黒のスピラ冒険記   作:通りすがりの熾天龍

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そんなわけでユウナサイドです。
え、どんなわけでって?
今のは只の茶番ですよ(笑)


旅は楽しむべきもの

「面接始めっぞ、かかってこいや!」

そんな声を上げたのはマキナ派のリーダー、ギップルさん。

現在、ジョゼ寺院の入口付近。

少し話を聞こうかなという程度だけど、来てみました。

 

 

 

 

「生ユウナ様か」

「・・・な、なま?」

ギップルさんの妙な言葉に思わず復唱してしまう。

「イイ感じじゃねえかよ」

イイ感じといわれてもどう反応すればいいのかわからない。

「よ、シドの娘、元気か?」

今度はリュックに声をかけるギップルさん。

「リュックって呼べ!」

そう反論するリュックは笑顔だ。

「悪ィ悪ィ。アニキは元気か?」

「アニキは相変わらず。ダチも一緒だよ」

「ははは。そりゃ相変わらずだな」

笑顔のままやり取りを交わす二人はなんだか楽しそうだ。

「と、1年ぶりだな。スグハ・・・だったよな」

「はい。お久しぶりです、ギップルさん」

「おうよ。彼氏とは仲良くやってっか?」

そんなギップルさんの言葉に苦笑するスグハ。

「だからまだ付き合ってもいないですって。まあ、週に一度くらいは連絡しあってますけど」

「おいおい、レオもその気なんだからお前らさっさとくっつけよ」

スグハに苦笑を返すギップルさんであった。

「あんたとは初めまして、だな。俺はギップルだ」

「初めまして。アスナです。よろしくお願いします」

「こちらこそよろしく。『最強の夫婦剣士』の片割れに会えるなんて光栄だぜ」

「えっ!? ちょっ、なんですかそれは!?」

私は聞いたことがあるけれどアスナは初耳のようだ。

「あれ、聞いたことないのか? かなり有名だぜ、あんたら夫婦」

「そ、そうなんですか・・・?」

アスナは若干引きつった笑みを浮かべている。

「こちらも初めま・・・!? あんた、パ・・・」

「初めまして。私はパイン」

「・・・おぅ」

パインの顔を見て驚愕するギップルさん。

それに対し、パインはいつもより少々強引に話を進める。

「面接に来たんだけど」

「・・・あぁ、そうだったな」

 

「発掘作業したいの? マジ? 現場は砂漠だぞ? ってあんたらには問題じゃなかったな」

「まあ、そのつもりですよ」

ギップルさんの言葉には私が答えた。

「んじゃ採用。おめでとう」

「「「「「早っ!?」」」」」

思わず5人揃って声を上げた。

「あんたら程の実力者がやってくれるってんだ。採用しないでどうするよ。むしろこっちから頭下げてお願いしたいくらいだ。といっても仕事であんたらを縛るようなことをしたら俺らがあちこちから叩かれるし、気が向いた時だけやってくれればかまわねぇ。ほい、これ紹介状」

そう言ってギップルさんが渡してきたのは紹介状。

「こいつをビーカネル砂漠にいるナーダラってのに見せてくれ。んじゃ、頑張ってな」

「あ、ありがとうございます・・・」

なんだかあっさり過ぎて少し拍子抜け・・・。

 

 

 

 

ビーカネル砂漠に到着し、キャンプに到着。

そこで待つこと数十分。

ナーダラさんが発掘から帰ってきた。

私はナーダラさんに紹介状を見せる。

「ああ、あんたたちが気が向いた時だけやっていいって言われてる新入りだね」

「頑張りまーす!」

リュックが元気よく答える。

「あいよ。じゃ、さっそくだけど説明。発掘現場まではホバーで送ってやるから、とりあえずライダーの誰かにどこか好きなところを言いな。まあ、今は数も少ないけどさ。熱中症予防に制限時間を設けているから、それまでにホバーで戻ってくるんだよ。とりあえず、以上。頑張るんだよ」

「はい!」

 

発掘を終えて戻ってきた私達。

「やるじゃないか! 流石噂の実力者」

「「やった!」」

アスナと同時に小さくガッツポーズ。

「ほら、これは報酬だよ。ギップルが言ったように、好きな時に来な。待ってるからね」

「「「「「はい。ありがとうございました」」」」」

 

 

 

 

「ここで一大イベントを開催するんでね。お楽しみに!」

幻光河に来た私たち。

ここにも観光に来る人が大きく増え、賑やかになった。

そんな中、私達はトーブリというペルペル族の人に話しかけられた。

「ういうい、つまりはお祭り騒ぎ! 大勢で集まってドンチャンとね♪」

「おお、楽しそう!」

目を輝かせるリュック。

「そんなわけで、お願いがあるんです」

「どんなわけで!?」

急すぎる話の転換に、スグハがツッコミを入れた。

「まあ、話だけでも聞かせてください」

とりあえず聞くだけ聞いてみようとする。

「聞かなくてもいいんじゃないか?」

「まあいいじゃない。ね?」

若干苛立つパインをアスナが宥めた。

 

