希望の魔法使い   作:英雄に憧れた一般人

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はじめましての方も知ってくださっている方もどうもこんにちは。
今回は仮面ライダーウィザード×ハイスクールD×Dというクロスオーバー作品となっています。
文章は拙い部分も多々あると思いますが、楽しんでいただければ幸いです。
同時連載でディケイド×問題児も書かせていただいていますので、興味があればそちらもご覧ください。
誤字脱字や感想などどんどん指摘していただければ幸いです。
では、どうぞお楽しみください。


始まりのショータイム
第1話「全ての始まり」


人が絶望した時、それは現れる。

人でも、悪魔でも、天使でも、堕天使でもない

異形の怪物、ファントム。

人の絶望から生まれ、人を襲い、絶望させることにより新たなファントムを生み出そうとする彼らに

どの種族も頭を悩ませていた。

 

しかし、ファントムと戦う

どの種族かも分からない存在がいた。

 

 

絶望を希望に変える魔法使い。

 

 

それを人々はこう呼んだ。

 

 

 

“指輪の魔法使い”

 

 

 

又の名を、

 

 

 

“仮面ライダーウィザード”

 

 

 

 

 

 

 

 

★☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

授業の終わりを告げるチャイムが鳴り、生徒達は思い思いに友人達の元へと向かった。

それは現代を生きる魔法使い、操真晴人も変わらない。

晴人自身もクラスメイトであり、同居している笛木暦へと話しかけるために立ち上がろうとしたが、要らぬ邪魔が入った。

 

松田「よぉ〜操真、どこに行こうとしてるのかなぁ?」

元浜「まさか天使のような愛らしき我らが女神の笛木さんのところに行くとは言わないよなぁ?」

兵藤「ただでさえあんな美少女と同居してるってのに、学校でもイチャつこうってのか?ふざけるな!学校は真剣に勉強するところだぞ!断じてカップルがイチャつく場所じゃねぇんだよ!」

 

変態3人組はそう言いながら晴人を囲んだ。

兵藤に至っては血涙を流している。

いつものことのため、晴人も対して動じていなかった。

 

晴人「別にカップルじゃないさ。ただ暦の父親が仕事で世界中を飛び回ってるから暦を安心して預けられるのが俺が今居候させてもらってる“面影堂”だったってだけだよ。それに暦とは幼なじみだし、変なことなんかしないさ」

兵藤「クッソ紳士で顔が良くて運動神経も良くて頭も良いとか盛りすぎなんだよお前はよ!!しかも学年内ならあの木場にも並ぶほどの人気とかふざけんなぁ!!!」

暦「晴人、今日帰りにこのお店寄りたいんだけど良いかな?」

晴人「あぁ。輪島のおっちゃんにも連絡入れとくよ」

兵藤「あれ?俺の存在無視?」

松田「安心しろ、俺らも消されてる」

元浜「あぁ、笛木さん。今日も可憐だ」

晴人「そろそろ時間みたいだが、席に戻らなくて大丈夫か?」

 

晴人がそう言うと3人は時間を確認しそそくさと席へと戻った。

その様子を見ていた暦に晴人が笑いかけると、暦も笑い、その様子を見ていたクラスメイトは女子は晴人に、男子は暦にメロメロであった。

少ししてチャイムが鳴り、昼休みはいつもどおり晴人と暦、暦の友人である村山や片瀬も交えて昼食を食べた。

晴人は先程兵藤が言っていたように学園内でもかなりの人気であり、男子では木場と二分している。

また、暦もどこか守ってあげたくなる雰囲気と可愛らしい童顔から男子からも女子からも人気がある。

そして同じ場所で生活を共にしているとなれば、もうほぼ恋人のようなものであるのだが、暦はともかく晴人はそれを否定している。理由としては暦の父、笛木奏がかなり暦を溺愛しており、暦に彼氏ができようものならその彼氏を徹底的に虐め抜くと本人が笑いながら話してるのを晴人は知っているからだ。

そんなわけで2人ともフリーではあるが、ほぼカップルな2人をクラスメイト達は見守ることに徹している。変態3人組を除いては。

 

暦「あ、晴人。口にお米ついてる」

晴人「お、悪りぃな。そういえば輪島のおっちゃん、今日は仕事で出かけるから帰りは遅くなるってさ」

暦「じゃあさっき言ったお店寄ってからご飯食べに行こ」

晴人「そうだな。暦は何がいい?」

暦「うーん、久々にラーメンかな」

晴人「了解。それじゃそこの店の近くに確かラーメン屋あったはずだしそこにするか」

村山「ほんと、恋人みたいよね」

片瀬「恋人というかもはや夫婦のやり取りだよ」

 

そんなやり取りをしつつ、昼休みも終わり、時間は流れるように過ぎていった。

穏やかなその様子は、平和な日々でありながら、何かが起きることの予兆のような様子であった。

 

 

 

 

 

 

 

☆★☆☆

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

一誠「操真!!!聞いてくれよ!俺に彼女が出来たんだ!!!」

晴人「へぇ〜、良かったじゃん。どんな子?」

一誠「この子だよこの子!」

 

兵藤は教室に入り、晴人を見つけるなりクラス中に響く声で叫んでいた。

晴人も兵藤から写真を見せてもらうと、一誠にはもったいないほど綺麗な人だった。

晴人に昨日までは散々言ってきた妬みなどの言葉も今日は一切言ってこないあたり、彼女が出来たのは本当だろう。クラス中に自慢しまわっており、男子も女子もあり得ないといった表情である。

