爆転ニギリ スシブレード:ファンタジア ~The Lucifer Ascension~ 作:Mr.後困る
魔王が逃走しシャリ王国への侵攻が収まった。
しかしコメドコロセンターの玉座の間では緊張感が走っている。
「この椅子、 固いな」
玉座に座るは親方”闇”。
シャリーダ12世は既に殺害されている。
「・・・・・何故父上を殺したのですか?」
勤めて冷静に尋ねるワサビ。
主を殺された近衛が襲い掛かり、 いとも容易く殺害したのだ。
ヘタな事を言うと殺される、 ならば対応もこうなるだろう。
「俺を呼んだから」
「・・・どういう事でしょうか?」
「お前さ、 自分が家でのんびりしていて突然引っ張り出されたら怒るだろ?
つまりそう言う事だ」
「・・・・・」
「つまりムカついたから打っ殺したと?」
恭順の意を示したバリゾーゴンが尋ねる。
「そうそう、 魔族の方が物分かり良いじゃ無いか」
「ははは・・・」
乾いた笑いをするバリゾーゴン。
「俺は強いから王様になる、 別に王様になりたいって訳じゃないが」
「ならば私が代わりに王座に座りましょう」
ヴィネガーの影武者が宣言する。
「あ?」
「面倒ならば私が貴方様の代わりに玉座に座りましょう
勿論、 貴方の指示は全て聞きます」
「全て・・・ね」
「貴様!! 王族としての誇りは無いのかヴィネガー!!」
ボグルが叫ぶ。
「いや、 お前さ、 人さらいしている時点で誇りとか無くね?
何言ってんのお前?」
心底軽蔑した眼で闇がボグルを見る。
「俺は人殺しとかしても人殺ししたなって思うよ?
でも人殺しが良い事だって思った事は一度も無い強いて思っても
弱い奴が悪い位だ、 それなのにお前人さらいしても誇りとか言われても・・・ねぇ?」
「確かに冷静に見ると異世界転生って人さらいだわ」
闇とブタ面の男が笑い合う。
「御二方の戦いを見ました」
ヴィネガーの影武者が呟く。
「ほう、 後ろで引っ込んでいたと思ってたら」
「えぇ、 見た所、 お二人の使う技は同じ様に見受けられます
もしも宜しければ私にもお二人の技を伝授して頂きたい!!」
「好印象だぞ、 小僧、 それにお前の心に闇を感じる」
「闇・・・ですか?」
「そうだ、 お前みたいな王子様が
恵まれた環境の奴がそんなに強い闇を宿すのは珍しい」
「・・・・・」
ヴィネガーは黙っていた。
「良いだろう、 俺達闇寿司の傘下に入る事を認めてやろうじゃないか」
「さっきから聞いて居れば勝手な事を!!」
ワサビが立ち上がる。
しかしワサビの足元にハンバーグが撃ち込まれる。
「勝手で何が悪い、 俺の方が強い」
「くっ・・・」
歯軋りをするワサビだった。
「さてと、 では弟子になった・・・名前なんだっけ?」
「そうですね・・・新しく玉座に座るからシャリーダ13世とお呼び下さい」
「貴様っ!!」