「実はですね、私の部下が帰ってこないんですよ。えぇ、ルカから。物を取りに行ったんですが、それ、大事な品でしてね。イベントで使うんで」

「それで、様子を見てきてくれ、と?」

「ういうい」

スグハの質問にトーブリさんは肯定を示した。

「どうして私たちに・・・」

パインが訊く。

「それは、あんたたちがスフィアハンターだからです!」

「どういうことなの・・・?」

アスナが呟いた。

「こういうことです」

そういいながらトーブリさんが取り出したのは一つのスフィア。

「あ!」

「ういうい、これ、あげますよ。無事に戻ったらね、部下が。ああ、部下はハイペロ族です」

 

 

 

 

そんなわけでトーブリさんの部下を探す私達。

「誰か~、たすけ~る?」

のんびりした声が聞こえた。

声の方向には、一人のハイペロ族。

「あなたが、トーブリさんの部下?」

「そうだ~ね。親方ともだち~?」

私の言葉に答えつつ訊いてくるハイペロ族。

「そうなりますね。あたしたちがトーブリさんのところまで護衛します」

スグハがそう答えた。

「ありがとさ~ん」

 

道中にて、何度か盗賊が襲撃してくるが、

「リニアー!」

あ、今アスナが倒した。

「なんかさ・・・暇だね」

リュックが呟く。

「これだけ実力に差があれば嫌でもそうなるさ」

そう言うパインが若干遠い目をしているのは気のせいか。

そんなわけであっさり戻れた。

「ういうい! 戻ったか!」

トーブリさんが私達に気付いた。

「この人達のおかげさ~ん」

「ういうい、どうも助かりました。これでイベント成功まであと一歩です。約束のこれ、どうぞ」

そう言ってトーブリさんは私達にスフィアをくれる。

「ありがとうございます」

私が代表してお礼を言った。

「いえいえ、こちらこそ。久しぶりに会った気がしますよ、信用できる人達。いや~結構結構!」

「どういたしまして」

アスナがそう言った。

「スフィアハンター、カモメ団。ごひいきにね~!」

ちゃっかりリュックが宣伝。

 

 

 

 

マカラーニャの森。

この森の輝きは祈り子様が維持していらっしゃったのだろう。

今や、この森は廃れつつある。

森の中を歩き回ること1時間ほど。

小さな泉の中に知っている姿を見つけた。

「トワメルさん?」

そう呼びかけるとその人は私達に気付いて振り向く。

「おぉ・・・大召喚士様。その節は、とんだ御無礼を」

「お元気でしたか?」

とりあえず、そう尋ねてみる。

「はて・・・シーモア様亡き後、我々グアドは死人も同然にございます」

「そうですか・・・」

「シーモア様の手にかかって多くのロンゾが命を落としました。当然と言えば当然ですが、生き残ったロンゾは我らを恨み、復習を企てております」

その話はビサイドに居た頃、リュックを通してキマリからも聞いている。

キマリはそれを止めようとしているそうだ。

「そこでグアドサラムにこもって守りを固めておりましたが・・・それにも疲れましてな」

今のグアドサラムと言えば、ルブラン一味が拠点にしているそうだ。

「今はこうして森に隠れ住んでおります」

「そうなんですか・・・」

アスナ達は遠くから見守っている。

今のも聞こえたのだろう、その表情は若干暗い。

「して、大召喚士様は何故ここへ?」

「ご存知かもしれませんが、私、スフィアハンターとして活動しているんです」

「・・・全く聞いたことありませんな・・・スフィアハンター、とは?」

「スピラ各地を回り、スフィアを集めているんです」

そう答えたのはスグハ。

暗い話題から話を変えたことを察したのだろう。

「なるほど。では、これを差し上げましょうかな。我々には無用のものですゆえ」

トワメルさんがくれたのは一つのスフィア。

ドレスフィアであろうそれから、大きな力のようなものを感じる。

「ありがとうございます」

アスナが前に出て礼を言った。

 

 

 

 

ベベルは新エボン党の本部になっている。

キリトが派手に壊した後、建物の修繕の時にだいぶ形が変わった。

それで、青年同盟の時のように軽い視察のつもりで訪れたのだが・・・。

「もしや、私ども新エボン党に加わって頂けるのですかな。これはなんとありがたいことで! 亡きブラスカ様もお喜びになられましょう! 早速我が党の議長を呼んでまいります。しばしお待ちを!」

どうしてこうなった・・・。

 

