爆転ニギリ スシブレード:ファンタジア ~The Lucifer Ascension~   作:Mr.後困る

34 / 356
ファウンデーション教国の会議

表向きは闇寿司に従っている旧シャリ王国の地方領主ベイルから

やみちゃんの進軍が始まった事がファウンデーション教国に通達が有った。

 

「さて、 それでは如何するか」

 

O5-1が部隊の隊長達を招集する。

当然バルトも来ている。

 

「今回の軍勢は以前の物よりも遥かに大軍勢らしいですな」

 

第一騎士団団長、 アクバーが特徴的なギョロ目を見張りながら言った。

 

「こちらにもスシブレーダーは居る、 何も問題は有りません」

 

魔導師団団長、 モスマは自身の母親の頭蓋から作ったアイマスクを磨いていた。

 

「大魔導と言われたモスマ殿とは思えない程楽観的な発言ですなぁ」

 

第二騎士団団長、 ボースクは顎鬚をさすりながら言った。

 

「ダークネスシ帝国はスシブレーダーを過剰評価している

故に奴等の兵隊は全てスシブレーダーだ、 これは兵種のバランスに欠く愚行と言える」

「ならば、 スシブレーダーを組み込んだ戦術を考案しなければならない

という訳だな、 バルト君、 君とも話し合わなければ無いだろう」

「は、 はい!!」

「緊張し過ぎよ、 もっとリラックスして」

 

弓兵団長のエルフのマリアムが青いポニーテールを揺らしてバルトを宥める。

 

「工兵部隊は如何動くかね?」

 

工兵部隊隊長カッソーは黒い顔から尋ねた。

 

「フレキシブルに動こう」

 

救護部隊隊長クレニックはやせ細り悪い顔色で決意する。

 

「・・・・・・・」

 

寡黙な第三騎士団団長チャルマンは沈黙していた。

 

「チャルマン、 眠っていないか?」

「起きています、 O5-1・・・ただ、 自分はこういう軍議はからっきしで・・・

前線に出るタイプなのです・・・指揮は副隊長にお任せします・・・」

「なんだかなぁ・・・」

「給料分は働きます」

「傭兵かよwww」

 

傭兵部隊隊長のナヴィックがへらへらして言う。

 

「それはお前だ、 兎も角まず決めるのは打って出るか迎え撃つかですが」

「それは迎え撃つに行くだろ」

 

ホークスが自信満々に言う。

 

「ボークス団長、 それは無いでしょう」

「何故だアクバー団長」

「だってここで攻め込むのは幾ら何でも早過ぎる

ダークネスシ帝国の連中は『一体何処から情報を入手した?』『もしや内通者が?』

と疑心暗鬼になり、 ベイル殿の身が危険になる」

「だがこのままと言うのもどうかと思うぞ?」

「折衷案としてサンシャイン王国に入って暫くしたら出撃、 という形にするのは如何だろうか

これならばベイル殿の身も安全だろう、 サンシャイン王国の誰かが通報したと言う事になるし」

「ではそうしましょうかO5-1」

「うむ」

 

画してスシブレーダーを初めて部隊運用戦略に組み込んだ戦い。

通称ジーオノシスの戦いの火蓋が切って落とされたのだった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。