若干アレンジを加えて移転してます。
二時間目 1年1組の教室にてある男子は青ざめていた。
目の前には分厚い教科書が何冊かある。
一番上の教科書を取って見るが、専門用語のオンパレードで一夏はグロッキーだった。
一方シアンは、イタリアでプリン伯爵に多少ISの事について聞いていたのではっきりいって余裕だった。
「(うぅ…シアンのやつあんなすました顔してるってことはわかってるんだよな?この専門用語)」
「(…さっきから何なんだ?一夏は?そわそわして…まさか分からないとか?
いや、さすがの一夏でもこのくらいはね…)」
一夏はずっとそわそわしていたので、先生も気になり声をかけた。
「織斑君、何かわからないところでもあるんですか?」
「あ、ああえーと(どこだっけ?っとと全部だった)」
「わからないところがあったら聞いてくださいね。私は、先生ですから。」
「(おおいつもは頼りない先生が何故か頼もしいぞ…よし)先生!」
「はい、織斑君!」
「ほとんど全部わかりません!!」
「(一夏ぁ…よく言い切った。お前男だよ)ぷくく…」
シアンは笑いをこらえるのにひっし……いや、こらえられていない…
「え、、全部ですか?」
天然鈍感朴念仁、そしてバカの一夏の回答に
さすがの先生も困っている。
「えーと…織斑君以外に今のところ全部わからない人はいますか?」
先生は挙手を促すが誰も手を上げない。
それもそのはず、入学前のテキストを多少でも読めば、ここまでの内容に
ついていけないことはない。
「…織斑、入学前の参考書は読んだか?」
そのことを知っている千冬が一夏に尋ねる。
「(…参考書…あ!あのタウン○ージか!)…え!?そんなものも、もらってませんよ」
と必死に嘘をつくが…
「嘘をつくな、馬鹿者が」スパーン
出席簿―という名のエクスカリバー―の餌食になった。
「どうせ古い電話帳と間違えて捨てたのだろう?再発行してやるから、1週間ですべて覚えろ」
「あの分厚いのを1週間では無理じゃ…」
「やれと言っている。」
ギロリという効果音を実際に立て…ているかのように千冬は一夏を脅す。
「はい…」
流石に、この千冬に逆らう一夏ではなく、素直にうなずいた。
素直にうなずく一夏を見て満足したのか、千冬はシアンの方を向き聞いた。
「藍川は、理解できているか?」
「はい、概ね」
「そうかじゃあ織斑に教えてやってくれないか?」
「いいですよ」
「すまないな」
千冬の一夏と思案に対する明らかに違う態度、一夏も多少なりとも憤慨する。
「…(やっぱ千冬姉はシアンには優しいんだよな…不平等だ!)」
スパーンいい音を立て、
何故か出席簿(エクスカリバー)が一夏の頭に振り下ろされた。
「今、不平等だとか思っただろう。」
「申し訳ありません。(なんでわかるんだよ)」
「わかればいい。では、山田先生授業の続きを」
「は、はいでは教科書の…」
こうして波乱の1時間目はすぎていった。
2時間目の授業後の放課シアンが一夏にISについて簡単なことを教えていると、
長い金髪を、まるでドリルのようにした髪型の外国人が来ていた。
「ちょと、よろしくて?」
「「………………………((無視だ無視、聞こえない聞こえない))」」
二人は無視を決め込む。理由は簡単明らかにめんどくさい臭がぷんぷんするからだ。
どのくらいにおうかというと、4日ほど放置してしまった汗拭きタオル並みである。
「聞いていますの?お返事は?」
「「………………………」」
「(何なんですの?この人たちは!?)無視しないでくださいまし」
「「………………………」」
シアンたちは尚も無視を続ける。ここまでくるとだんだんかわいそうになってくる。
しかし、シアンたちには関係のない話であった。
「む、無視しないでくださいまし…」
だんだん涙目になってきたた金髪の女性をついに無視できなくなった
かわいそうな一夏が返事をしてしまった。
「わるいな、聞いてなかった。何か用か?えーとセルティさん?(確かこんな名前だった)」
必死に自己紹介の時の記憶を手繰り寄せ名前を呼ぶ。
「セシリアですわ、わたくしは首なしライダーじゃありませんわ。」
「すまないな、セットンさん。」
「だから、首なしライダーじゃありませんわ。」
「おおすまんすまん。デュラハンだったな。」
「いい加減にしなさい!全く日本の男性とはこれほど無礼でバカそうな方なのかしら。」
まるでからかっているかのようなやりとり…いや、事実からかっているのだろう
やりとりの最後のセシリアの一言を聞き逃さなかったシアンが、物申す。