「強引だね・・・」

リュックが呟く。

「こんな調子で大丈夫なのかな、新エボン党」

スグハもそう言った。

私は軽い気持ちで来たことを後悔した。

その理由は、嫌なことを思い出してしまったから。

「ねぇ、帰っちゃおうよ」

「ユウナ? 何かあったの?」

アスナが訊いてくる。

「実はね、縁談があったんだ。相手はこの党の頭首の息子って人。断ったんだけど、もし会っちゃったら嫌だし、どうなるかわからないっていうか・・・」

それを聞いたリュックとアスナの顔が曇る。

パインが頷きながら言った。

「それは確かに面倒そうだな。引き返すか」

しかしその直後、正面の扉が開き、中から白髪の若い男が出てきた。

しまった、手遅れだった・・・。

「初めまして、ユウナさん。新エボン党議長のバラライです」

ヤバいと思い少しずつ後ずさりをする私。

「頭首の息子というのは貴方ですか?」

アスナが警戒しながら問う。

「ああ、彼らは親子二人で辞任しました。あの人たちは権力を独占しようとしたので、引退してもらったんです。今は、僕達若い連中の話し合いで党を運営しているんですよ」

大きな安堵の溜息が出る。

「そうなんですか!」

声が弾んだのは許してほしい。

「というわけで、僕は大召喚士様のお相手ではないですから、ご安心を」

「あ・・・」

微笑みながらのバラライさんの言葉に、少し気まずくなってしまう。

「もちろん、皆さんが我が党に協力してくださるというのなら大歓迎です。っと失礼。ユウナさんはどの組織にも所属しないお考えでしたね。今のは忘れてください。では、僕は仕事があるのでこれで。それでは、失礼します」

そう言ってバラライさんは戻って行った。

 

 

 

 

ナギ平原は今、観光地として有名になっている。

その広い土地を生かしてレース等のゲームがいっぱいできた。

スグハ曰く、地球のケイバやヤキュウを元にしたものもあるんだとか。

広めたのはスグハと一緒に地球から来た人なんだって。

その人達は今もスピラを旅しているから、そのうち会えるかもしれない。

「あれ結構ハマるんだよね」

リュックが言った。

「銀色公司のポイント、100点持ってる」

パインもそう言う。

「あたしは、青空公司のポイント100点!」

リュックがそう言った。

「あたしは銀色と青空、50点ずつ持ってるよ」

スグハもそんなことを言う。

「「何それ?」」

私とアスナがハモったのはそれぞれビサイドと図書館に引きこもっていたから。

「あ、二人は知らないんだっけ。えっとね・・・」

そんな私たちに、リュックが説明してくれた。

 

「へぇ。そんなのがあるんだ」

「ちなみに、商品の中にはリズベット武具店の製品もあるんですよ」

アスナとスグハがそんな会話をする。

「じゃ、少し遊んで行こうよ!」

「うん、そうだね」

リュックに誘われ、私達はナギ平原で少し遊ぶことにした。

 

 

 

 

ガガゼトではキマリがロンゾ達の長老として頑張っている。

山を荒らそうとさえしなければロンゾ達は誰でも迎え入れてくれる。

でもあまり大勢で行くのは駄目だけど。

「キマリ!」

「ユウナ、元気そうだ。キマリは嬉しい」

再会した私とキマリの会話。

アスナも話しかける。

「久しぶりだね、キマリ。元気してた?」

「ああ、久しぶりだ、アスナ。キマリは元気だ。だが長老の役目は大変だ」

それを聞いたスグハが進み出る。

「貴方がキマリさんですか」

「そうだ」

「初めまして、直葉と言います。キリトは、私の兄です」

その事実に、キマリが驚愕した。

「キリトの・・・妹、だと・・・!?」

「その様子だと相当大暴れしたみたいですね、お兄ちゃん」

「ああ・・・まぁ・・・」

 

「頼みたいことがある。ユウナ、大丈夫か?」

「うん、いいよ」

キマリは頷いて続ける。

「リアンとエイドというロンゾが居る。ロンゾの未来を担う子供だ。キマリの折れた角を元に戻す方法を探すと言って御山を下りてしまった。しかし、キマリは御山を離れられない。二人を見つけたらガガゼトに連れ戻してほしい。ユウナ、頼まれてくれるか?」

「うん、任せて!」

「少し時間がかかるかもしれないけれど、必ず無事に連れ戻すよ」

私とアスナの言葉に、キマリは深く頷いた。

「ありがとう、ユウナ、アスナ」




次回、ビサイドに入ります。
オオアカ屋の話も次回。

活動報告の方でも書きましたが、アンケート第2弾実施中です。
皆さんご協力お願いします。
リズ寄り、シリカ寄り、シノン寄りの男キャラを募集中。
他にもこのキャラとのカップリングさせてみたいというオリキャラも募集します。
但し、クラインの相手は決まっているので募集なし。
エギルも既に結婚しているのでなし。
SAOキャラではなくFFキャラ寄りのオリキャラでも構いません。
但し!
オリキャラはスピラ出身、もしくは何らかの事故でスピラに来た地球人に限定します。
皆さん、ご協力お願いします。
オリキャラのご意見はこの小説の感想、もしくは活動報告の返信にお願いします。

それと・・・感想ください。
兎じゃないけど寂しくて死んでまう・・・。
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