追ってやるぜ!』

 

『サイクロン!ジョーカー!』

 

幹部級のドーパントよりもダミー・ドーパントを優先したダブルとスカル。

それぞれ専用バイクを呼び出し、ダミー・ドーパントを追いかける。

 

 

 

 

 

 

 

 

『大丈夫ですか義兄さん。』

「流牙君…助かったよ。」

 

ナスカ・ドーパントこと霧彦を助けたのは巨大蛇に変身したコブラ・ドーパントであった。流牙はスカルの攻撃をまともに受けボロボロになった霧彦をベンチに休ませる。

 

「…情けない姿を見せてしまったね。…冴子にも失望されたかな。」

『あんな冴子姉様(DV女)の事は気にしないでください。今迎えが来ますから、それまで体を休めて。』

「じ、実の姉にな、なんと言うことを言うんだ流牙君…いっつ」

『はいはい、治療は帰ってからしますから。今は大人しくしてください。』

 

流牙は立ち上がり、いつに間にか停めてあった自分のバイクに跨る。

するとバイクはコブラメモリの力に反応し灰色から紫に変色、アッパーカウルがコブラを彷彿とさせる造形に変化しコブラ専用バイク『コブラチェイサー』が完成する。

 

「ど、何処へ?」

 

『クライマックスを見にね。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長い逃走の末、スカルマグナムWの銃弾が命中したダミー・ドーパントは風都の郊外にある採石場跡地に飛ばされる。

 

 

『グアぁ!!!!!」

 

変身が解け、神父の姿に戻った彼は右腕を押さえながら不気味な笑顔を浮かべてゆっくり立ち上がる。

 

『追い詰めたぜ、さぁ大人しく投降しろ。』

 

「…っくふふ…あーはははははははは!」

 

『なにがおかしい!?』

 

「手加減してやったのに、調子に乗るなよ仮面ライダー共…今から…真の恐怖を味合わせてやる。」

 

懐から銀色のアダプターを取り出す神父。

アダプターの正体を知っているスカルは眉間に皺を寄せた。

 

『アレは強化アダプター』

『強化アダプター?』

 

フィリップが聞き返す。

 

『ガイアメモリの能力を上げるアイテムだ…使う気だ、気を引き締めろ!』

 

 

『ダミー、アップグレード』

 

「うぉぉぉぉおおおおおおおおお!!!!!!」

 

強化アダプタを付けたダミーメモリを刺した神父。

空が厚い雲に覆われ、採石場跡地のあちこちに雷が落ちる。

 

 

 

 

 

『これが、ダミーの…真の力だぁーーーーー!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ムービー大戦キャンセル!!

クライマックスはいつもの採石場!

次で映画編最終回です!

登場してほしい平成2期、令和ライダー(外伝執筆の参考にします)

  • オーズ
  • フォーゼ
  • ウィザード
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