爆転ニギリ スシブレード:ファンタジア ~The Lucifer Ascension~   作:Mr.後困る

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カラースプレー・サービス

サイが街並みを歩くと死者が時たま発生するが概ね平和な街だった。

街並みを歩いて調べると普通の街の様な生活環境になったのは

結局の所、 普通に生活した方が楽、 という結論になったかららしい。

時々現れる強盗を働く馬鹿は解体して臨時収入に当てられる。

この街は主に三つの派閥に分けられる。

 

先程有った帽子を被った男であるトレジャーハンター率いる『スシブレード・バトラー』

何故か食糧を供給出来ている高い商業基盤を作ったマックス率いる『スーパーマーケット』

数は多いが戦力としては雑多な連中が多いチンピラの頭目

カラースプレー率いる『オーバー・ザ・レインボー』

 

「難しいわね・・・・・カラースプレーって情報には無かったけど・・・」

 

サイは歩きながら如何するか考えた、 そして路地裏に入った。

後を追いかけた奴が走って追う、 追いかけた奴の喉元に剣を向けるサイ。

 

「何の用?」

「俺達を嗅ぎまわっている奴を連れて来いってボスからの連絡だ」

「ボス?」

「カラースプレーさ」

「・・・・・」

 

如何やって接触するか考えているとあちらからお呼びがかかった。

渡りに船、 大人しくカラースプレーの元に向かった。

 

「ようこそ・・・えーと・・・」

「サイ・・・その恰好は何?」

「?」

 

カラースプレーは女性だった、 しかし恰好が異様だった。

パンツにサスペンダー、 そしてカラフルなシルクハット。

女性の恰好にしては破廉恥と言わざるを得ない。

 

「殆ど裸じゃない・・・」

「何か問題でも?」

「大ありよ、 肌を露出するのは倫理的に問題が有るわ」

「倫理? 私がおっぱいを丸出しにして文句を言う奴が居るの?」

「眼福っすボス」

「ドヤァ」

「・・・・・羞恥心は無いの?」

「まるで無いわねぇ、 私は男所帯で生まれ育ったから」

「男所帯で生まれてもこうはならないでしょ」

「いやぁ、 食料はマックスの所が卸しているけど

服はそうも行かないのよ、 ここで手に入る服には限りがある」

「元から着ていた服は如何したのですか?」

「元から着ていた服?」

「ここに放り込まれた時に着ていた服ですよ」

「あぁ・・・私はこの街の生まれなのよ」

 

にこりと笑うカラースプレー。

 

「この街で生まれた・・・」

「そう、 この街での時間の流れは外に比べて遅いらしいけど

この街が生まれてもう100年位経っているのよ?」

「ちょっと待って、 つまり入れられた人は老衰で死んでいる?」

「いや? 何故かは知らないけど中年位で老化が止まるのよ

外の世界の老人って言う奴? 私は見た事無いんだよね」

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