希望の魔法使い   作:英雄に憧れた一般人

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UA1000達成いたしました。ありがとうございます。
今回は少し短いです。
次回からはフェニックス編を行う予定ですので、また楽しみに待っていいただけると幸いです。

戦闘描写やら文の書き方はやっぱり難しいですね。まだまだ精進いたしますo(`ω´ )o


第3話「怒りのマジックタイム」

ウィザード「さぁ、ショータイムだ」

 

ウィザード達は襲ってくるグールを次々と倒していく。1体1体の戦闘力は低くそれほど脅威ではないが、数はそれなりにいるため面倒ではある。

ベルゼバブはといえば、グールを召喚しつつ自身の能力である空間転移により神出鬼没に現れてはウィザード達を攻撃する。

 

ベルゼバブ「ハハハッ、その程度か魔法使い!それにグレモリー眷属も!もっと強いと思っていたが、この程度か!」

ウィザード「お前はメインディッシュさ。ちゃんと一欠片も残さず殺してやるから安心しな!」

 

ウィザードはグールを相手にしつつも度々ベルゼバブに攻撃を仕掛ける。がベルゼバブは空間転移によりその攻撃を躱す。

 

一誠「ハァァァ!!!」

ベルゼバブ「おっと」

 

転移した直後を一誠が仕掛けるが、これもベルゼバブは躱し、一誠に蹴りをいれる。

 

一誠「ぐっ!」

ベルゼバブ「そんなにも俺様が許せないか?全く、何がお前を突き動かしてるのやら」

一誠「何が?そんなもん決まってる!俺はお前が許せない!ただそれだけだ!」

 

一誠はなおも攻撃を仕掛ける。

しかし、ベルゼバブは空間転移すら使わず一誠の攻撃を躱し続け、カウンターで腹部に蹴りや顔にパンチを一誠に与える。

 

ベルゼバブ「そんな攻撃が当たるかよバーカ!アハハハハハ!」

裕斗「ならこれならどうかな?」

 

ベルゼバブの笑い声に一誠だけでなく他の者達も怒りを感じた。

人を見下し、自分が絶対強者であると信じて疑わないその態度はその場の全員を不快にさせる。

裕斗の攻撃も難なく躱し、さらにベルゼバブは嘲笑う。

 

ベルゼバブ「大外れだよ!ギャハハハハ!」

ウィザード「ならこういう攻撃は当たる訳だ」

 

グールを粗方片づけたウィザードは指輪を付け替え、ベルトへとその指輪を(かざ)す。

 

ルパッチマジック タッチ ゴー!

 

ビッグ!

 

ウィザードの横に魔法陣が出現し、ウィザードはその魔法陣へ手を突っ込む。すると突っ込んだ手は人の身長並みの大きさにまで大きくなり、一誠と裕斗の相手をしていたベルゼバブを手を払うように攻撃をする。

ベルゼバブも不意を突かれ、その攻撃で近くの木へ体を叩きつけられる。

 

ベルゼバブ「ぐ、ぬっ………!」

ウィザード「油断大敵って、よく言うだろ?」

 

ベルゼバブが出したグールはいつの間にか全て倒され、残すはベルゼバブだけとなった。

レイナーレを呼ぼうにもウィザードのテレポートの際に連れて来られなかった為、今から呼んでも間に合わないだろう。

 

リアス「名前の割にはアナタ、大したものじゃないわね」

ベルゼバブ「な、何だと?」

 

リアスが膝をつくベルゼバブに声をかける。

先程まで見下していた相手に、今度は見下されている事にベルゼバブは怒りを感じつつもリアスの言葉を聞いた。

 

リアス「ベルゼブブは現四大魔王の一人。そして、それに見合うだけの力と器を持っている。でもアナタはそんな彼にも全く及ばない。アナタは、名前が似ているだけで力も、器も、蠅の様に小さい醜い怪物よ」

ベルゼバブ「貴様、俺様を侮辱するか!」

 

ベルゼバブはリアスの言葉に、我を忘れるほどに怒り狂う。そこに、強者としての余裕はなく、あまりにも醜悪な怪物がいるだけである。

 

ベルゼバブ「許さぬ、許さぬぞ!!!」

一誠「それは、こっちのセリフだ」

ベルゼバブ「っ!」

 

ベルゼバブはあまりにも冷静さを失っていたため、近づいて来る一誠に気づかなかった。

途端に我にかえる。

自分は、嵌められたのだと。

転移を使おうにもパニックになり上手く使えず、反撃しようにも先程ウィザードに喰らったダメージで体を思うように動かせなかった。

 

一誠「テメェだけは、絶対に許さねぇ。アーシアを、夕麻ちゃんを苦しめたお前だけは、絶対に許さねぇ!死んで償いやがれ!!!」

ベルゼバブ「ま、待て!話し合おう!俺はアイツを好きに操れるんだ!だったらお前の好きな様に指示する事だって────」

一誠「問答無用!!!」

 

一誠は左手に力を溜める。

ベルゼバブも何とか応戦しようとするが、ウィザードに撃たれその準備すら行えなかった。

左手の“赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)が一誠の想いに応える様に強く輝き、その輝きは絶望という闇を照らす希望の光となる。

 

一誠「これで、終わりだぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ベルゼバブ「ぐぎぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

