黒のスピラ冒険記   作:通りすがりの熾天龍

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リュックサイドです。


始動

まったくもう、あったまきちゃう!

ホントに最悪だよ、ユウナのリザルトプレートが盗まれたんだよ!

しかもそいつユウナに化けてルカでコンサート開くみたいだしさぁ。

「そろそろルカに着くぞ!」

アニキの言葉に準備を始めるあたし達。

待ってなさい! 必ずとっ捕まえてやるんだから!

 

 

 

 

「ユウナ様のコンサートだってよ!」

「チケットまだ残ってるかな?」

そんな言葉を発しながらあたし達とすれ違うように階段を下りて行った何人か。

それを聞いてあたし達は苦笑。

「ユウナの偽物、大人気だねぇ」

あたしの言葉にパインも頷く。

「こっちが本物って言っても誰も信じないだろうな」

その言葉にアスナが苦笑。

「確かに、あの格好じゃあねぇ」

あたし達より遅く階段をゆっくり上ってきたのはモーグリの着ぐるみ。

「好きで着てないって・・・」

もちろん、中身はユウナである。

「暑い・・・」

「もう暫く頑張りましょう」

ユウナの悲鳴にも似た呟きにスグハが言った。

「・・・皆楽しんでない?」

「「「「さぁ?」」」」

ユウナの文句に揃ってとぼける。

「うぇーん、皆が意地悪するよー」

若干棒読み気味なユウナの言葉。

「ま、ユウナがへばる前に終わらせるか」

パインの言葉にあたしも続ける。

「あたし達でチョイチョイって終わらせるからそこらへんで遊んでてよ」

ユウナにそう言い残し、あたし達は元来た道を引き返していった。

目的地は当然、偽ユウナのライブ会場であるスタジアム!

 

 

 

 

スタジアムの中央が光る。

いよいよ始まる、か。

スタジアムの反対側の通路にはアスナとパイン。

会場の様子をうかがい、スグハが合図した。

さて、行くよ。

「ユ・ア・リ・パ・ス、レディ? ミッションスタート!」

 

 

 

 

あたし達四人は会場を出た偽ユウナを追いかける。

「待て~!」

追いかけていると偽ユウナとすれ違うようにその手下達が行方を阻む。

「邪魔だ!」

「どきなさい!」

パインとスグハが一撃ずつでノックアウト。

更に追いかけている最中、着ぐるみを着たままダウンしている本物のユウナを発見。

苦笑しながらアスナが遠距離からケアルをかけた。

ユウナに何があったのかは後で訊こう。

そうこうしているうちに見失ってしまった。

「二手に分かれて探そう。直葉ちゃん、行くよ!」

「はい、アスナさん!」

そう言って二人は飛行魔法で飛んでいってしまった。

・・・あの魔法、あたしとパインには使いこなせなかったんだよね。

あの二人とキリトはALOで慣れているんだって。

ホント凄いね、仮想世界って。

って今はそんな場合じゃないか。

「よし、あたし達はこのまままっすぐ進もう!」

「急ぐぞ!」

頷きあい、あたし達はまっすぐ進む。

 

「どこだこらー!」

探しても見つからず、苛立ちながら叫ぶあたし。

そんな中あたし達の後ろから声。

「こっちだよ、娘さん」

振り向くと、歩いて来る二丁拳銃の男。

更に反対側からも声。

「ダハハハハハ! ミッション終了!」

挟み撃ちにされた!?

「まずっ・・・」

「こっちだ」

ポートへ逃げるあたし達。

通路がT字路状になっている場所でホント良かった。

あたし達を二人の男が追いかけてくる。

そいつらの足元に撃ち込まれる無数の銃弾。

男達が振り向くと、そこには二丁拳銃を構えた本物のユウナ。

ユウナは片方の男が背負った盾を踏み台に跳び上がり、こちらへ。

そんなユウナとすれ違いざまにハイタッチを交わし、今度はアスナが空中から突撃。

スグハも後を追い突撃する。

二人のソードスキルが炸裂し、男達が壁に叩きつけられた。

あたし達の近くに着地するユウナ。

戻ってきてその両脇に降りるアスナとスグハ。

更にその後ろにあたしとパインが並ぶ。

五角形になるようにあたし達は並び、全員でポージング&名乗り。

「ユ」

「ア」

「リ」

「パ」

「ス」

「「「「「参上!」」」」」

 

