爆転ニギリ スシブレード:ファンタジア ~The Lucifer Ascension~   作:Mr.後困る

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マジふざけんな

「サーストン殿、 よろしいのですか?」

「何が?」

 

コメドコロの地下の秘密工房で集まるサーストンと部下の宮廷魔法使い達。

 

「無断で邪神を召喚するなんて正気の沙汰じゃないでしょう」

「甘いわね、 連中が使うスシブレードという物の力は強大なのよ

こっちも力を得なければならない」

「だからと言って邪神を召喚するのは危険過ぎます」

「ふん、 確かに力を利用しようと思ったら危険ね

だが今回は力を一方的に搾取するのよ」

「力を搾取?」

「そう、 スシブレードのスシとは本来魚とか海鮮料理の事を言うらしいの

私が呼ぶ邪神はくとぅるふ、 タコの邪神、 コイツを狩ってスシブレードとする」

「そう上手く行くでしょうか?」

「幾ら邪神とは言え呼び出された直後に

我々の魔術の集中砲火を食らわせれば倒せるはずだ

さぁ始めるぞ」

 

宮廷魔法使い達は邪神召喚の儀式を始めた。

冒涜的な祝詞を唱えながら、 生贄の家畜を血に染め上げて邪神が魔方陣から現れる。

 

「・・・・・」

 

邪神がその身を表す、 くとぅるふと呼ばれた邪神はタコの様な姿をした

大きな人型の生き物だった。

 

「あのさ」

「う、 うわああああああああああああああああああああああああああ!!!」

「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

「あああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

 

次々と狂った様に叫ぶ者、 狂った様に逃げる者、 狂った様に魔法を唱え攻撃する者。

対応は様々だが邪神を見た途端に皆精神崩壊した。

 

「あぁもうめんどくさいなぁ!!」

 

魔法を触手の一本で撃ち落として振り払う、 触手の一本が落ちた様だが

さして意に介さない。

 

「全員沈まれ!!」

 

邪神の一喝で皆、 止まった。

邪神の精神関与能力なのか如何かは不明だが邪神の一喝で皆平静を取り戻した。

 

「で、 何? 何の用? もう人間と関わり合いになりたく無いんだけど?」

「あ、 貴方様の体の一部を下さい」

 

サーストンが精神崩壊しかかりながら言葉を絞り出す。

 

「あ、 じゃあ今千切れた触手あげるから、 それで良いね?」

「は、 はい」

「じゃあ帰るからもう二度と呼ぶなよ」

 

邪神はそう言って帰って行った。

 

「・・・・・」

 

サーストンは触手を拾うとケタケタと笑い始めた。

画してサーストンは自身の正気と引き換えに邪神をスシネタにする事に成功したのだった。

 

正気を失ったサーストン達が秘密の工房から出るのはもう暫く後である。

正気を失った者が外に出るのは難しい構造なのだ。




登場したSCP
SCP-2662 - くとぅるふ ふっざけんな!
http://scp-jp.wikidot.com/scp-2662
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