一誠の渾身の一撃により、ベルゼバブの姿形はウィザードが言った様に、跡形もなく消し飛んだ。

これにて、ファントム・ベルゼバブの討伐は完了したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、一誠は魔力を使い切った様ですぐさま眠りについた。

リアスはその姿を微笑ましく思い、膝枕をする。

アーシアは服が乱れているだけで特に何も無く、その様子にウィザードはホッと安堵した。

問題はレイナーレであるが、彼女の処遇はウィザードに一任される事となった。

リアスとしては今すぐにでも処罰すべきであるという考えであったが、レイナーレ自身は教会に来てから以降の記憶があまり無く、一誠を監視としてデートをしたという事までしか覚えておらず、処罰を与えようにもリアスでは判断しかねる状況である。

故に今回の第三者であるウィザードに任せた。

ウィザードもそれを快く引き受け、リアスとその眷属達は帰って行った。

 

ウィザード「さてと、君らについて任された訳だけど」

レイナーレ「どんな処遇でも受けるわ。それだけの事を、私はしたのだもの」

 

レイナーレはベルゼバブに操られていた時とは比べ物にならない程落ち着いた雰囲気である。だが、自身がした事の大きさを理解している為、部下達も揃って俯いていた。

 

ウィザード「俺は正直、悪魔と堕天使の関係性とか大まかにしか知らない。だから俺も判断には困る」

レイナーレ「ならどうするというの?」

ウィザード「そうだな。アンタらは堕天使だったよな?」

レイナーレ「ええ」

 

当たり前のような質問に困惑する一同。

 

ウィザード「アンタらにも上司っていたりするのか?」

レイナーレ「アザゼル様が、いらっしゃるわ」

 

レイナーレが心から心酔する存在。

一誠の監視も彼に命令されたから行っていた。

アザゼルの為ならば何でもするというのが彼女の中にはあったのだが、今回操られていたとはいえ、アザゼルの命令を破ることになってしまった。

故に口に出すことが憚られた。

 

ウィザード「それならソイツのところに行って、処罰を受けて来い」

レイナーレ「確かに、それが妥当ね」

 

すんなりとウィザードの処罰を受け入れる。

 

ウィザード「おや、聞き分けがいいな?」

レイナーレ「言ったでしょ?どんな処遇でも受けるって。それに、こうして何もせずに帰すこと自体が本来ならあり得ないのよ」

ウィザード「そうか。まあアンタらも充分に反省してるんだし、もしまたこっちへ来るんだったら、俺はアンタらを歓迎するさ」

 

レイナーレは少し驚いた。

余りにも甘い処罰に、次に会っても歓迎するというのだ。部下達も流石に困惑の色を隠せないでいた。

 

レイナーレ「ホント、おかしな魔法使いね」

 

苦笑いしながら答える。

その言葉を聞き、ウィザードはレイナーレへと近づく。

 

ウィザード「もし絶望するようなことがあったら俺を呼べ。必ず助けに行ってやる」

レイナーレ「本当に?」

ウィザード「ああ、約束する。俺がアンタ達の、最後の希望だ」

 

その言葉と共に、レイナーレは指輪を嵌められる。

オレンジ色の魔法石で出来た、ウィザードリングをレイナーレは付けられ、少しはにかみながらその指輪を見る。

その後、レイナーレは部下達を連れ、ウィザードに言われた通りにアザゼルの元へと向かった。

教会にいたはぐれ神父達はベルゼバブが死んだと同時に灰となって消えた事からベルゼバブが用意した人形だったのだろうとウィザードは考える。

そのため教会には誰もいなくなり、辺りに人の気配がないのを確認してからウィザードは変身を解いた。

 

晴人「さて、俺も帰りますか」

 

晴人はグーっと身体を伸ばしながら隠して停めたバイクまで向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆★

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

晴人はいつもどおり暦と仲良く登校した。

いつものような日常が戻ってきたと晴人は少し安堵する。

朝のHRにはアーシアが転校してきて、アーシアもまたグレモリー眷属となったようだ。シスターだったのに悪魔とか大丈夫か?と少し心配しつつも温かく迎え入れた。

アーシアは晴人に気づくと近づいて来た。

 

アーシア「晴人さん、このお守りありがとうございました。とてもお役に立ちました!」

晴人「それは良かった。効果が早速出たようで何より」

アーシア「あの、このお守りってどこでいただいたものなんですか?」

晴人「それ?俺も人から貰った物だからあんまり分かんないんだ」

アーシア「そうでしたか。ですが本当にありがとうございました」

 

アーシアは丁寧にお辞儀をして席へとついた。

周りの男性陣は晴人に少し嫉妬したが、何食わぬ顔で晴人は前を向いた。

一誠は午後に遅れてリアスと共に登校してきた為、学校中はそれはもう大事件と言わんばかりに騒然となり、これからも大変そうだななんて思いながら今日も平和な一日を過ごす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絶望を希望に変える魔法使いは、今日も人々を絶望からすくう。

 

 

 

 




皆様読んでいただきありがとうございます。
まだ完結は致しませんのでご安心ください!
ハイスクールD×Dはアニメ勢なのでだいぶはしょって書いたりしていますので、詳しい描写など書けず申し訳ないです。
自分でもこの小説を読み直して随時追記・修正など行っていくつもりですのでご了承ください。

では、次回も楽しみにしていただけると幸いです。
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