そこで偽ユウナが登場。但し変装は解けている。

と、アスナがリザルトプレートを取り出した。

「ユウナ、一応取り返してきたよ。はい」

「ありがとう、アスナ」

どうやら空中から捜索していたアスナが偽ユウナから取り返してきたようだ。

手段はおそらく、高速飛行で脇をすり抜ける際に掠め取ったのだろう。

「今度は力尽くで奪い取らせてもらうよ!」

明らかに怒り心頭の偽ユウナ。

いや、良く見れば少しは知っている。

確か名前は、ルブラン。

「勝てると思ってるのか?」

パインが挑発。

「甘く見るんじゃないよ!」

ルブランがそう言うが・・・こっちは規格外の集まりだよ?

「じゃあ先ずは、トルネド!」

アスナがいきなり古代魔法トルネドをぶっ放す。

「サンダガブレード!」

スグハの秘儀、サンダガを纏った斬撃が雷の衝撃波となってルブラン達に襲い掛かる。

たった2撃でルブラン達は撤退を始めた。

「こ、今度会ったら泣かせてやる~!」

「「「「「いや、無理だって」」」」」

ルブランの言葉にあたし達は同時に首を横に振る。

だって実力差がありすぎるんだもん。

「っていうか逃げるな!」

あたしは逃げていくルブラン一味に言い放った。

でも向こうは全然聞いてないけど。

 

 

 

 

「とりあえず無事でよかったね」

「うん、そうだね」

あの後士郎さんの喫茶店、リズの店とエギルさんの店に立ち寄り、セルシウスに帰還。

事の次第を話したらイリヤさんとリズが大笑いしてた。

ちなみに士郎さんとエギルさんは苦笑してた。

あれから何日か経って、今、ガガゼトの山頂にある遺跡に向かっている。

 

「岩が浮いてる・・・」

ついたはいいけど見ての通り。

「安心しろ、上まで運んでやる」

ダチの言葉に一安心。

 

飛び降りて柱の上。

そこから移動して道を探す。

「行き止まりか・・・」

「あ、でもこれ動くかもしれないよ」

パインとスグハの会話。

スグハが機械を操作するとあたし達の立っているところがガクンと少し沈んだ。

そのあとゆっくり沈み始めるが・・・。

「大丈夫かな、これ」

「エレベーター、だっけ? こんな動き方するの?」

あたしの言葉に続いてユウナがアスナ達に訊く。

「いや~、これはちょっと危ないかなぁ」

「普通はこんな急な動きしないですからねぇ」

アスナとスグハが苦笑交じりにそう言った。

その時、動きが止まった。

と思いきゃ、地響きのような振動。

そして急激に下に落下し始めた。

「皆! 中央に集まって!」

アスナの指示に何とか板の中央へ。

少ししたらエレベーターはその動きを止めた。

「ふぅ、止まった」

ユウナが安堵の息を漏らした。

「おーい、大丈夫か!?」

通信機からアニキの声。

「はい、なんとか・・・」

スグハの言葉にに再びアニキの声。

「何か助けはいるか?」

「大丈夫! あたし達だけでも何とかなるよ!」

あたしはそう答えた。

 