「おい、日本の男の栄誉のために言っておくが、バカなのは一夏だけだぞ。」
「ひどいな!お前」
「いや、事実だろ」
「はぁ?お前も似たようなものだろう?」
「お前を一緒にするな。俺は参考書をタウンぺー○と間違えて捨てたりはしないぞ」
「うっ…」
その一言がきっかけで口論?が始まった……セシリアを空気にして…「空気じゃありませんわ」
そんな状態に堪忍袋の緒が切れたセシリアはヒステリックにさけんだ。
「わ、わたくしを無視しないでくださいましー!」
キーんこーんカーンコーン。見計らっているかのようにチャイムが鳴った。
「くっ…後でまた来ますわ。」
そう言い残して、さっていくセシリア…
そのときの二人の感情は意外にも一致し、そして残酷だった…
「「(あ!まだいたんだ)」」
3時間目の授業は千冬の授業だった。
「では、授業を始める。っとその前にクラス対抗戦の代表を決めないとな。
クラス代表戦の代表は…まあそのまんまの意味だ」
「(クラス代表?面倒だ絶対やらないぞ。あらこれフラグかしら?まあこういうのは、一夏に押し付けて…)」
シアンはあれこれよくないことを考え始める。
「自薦他薦は問わない。ただし推薦された者には拒否権はないからな」
ここに千冬による地雷投下。
「はい 藍川君を推薦します」
「わたしもあ、藍川君に」
「じゃあ私も」
○チョウ倶楽部のごとくノリでシアンに票が集まる。
シアンは、一瞬たじろいだが、すぐに立て直し悪知恵を働かせる。
「(このままではまずいぞ)じゃ、じゃあ俺は織斑一夏君を推薦します。
彼は、すごく強いですよ。そりゃあもうISを生身で倒すくらいに」
「なっ!俺を巻き込むな。シアン。」
一瞬の思考ののちシアンは一夏をまきこむ…という策を最善と見たようだった。
「何を言っているんだね?一夏君?私は単純に君がクラス代表に適任だから推薦しただけだよ。」
「嘘つけ!じゃあなんで生身でIS倒せるなんて嘘つくんだ?」
「…?嘘?嘘じゃあるまい?」
シアンは、ここで千冬にウインクをする。合わせてくれという意だ。
「ねえ?織斑先生?」
「あぁ、そうだな」
千冬が乗ってくれることに期待をし振ってみると
見事に乗ってくれた…というのがシアンの見解だが、千冬にとって
シアンのことはもっとも優先順位が高いこと…
なので、たとえ嘘でも多少は大目に見るのだ。
もちろんシアンはそのことを知らない。
ゆえにシアンが千冬にウインクをすると、シアンの真意など
関係なく、顔を赤くするには、十分な効果を発揮するのだ。
そして、なぜか一夏はこのことに気付いている。
「はぁ…もういいや…おれg…」
千冬とシアンのおかげであきらめて
俺がやると言いかけた時 バアンと机をたたく音がした。
「納得できませんわ。男がクラス代表なんて良い恥さらしですわ。
(中略) 大体文化としても後進的な国で暮らすこと自体耐えがたい苦痛で…」
この中略の間に、とんでもないけなしが含まれている…
「イギリスだって日本と大して変わらないだろ?」
一夏は切れた
よく見たら、千冬さんも若干イラついている。
「(千冬さんもイラついてるし…終わったなセットン)ご愁傷様セットンさん。」
「セシリアですわ!もうあなたたちそんなにわたくしを怒らしたいのですか?」
「怒っても指して怖くなさそうだな一夏(ひそひそ)」
「そうだな(ひそひそ)」
ひそひそ声で話しているが、いかんせん静かな教室である。
普通に聞こえていた。
「聞こえてますわよ…あなた達ねえ…」
ぷるぷると怒りに肩を震わせるセシリア…これはもう危ないとこまで来ている。
「決闘ですわ!」
そして、なぜかしらの決闘の申し込み。
「おういいぜ楽しそうだ」
しかし、激昂している一夏には関係ない。すぐさまその申し出を受ける。
「がんばれよ一夏。」
「あなたもですわよ!」
「え!俺も(なぜ?why?)
I dont know what you meen.
(直訳)私はあなたが言っている意味がわかりません。」
英語でおちょくるシアン…
ぶちっとセシリアの中の何かが切れたが何故か冷静だった。
「…もういいですわ…今日はもう疲れました。とにかくあなたも決闘ですわよ。」
セシリアはなにかをあきらめたようだ。
「よし話は決まったな。じゃあ来週の月曜日第三アリーナにて、決闘を行う。では授業を始めよう」
最後はいい感じに千冬がしめ
三時間目の授業が始まった。
結構校正および加筆しました。
それとところどころ、表現も直しました。