僕の予知夢は絶対に当たらない   作:青春

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初めまして青春と申します。
処女作なので大目に見てやってください。


僕の予知夢は絶対に当たらない

その日はいつもより早く目が覚めた。

僕は制服に着替えて部屋を出た。

朝食は和食だった。

朝食を食べ終わった後学校に向かう。

天気は雨だった。

信号に何回も引っかかった。

学校の授業では三度指された。

昼は一人で弁当を食べる。

午後の授業では一度も指されなかった。

帰る時には雨が上がっていた。

帰った後は勉強をする。

夕食は洋食だった。

夕食を食べ終わった僕は風呂に入る。

お湯に浸かっていると知らない男が入ってきた。

男は銃を抜くと僕に銃身を向ける。

 

撃たれた。

 

僕は死んだ。

 

 

 

・・・

 

11月18日(火)

 

目が覚める。

自室のベッドの上だ。

 

銃で射殺される。

こんなシンプルな死に方したのは久振りだ。

 

僕は起き上がると部屋の時計を確認しその針の指す時間を見て溜息をついた。

時刻は八時を軽く過ぎている。

遅刻は確定だった。

僕は急いで部屋を出る。

朝食にありつくため向かったダイニングのテーブルにはラップに包まれたサンドイッチが三つ置いてあった。

僕はそのうちの一つを口に放り込み、一つを手に持ったまま鞄を手に家を出ようとする。

そこで思い出した。

僕は振り返り下駄箱に引っ掛けてある傘を手に取る。

空は雲ひとつない快晴だった。

 

僕は毎日夢を見る。

朝目覚めた後もはっきりと記憶に残る夢だ。

夢の内容はただの日常風景だけど日常とはかけ離れたことが一度だけ起きる。

 

夢のラストは僕の死。

 

必ずだ。

それまでの過程は千差万別だけど最後は必ず僕が死ぬ。

今日みたいに拳銃で撃たれるなんてベタな死に方もすれば、割れたガラスの破片が脳天に突き刺ささって死ぬなんて珍しい死に方な時もある。

勿論それはあくまでただの夢であってその夢が現実になるなんて事は今の所一度も無い。

いや・・・ただの夢と言うのは正しくないかもしれない。

 

これは予知夢だ。

絶対に当たらない反転予知夢・・・

 

信号には一度も引っ掛からなかった。

そのおかげか遅刻はしたが一時限目の授業には間に合ったようだ。

午前の授業では一度だけ指された。

夢の中で指されなかった数学の授業でだけ。

 

昼は購買でパンを買って友人達と一緒に食べる。

最近流行りのゲームの話で盛り上がりまたもや授業に遅れそうになった。

ギリギリに教室に来たせいだろう。

開始早々指された。

 

帰りのSHRが終わり帰宅しようとしたところ昼食を一緒に食べた友人がカラオケに誘ってきた。

参加者全員が男でむさ苦しいことこの上ないが、放課後は特に予定も無かったのでさそいに応じることにする。

初めはしばらく聞き手に回っていた僕だったがそれに気付いた友人に無理矢理マイクを持たされてしまった。

僕は最近の流行り歌をあまり知らなかったので小さい頃に好きだったアニメのオープニングテーマソングを歌ったところ普段無口な僕がアニソンを熱唱するというギャップが受けたのか、そこからはアニソン限定になってしまった。

 

友人達と別れる頃には空は暗くなっていた。

家に帰る前に近くのコンビニへ寄り夕飯の幕の内弁当を買う。

母は仕事で帰りが遅いのだ。

そろそろ自炊出来るようにならないといけないなと思いながら帰路につく。

 

弁当を食べ終わった僕は風呂に入る。

勿論拳銃を持った男なんて入って来ない。

 

何故なら僕の予知夢は絶対に当たらないのだから。

 

僕は温かい湯船に浸かりながら目を閉じた。

 

・・・

 

意識が浮上する。

どうやらあのまま眠ってしまったようだ。

身体がまだ温まっているため、お湯が冷める前に目を覚ませたのだろう。

そう思って瞼を開けた。

 

そこは自室だった。

しかもベッドに入り毛布もしっかりと被っている。

寝ぼけたまま部屋に帰ってきてのだろうか。

そこで考え付く。

 

ここは夢の中ではないか。

現実の僕はまだ風呂の中で眠っていて、当然目覚めるのも風呂の中だから当たらない予知夢で自室で目覚める夢を見たのだ。

僕はそう納得した。

 

制服に着替えて部屋を出る。

母は居らずテーブルにはラップに包まれたご飯とウィンナーエッグが置いてあった。

僕はそれをレンジに入れる。

ほんの数十秒だか手持ち無沙汰になった僕はテレビの電源を入れた。

 

「皆さんおはようございます。11月17日月曜日、朝のニュースをお伝えします・・・」

 

 

 




如何だったでしょうか?
僕は普段ファンタジー物をよく趣味で書いているのですがいかんせん話をまとめる能力がまだ乏しく処女作で長編を書く自信も無かったので短きまとめ易い話を考えていたらなんだか世にも奇妙な物語みたいな話になってしまいました。
僕はペンの進みがかなり遅いのでいつになるか分かりませんが、時間があったら長編物も書いていきたいと思います。

物語の解説は投稿から三日後に出す予定です。
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