少し進み、回廊のようなところを歩く。

すると後ろから誰かの短い悲鳴。

「誰!?」

振り向きながらユウナが訊く。

そこには元偽ユウナことルブラン。

「る、ルブランだよ! 覚えておきな!」

「泥棒ってしつこいね」

即答するくらいの早さで答えたアスナ。

「なんてこと言うんだい! これだから素人は!」

憤慨するルブランだが、

「構うと面倒だからテキトーに」

小声で、でも聞こえるようにあたしは言った。

「ちょっとそこの! 聞こえたよ! だから素人は嫌なんだよ! 本物のスフィアハンターってもんを全然理解できていない!」

「私達をつけてきたくせに、偉そうに」

すかさずパインが反撃。

あ、もちろん物理的な意味じゃないよ。

「つけてなんかない! 偶然だよ、偶然」

と、ルブランの後ろから手下の二人が登場。

「やっぱり、お嬢の言うとおり」

「こいつらをつけて正解でしたね」

ソッコーでばらしちゃってんの。

「「「「「ぷっ」」」」」

一斉に吹き出すあたし達。

そりゃそうだよ。笑うに決まってる。

「笑うんじゃない! お前達、やっておしまい!」

「「あらほらさっさ!」」

ルブランの掛け声に手下が変な答え方をする。

「「それアウト!」」

アスナとスグハがツッコミ。

どういうことか知らないけど、とりあえず。

「ほい調合。《ブラスターマイン》」

遺跡だから控えめに。

とりあえず暗闇状態にすればむやみに動けないでしょ。

下手すれば落ちるからなおさら。

「くっ、見えないっ!」

ルブランがそう言い、お供二人も叫ぶ。

「「目が、目がああぁぁぁ!」」

正直ふざけているようにしか見えない。

「いやそれもアウトだから」

「ていうかバルスじゃなくて暗闇だし」

またアスナとスグハのツッコミ。

「くっ、とにかく行くよ!」

アイテムで暗闇を治し、ルブランは煙玉を使う。

「もうっ、何なの!?」

「ズルイ!」

「酷いよ、これ~!」

「人への被害考えてないよね!?」

「シメてやる」

咳き込みながらアスナ、ユウナ、あたし、スグハ、パインの順に言った。

煙が晴れるとルブラン達は居なくなっていた。

 

「飛んでいこうか」

「そうですね」

アスナとスグハが頷き合う。

「ちょっと二人とも、あたし達飛行魔法上手く使えないんだけど!」

そんな二人にとりあえず一言言っておいた。

「大丈夫だよ。重力魔法を応用すれば全員持ち上げていくの簡単だから」

アスナが平然と言った。

「あたし重力魔法上手く使えないんでアスナさんが二人お願いしますね」

「うん、いいよ」

思わず頭抱えそうになったあたしは間違ってない。

間違ってないったら間違ってない。

 

あたしはスグハに、ユウナとパインがアスナに捕まり、上へ移動。

その途中、遺跡から落ちそうになっているルブラン一味を発見。

必死になって出っ張りに捕まっている。

「お先~」

あたしの言葉にこちらに気づいたルブラン。

「なっ!? ず、ズルイよあんた達!」

「そっちだって有害そうな煙使ったくせに!」

ルブランの喚きにスグハが言い返した。

とりあえずあいつらは無視して更に上へ。

 

頂上に到着。

ここは下に比べて綺麗な場所だ。

柱や床が鮮やかな青だから。

気配を感じ、上を見るとそこにはカニのような魔物。

あ、降りてきた。

まあ、たいしたことはなさそうだね。

「嫌な形だ。アバランシュ」

パインがソードスキルを一発。

「リニアー!」

アスナもソードスキル発動。

「パワーショット!」

ユウナの銃弾が炸裂し、魔物撃破。

あたしとスグハの出番なかった。

 

「あった!」

スグハの言う通り、魔物が守っていた部屋にスフィア発見。

「スフィアゲット、だね!」

あたしの言葉に皆が頷き、アスナがスフィアをとった。

「それじゃ、戻ろっか」

ユウナが言い、あたし達は広場へ。

 

広場にはセルシウスが待っていた。

「アニキ! 任務完了!」

「おう! それじゃ、戻って来い」

アニキの声が通信で聞こえた。

 

 

 

 

「スフィアの解析、頼む」

「了解だし。ちょっと待ってて」

パインとシンラが言葉を交わす。

で、2,3分ほどで解析終了。

 

 

「まさか本当に整理券が手に入るとはなぁ」

「あの人と握手できるなんてうれしいなあ!」

 

 

