http://scp-jp.wikidot.com/scp-444-jp
http://scp-jp.wikidot.com/scp-524
「んー朝かー……て、どこだここ」
俺が目を覚ますと二つのルーレットだけがぽつんと置かれた真っ白な珍妙な部屋だった。無論、俺の部屋ではない。と言うか、趣味でもない。
あーこれ、ルーレットでも回せと言うことですね分かります。
行動を操作されるのは気にくわないが、致し方ないか……。
「仕方ない、回すか……」
やることもなく、諦めてルーレットを回す。
カラカラカラ…………
えーと、出たのは……『僕のヒーローアカデミア』?確か、ジャンプ系の学園ものだったな。
それじゃ、もう一つも回すか。
カラカラカラ…………
「えーと、これは……『SCPー710ーJP』と『SCPー444ーJP』、ついでに『SCPー524』?」
説明書きもあるし、読むか。
SCPー710ーJPは『タイムマシンリボルバー』。『過去』か『未来』に弾丸を飛ばせるリボルバーライフル。Katerクラス。
SCPー444ーJPは『緋色の鳥』。特定の文章を口に出して読むと現実性の強い幻覚を見せる。……だけなら良いけど、知る人の精神を糧にして精神を喰らい、数が増えれば増えるほど力つけ、最終的には知っているだけで幻覚を見始める。クラスはなし。
SCPー524は『雑食性のウォルター』。有機物無機物関係なく、どんなもの(自分を含む)を食べるウサギ。それ以外は特に特性はない。Safeクラス。
うーん、何て言うか……バラバラだな。能力的にはどれもこれも強力だけどあまりにも噛み合っていない。けど、物理、精神を共に攻撃でき、どんなものでも食べれるから長期戦も問題ない。戦いには特化しているよな……。
『男か、女か』
これはくじかよ……。適当に引こっと。
『女』
女……基本ガサツなんだけど……。
まあ、いっか。一々考えているのも面倒くさいし……。
ズズズ………
おっ、何か全て選んだら穴が開いたな。あそこから落ちれば俺はヒロアカの世界に行くのか。
なら、さっさと行くか。
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「オギャー!」
うわ、うっさ!?え、これ、俺の声!?と言うことは転移ではなく転生だったのかよ!?
「大きな赤ちゃんですよ」
「ありがとうございます」
助産師からウサミミの女性に俺が手渡され、女性の腕に抱かれる。
「……
「え?」
え?
「あかしけ やなげ 緋色の鳥よ くさはみ ねはみ けをのばせ」
「あかしけ やなげ 緋色の鳥よ くさはみ ねはみ けをのばせ……?」
女性が俺が意図せず喋った言葉を復唱した瞬間、女性から力が抜け、俺が地面に落ちかける。
あ、俺死んだ。オワタ/(^o^)\。
「危ない!?」
次の瞬間、助産師が俺の体を抱き抱える。
危なかった……。てか、何で俺はあんな言葉を……あ、緋色の鳥か。あれは自分を表す言葉を口に出した者に幻覚を見せるSCPだったよな。
「大丈夫ですか!?」
「取り敢えず、赤ん坊を置いてきてくれ」
「わ、分かりました」
医師に言われるがまま、助産師は俺を簡易的なベッドに移動させる。
さて、俺は寝るか……。