爆転ニギリ スシブレード:ファンタジア ~The Lucifer Ascension~ 作:Mr.後困る
「情報が敵方に漏れただとぉ!?」
自身の執務室でO5-1が叫んだ。
「お、 恐らくですが・・・」
レーアがたじたじになって答える、 バルドも隣にいる。
「市民達が街から逃げ惑いその中に紛れ込んでいたかもしれません」
「十中十はそうだろうな、 良し分かった、 バルド君」
「はい」
「悩む時間は無くなった、 直ぐに向かうぞ」
「む、 向かうって・・・」
「逆因果の円環の元にだよ」
「!!」
汗がどっと溢れ出るバルド。
「で、 ですが!!」
「もう一刻の猶予も無い、 早々に行かないと不味いんだ」
「しかし・・・!!」
「くどい、 直ぐに準備して出発をする」
話は終わりと手配を始めるO5-1。
「・・・・・」
「失礼します」
バルドとレーアはその場を立ち去った。
「一体如何しろって言うんだ!!」
部屋から出た途端に気持ちを吐き出すバルド。
「・・・・・」
レーアが背中をぽんぽんと撫でる。
「最後の瞬間には私も立ち会うよ」
「それで良いんですか!? レーア様も死ぬような物じゃ無いですか!!」
「それでも君は生きて居られるよ・・・」
バルドが涙を流した。
レーアが涙をハンカチで拭く。
「昔を思い出すわね、 泣いていた君の涙をこうやって拭っていたっけ・・・」
「・・・・・お嬢様、 私は・・・」
「良いんだよ・・・・・」
うわあああああんとレーアの胸で泣くバルド。
「何やってんだあいつ等・・・」
「青春だねぇ・・・」
「私もズロと・・・何でもない」
呼ばれてきた女性陣達が二人を見守っていた。
「納得が出来ない」
スシブレーダー達の詰め所でゴハンが疑問を口にする。
「何で俺達スシブレーダーが集まって警護しなくてはならない?」
「重要だから・・・と言う言葉では済まされないな
O5-1は重要人物だが、 イエローストーンの守りを放棄してまでする事ではないだろう
何故移動するんだ?」
スシブレーダー達はO5-1からの指示でバルド達の護衛をする事になったのだった。
「バルド達に説明を求める必要が有る様だな・・・」
ゾーバが重々しく口を開く。
「何だか女子達がキャピキャピ言ってたな」
「シャルに聞いて見たが何だかレーア様と良い仲になっているとか・・・
ゴハン、 ハウ、 お前達は昔からバルド隊長と知り合いだろ?
何か知らないか?」
「分からん」
「うーむ、 レーア様とバルドは良い仲だがあくまでも主従関係のそれであって・・・」
「いや恋愛関係じゃなくてだな・・・今回の事だよ、 何が有ったか知らないか?」
「分からないな・・・」
「同じく・・・」