「えっと、有名人との握手会?」

「でも、これだけ?」

「貴重な・・・スフィア?」

「残念なスフィア・・・」

「スカ、だな」

上から順に、スグハ、アスナ、ユウナ、あたし、パイン。

「次回に期待、ですね」

ユイちゃんが苦笑しながら言った。

「でも、ドレスフィアにはなるし」

シンラがそう言う。

「種類は・・・黒魔道士ですね。攻撃魔法の魔力強化がメインになってます」

ユイちゃんが言った。

「どうする? 情報は暫く出そうにないが、その間どっかに寄るか?」

ダチがそう言い、皆で少し考える。

「キノコ岩街道に行くのはどうだ? 今、青年同盟が大規模な作戦の準備をしているらしい。もしかしたらスフィアの情報を教えてもらえるかもな」

兄貴の提案に賛成するあたし達。

「それじゃ、明日はキノコ岩街道だね」

アスナが締めくくった。

 

 

 

 

「あ! あいつら~!」

翌日、キノコ岩街道に到着すると、ルブランの手下二人を見つけた。

確か名前は、ウノーとサノーだっけ?

盾を背負っている方がウノーで二丁拳銃の方がサノーだったはず。

「スフィアの情報、知ってるかも」

パインもそう言う。

「じゃあ、今度はこっちがつけてみようか?」

アスナが提案し、あたし達は笑いながら賛成する。

「それじゃ、行こっか」

 

暫く進むと、青年同盟の人が何人か並んでいた。

「お久しぶりです、ユウナ様!」

あっ! あれって確かビサイドにユウナを迎えに行ったときに居た人!

名前は知らない。

「僕のこと、覚えていらっしゃいますか?」

「覚えているも何も、会ったことないですよね」

ユウナ即答。な、なんか怖いんだけど!?

「えっ、いや、ほら先日ビサイドでお会いしましたよね? ユウナ様がスフィアハンターになる少し前に。青年同盟でティーダ殿の手がかりとなりうるスフィアを探すと・・・」

若干焦りながら言う青年同盟の人。

「そんな話はありませんでした。むしろ記憶から抹消しました」

ゆ、ユウナが黒い!?

「ちょ、ユウナ!? 一体何があったの!?」

アスナが慌てて訊くが、

「え? 何もなかったし何も起こらなかったよ。それなのに会ったことがあるなんてねぇ」

やめてユウナ! その笑顔怖い! 怖いから!

「お、おいヤイバル! お前一体何をやらかした!?」

青年同盟のほかの人が訊く。

「え? い、いや、そんな失礼なことなんてした覚えが・・・」

「そ、そんなことより、ルブラン一味がここを通っただろ?」

パインが何とか話を逸らした。

「は、はい! 彼らは我々のミッションに挑戦しに来たそうです! 只今、我々青年同盟はある重要作戦準備のため、街道警備が手薄になっております! そのため、我々は本部に向かう人にミッションを提示することにしております! 内容は、魔物退治です! 現在、本部に行くためにはこのミッションを受注してもらわねばなりませんのでご注意を!」

先ほどヤイバルを問いただしていた人が言った。

「じゃ、じゃあ挑戦します! よろしくお願いします!」

スグハが速攻で受注。

「了解です! 本部に向かう道中では、昇降機の近辺まで魔物が出現します! そこに辿り着くまでに、できるだけ魔物を退治してください! それでは、お気をつけて!」

「わ、わかりました! ほらユウナ、急いで行かないとあいつら見失っちゃうよ!」

あたし達は急いでルブラン一味を追った。

というかこの場を離れた。

 

 

 

 

