「おーい緋鳥、そろそろ飯にすんぞー」
「分かったよ、姐さん」
オレは服に着替えてリビングに向かう。
オレが転生してはや四年になった。オレは今、叔母たちと一緒に生活している。親父?出会ってすぐに食って今は精神病院に母親と一緒に突っ込まれている。
いやまあ……オレも緋色の鳥の精神の捕食がここまで凄まじい後遺症を残すとは思ってもいなかった。けど、罪悪感はない。SCPの多くが人間と敵対的なやつが多いからだろう。
「おっせーぞ緋鳥!」
「分かってるよ姐さん」
朝食の用意をしている姐さんから朝食を貰って席につく。
兎山ルミは高校生でヒーロー学科の学校に通っている。叔母たちは既に朝食を終えて仕事に向かっているらしい。
「姐さん……またプロテイン入りの食事かよ」
「そりゃ私はヒーロー目指しているからな」
「ストイックだなぁ……」
「そう言う緋鳥はヒーロー目指さないのか?」
「何で一々危険を犯さないといけないの?」
プロテイン入りの味噌汁を啜るルミをジト目で睨み付ける。
オレの個性は特性上人を害するものが多い。緋色の鳥は言わずもがな、タイムマシンリボルバーやウォルターもかなり危険な個性だしな。
「ま、お前の個性が『バニー』だしもし目指す事があったら私に頼みな、鍛えてやる。ごちそうさま」
「ははは……オレの個性は姐さんとは名前は似てても中身は全く違うから……。ごちそうさまでした」
朝食を食べ終えてオレは幼稚園に向かう準備をする。
姐さんの個性は『兎』。兎っぽい事を兎以上にできると言う、異形系の個性の中でもかなり強力な個性、所謂強個性と呼ばれるものだ。まあ、姐さんのストイックな筋トレ何かでその身体能力を更に高めている訳だけど。
(オレだと近接戦には向かないからな……てか、『バニー』っていう個性も何か違うし)
オレの今の姿は桜色の髪を腰まで伸ばし、紅い瞳をしてい。また、二の腕にかけて緋色の羽根のようなものが所々生えている。そして、最も特徴的なのが耳だ。本来人間の耳があるところから兎のような耳が生えている。無論、桜色だけど。
因みに髪の一房が白くなっている。これはウォルターの特性なのだろう。
「そしてこれ……」
オレは幼稚園のバッグからリボルバーライフルを取り出す。
これが『タイムマシンリボルバー』。俺が四歳の誕生日の朝に目が覚めると既に右手に掴んでいた。無論弾丸は入っていない。
叔母らはかなり不審がっていたが……捨ててもオレの手元に戻ってきているから一種の個性として記録しているらしい。
なんでも、この世界にはごく稀に親とは違う個性を持ち合わせていることもあるらしい。オレの母親が兎系の異形系、父親が鳥系の異形系らしいが、オレは二人の身体的な特徴に加えて突然変異でこのリボルバーがついてきた……と周りは思っている。
オレも一々教えるのも面倒くさいから説明しないけど。
「おーい!そろそろ行くぞ!」
「分かってるよ」
オレはリボルバーをバッグに仕舞い、姐さんの方に向かう。
さて、今日も元気にいきますか。
主人公:兎山 緋鳥
名前の由来は緋色の鳥(個人的に一番好きなSCPだから全面的にだしています)。
性格は基本的にサバザバとした男勝りで勝ち気(そりゃ元は男だし)だが、義理の姉である兎山 ルミよりは理性的。
好物はニンジンと人の精神(ウォルターと緋色の鳥の食料として)。
個性は『バニー』。表向きは『兎っぽいことができる(ミルコの完全下位互換)』だと思われているが正確には『SCPー710ーJP』と『SCPー444ーJP』、『SCPー524』の複合型。本気で殺り合えば緋鳥に軍配が上がる。