爆転ニギリ スシブレード:ファンタジア ~The Lucifer Ascension~ 作:Mr.後困る
「・・・・・分かった、 話すよ」
この時点でバルドに話す以外の選択肢はない。
無論、 無理矢理拘束を解く事も可能だろう。
しかし後が続かない、 追いかけて来るダークネスシ帝国の追撃を
バルドとO5-1の近衛で躱すのは無理な話である。
バルドは信じ難い話だがと前置きしてからSCP-1968、 世界を包む逆因果の円環について
話し始めたのだった。
「嘘じゃねぇのか?」
グリードが疑いの言葉を吐く。
「いや、 恐らくは真実だろう」
「何でそう思うんですかボス?」
「嘘だったら我々全員から袋叩きにされるぞ」
ゾーバが冷静に見定める。
「だがしかし、 現状でも我々から袋叩きにされるんじゃないのか?
今の世界を失くして新しい世界を作り出すと言う事は
今の世界の人々を皆殺しにする事に等しい」
ウェッジが疑問を口にする。
「確かに・・・だがしかし人間なんて何時死ぬか分からないじゃないか
そして何時かは死ぬ、 ならば今死んでも問題有るまい?」
ゾーバがなんて事無い様に言う。
「世界の改竄は俺達の現状が良くなるかもしれねぇって事だ
なら儂は喜んでその改竄とやらに賭けよう」
「正気かよゾーバ!!」
「俺も賛成ッス」
グリードも同調する。
「俺は元々チンピラ、 より良くなるなら乗って見るのも一興ッス」
「そう言う事だ、 もしかしたら息子が生きている世界になるかもしれないからな」
「思い切りが良いな、 今より悪くなるかもしれないんだぞ?」
「その時は元々そうなっていたという事になる
賭けに負けた事すら分からないのは癪だが、 儂はどん底から這い上がった
最悪からも這い上がって見せるさ」
「カッケーっすボス」
「あんまり深く考える事も無さそうだな、 俺も世界の改竄に乗るぜ」
シャークも賛同した。
「面白そうだからな」
「面白そうで賛成するのはどうかと思うぞ?」
「人生の使い道と同じ様に考えれば良いさ、 人生に正解は無い
ならばこうしたいと思う様にするのが正解だ」
「哲学だな・・・」
「これで賛成は3人だな、 お前達如何する?」
ゾーバが他のスシブレーダーに尋ねた。
「・・・バルド、 世界の改竄とやらにはレーア様も賛同しているのか?」
ハウがバルドに尋ねた。
「・・・・・不本意ながら賛同していますよ」
「そうか、 ならば従おう、 私はレーア様の配下だからな」
「そんなんで良いのかよ!!」
ウェッジが叫ぶ。
「俺達が消えてなくなるかもしれないんだぜ!?
それで良いのかよ!!」
「消滅に賭けるか、 存続に賭けるか、 それもまた一興」
ゾーバは言い切った。