晴人としてはこの1年話していて分かったが、一誠は嘘が下手である。だからこそ彼女が出来たのは本当だろうと考えていた。

しかし、その彼女の写真は何故か違和感を感じていた。

言葉に出来ない、言い知れぬ違和感を1人、感じつつも今日という日も過ぎていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆★☆

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

晴人は暦と登校すると、一誠を見つけた。

晴人が一誠に話しかけようとすると暦が晴人の腕を引いた。

 

晴人「どうした、暦?」

暦「兵藤、悪魔になってる」

晴人「え?」

 

晴人は改めて一誠を見ると、人間本来の魔力ではなく、悪魔の魔力に変質していた。

昨日感じていた違和感はこのことだったのかと考えたが、昨日までは普通の人間であった。つまり昨日、新しく出来たという彼女と会ってから一誠は悪魔になった訳である。

その彼女が悪魔なのか、それとも第三者の介入か、晴人には判断がつかなかった。

だが、これだけは分かった。

一誠は一度死んだ。もしくは死にかけた。

その事実に晴人は衝撃を隠せなかった。

様子は普段とは変わらないが、昨日までと比べて一線を引いているような感じすらする。

この辺りを総ているのはリアス・グレモリーとソーナ・シトリーの2人であることから、そのどちらかの陣営に入ったのは間違い無いだろう。彼女達ならば一誠を仲間として大切に扱うだろうという考えはあったため、それ程酷い扱いは受けないだろうとは思っていた。

 

兵藤「おはよう、操真、笛木さん」

 

気が付けば2人の前に一誠がおり、より悪魔であることが分かる。

 

晴人「あ、あぁ、おはよう兵藤」

暦「お、おはよう…」

一誠「どうしたんだ?2人とも何かあったのか?」

晴人「いや、今朝ごはん食うの忘れたから2人とも腹減ってんだよ。気にするな」

一誠「そっか。明日はしっかりと食ってこいよ!」

 

何とか笑顔を作り、とっさに言い訳をする。

とりあえず2人は自分の席へと着き、今後の方針も考える事となった。

 

そうして昼休み

 

2人は今日は外で食べると言い、人が滅多に来ない旧校舎近くへとやって来た。

ここを使っているのはリアス眷属達の所属するオカルト研究会ぐらいなため、人はほとんどいない。

旧校舎に人がいないのを確認した晴人はベルトを出し、暦は指輪を付けて晴人のベルトへと当てた。

 

ドライバーオン!プリーズ

 

ルパッチマジック タッチ ゴー!

 

プリーズ

 

音声と共に、晴人から暦へ魔力供給が為された。

暦は“魔力欠乏症”という病気であり、定期的に他人から魔力を供給されないと身体能力は低下し、最悪死へと至ってしまう病である。

暦の父親である奏が世界中を飛び回っているのも、暦の“魔力欠乏症”を治す方法を探しているからである。

晴人は魔法使いであることもあり、魔力は普通の人間よりも多く、また普通に生活をしていれば魔力が溜まるためこうして定期的に暦へと魔力を供給しているのだ。

また、暦の“魔力欠乏症”を引き起こしているのも彼女の持つ“神器(セイクリッド・ギア)”によるところが大きい。

 

暦「晴人、いつもありがとう」

晴人「気にすんな。俺も暦にも暦の親父さんにも恩があるからな。俺に出来ることなら何だってするよ」

暦「うん」

 

暦は少し顔を赤らめつつも魔力供給が終わり、昼食を食べることにした。

外で食べる弁当は教室で食べるのとはまた違って良いものだと感じていた。

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆★

 

 

 

 

 

 

 

 

 

晴人と暦は登校中、金髪のシスターと話している一誠を見かけた。

シスターと悪魔である一誠は相性が良くないのではないか?と晴人は少し心配となり話しかけることにした。

 

晴人「よう、兵藤。そっちの子は?」

一誠「お、操真。いや、実はさっき偶然出会って、今から教会に送り届けに行くところ」

晴人「そっか。君、名前は?」

アーシア「アーシアです。アーシア・アルジェントです。この街の教会へと赴任することになって、でも道がわからなかったところを一誠さんに助けていただいたところだったんです。あなたは?」

晴人「俺は操真晴人。で、こっちが暦」

暦「どうも」

 

アーシアの話を聞き、一誠だけでは不安ということにして一緒に教会まで連れて行くことにした。

アーシアは元々イタリアに住んでいたらしく、ついさっきこの街に着いたばかりだと言う。

 

晴人「でもなんで急に日本に?」

アーシア「それは………」

暦「晴人、デリカシーないよ」

晴人「マジか。ごめんねアーシアちゃん」

アーシア「大丈夫ですよ」

 

晴人は手を合わせ謝り、アーシアどこか力なく笑って晴人を許した。

その後も会話しつつ歩いていると山の中腹にある教会が見えた。

アーシアは3人にお礼を言って教会へと行こうとした。

ただ、晴人は少し気になったためアーシアを呼び止めた。

 

晴人「アーシアちゃん、はいこれ」

アーシア「これは、指輪ですか?」

 

少し細工が大きな指輪にアーシアは少々驚きつつもどういうものなのか説明を求める視線を晴人に送った。

 

晴人「そ、お守り。まあ気休め程度だけど、もし何か辛いことがあったりしたら、その指輪を握ると良いことが起きるんだってさ」

アーシア「そうなんですね。ありがとうございます」

 

アーシアはそう礼を言い頭を下げて教会へと向かった。

晴人は最近怪しい人物が教会を出入りしているという噂も聞いていたため、アーシアにも何も起こらないことを祈りつつも一誠と暦と一緒に学校へと向かった。

 

これから、一誠と晴人は多くの戦いに巻き込まれていく事になる。

 

 

 

 

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