ウノーとサノーを追っていくと、奴らはある扉の前へ。

「これもハズレ」

「こいつもスカだ」

そんなことを話し合っていた。

「何してるの?」

ようやく機嫌を直したユウナが問いかける。

「「うぇぇ!?」」

あたし達に気づいて慌てだす二人。

「に、逃げるが勝ち!」

「お嬢に報告だ!」

煙玉を破裂させ、その隙に逃げて行った。

今度は煙がこちらまで来なかった。

「おっ、忘れ物!」

あたしの言葉に皆も落ちているスフィアに気づいた。

「もらっちゃおう!」

アスナがそう言ってスフィアをしまう。

と、他の洞窟らしき穴から人影が。

その人影がこちらに気づいた。

「おぅ、ご無沙汰。俺、覚えてるかな?」

「はい、マローダさんですよね。お久しぶりです」

ユウナが挨拶をする。

「元気でしたか?」

「おかげさんで、青年同盟に入って大活躍っつーところだ」

「聞いていると思うけど、私はスフィアハンターをやってます」

ユウナの言葉にマローダが頷く。

「ああ、聞いたよ。新しい人生、いいじゃないか。実はパッセもスフィアハンターやってるんだ。こども団っていうチームのリーダーでさ。どこかで会ったら、よろしくな」

「了解です。お兄さんは?」

その問いにマローダが難しい顔をした。

「・・・この洞窟は青年同盟が発見したんだ。《封印の洞窟》って呼ばれてる。ミヘン・セッションの頃に魔法で封印されたってよ」

「イサールさんは?」

「・・・でな、どうやらな、幾つかのスフィアが封印を解くカギになっているらしいんだよな」

「あ、あの・・・」

「・・・ここは詳しい調査が終わるまで立ち入り禁止にしてるんだわ。だから・・・まぁ、その・・・よろしく頼むわ」

 

 

 

 

マローダと別れて暫く進み、昇降機の前に到着。

「あ! ユウナ様! エルマです! ご無沙汰でっす! 雰囲気変わりました?」

「元気?」

「元気元気! 今は青年同盟に所属して頑張ってます」

会話を楽しむユウナとエルマ。

「さ、そこお通しして」

「「は、エルマ隊長!」」

「偉くなったんだね」

「ほどほどっす♪」

そしてあたし達は、青年同盟の本部へ。

 

テントの入り口には、青い服の女性。

「暫くぶりです、ユウナ様」

ユウナの知り合い多いね。

マローダといいエルマといい。

「青年同盟中隊長、ルチルであります」

「久しぶりですね」

「はい、お元気そうで何よりです。自分は、青年同盟に参加し、新しいスピラのため、戦いを続けております。青年同盟を率いるヌージも、ユウナ様との会談を希望しておりましたが、現在、重要な作戦を控え、夜を徹しての会議中であります。まことに申し訳ありませんが、日を改めておこしください」

「あ、別にいいんです」

「恐れ入ります」

とりあえずここであたしは口を出してみる。

「青年同盟もスフィアを探しているんだよね」

「はい。『未来のために歴史を学べ』盟主ヌージの言葉です。その言葉に従い、過去のスフィアを収集しております。今回の作戦も、スフィアを巡ってのものなのですが・・・」

「どんな作戦なんですか?」

スグハがルチルに訊く。

「失礼、これ以上お話しすることはできません。極秘作戦ですので」

「まあ、そうだよね」

パインが頷く。

 

「ところで、そこのお二人はユウナ様のガードをされていた方々ですよね」

ルチルが指示したのは、あたしとアスナ。

「ども、リュックです」

「アスナです」

自己紹介するあたし達。

「リュックは私の従妹で、アスナはユイちゃんのお母さんなんですよ」

ユウナの紹介にルチルが驚く。

「そうなのですか!? お若いですね。あ、ということはキリト殿とはご夫婦で?」

「はい、そうですよ」

笑顔でそう答えるアスナ。

「そのお二人は、今どちらに?」

うーん、ユイちゃんはともかく、キリトは・・・ねぇ?

「ごめんなさい、いろいろと事情があって言えないんです」

「そうですか。彼らによろしくお伝えください」

と、ここでユウナが思い出すように、

「そういえば、ミヘン・セッションの時にキリトがブチ切れたことが・・・」

それを聞いたルチルが若干怯えた表情になる。

「あ、あまり思い出したくないことですね。あれは恐ろしかったです」

後で聞こう。なんか気になる。




ライブシーン、メイチェンの話は省略。
クラスコは居ないことになってます。
ヤイバル哀れ。彼はユウナの怒りに触れたのです。
アニキは性格改良。

次回はジョゼ寺院からスタート。
テスト前に入ったので遅くなります。
それでは!
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