艦隊これくしょん【艦これ】 汎用決戦重巡洋艦が建造されました!(リメイク版) 作:ライドウ
「「はっ・・・必ず」」
《ではこれより、硫黄島第1艦隊対横須賀第245期新編成艦隊との演習試合を行う。双方、最終確認を》
通信機の向こうから、提督さんの声がそうかかる。
両手に持つ機銃のチェックはOK、模擬弾の装填と次弾の準備もOK、電探と対空電信の準備もOK。
「暁ちゃん、響ちゃん、雷ちゃん。久々の演習だけど準備はどう?」
《大丈夫よ!この私にまっかせなさーい!》
《問題ないよ。むしろ、桜こそ大丈夫かい?》
《心配無用よ、何せ電に何回もチェックされたわ。》
《雷ちゃんそれは言わない約束なのです!!》
暁ちゃんたちも問題ないみたいだ。
うん、よし・・・
私は渡された信号銃を空に向けて引き金を討つ。
すると、赤い信号弾が発射され準備完了の合図が提督さんへと伝わったはずだ。
目を凝らすと遠くの方で緑色の信号弾も発射されている。向こうも準備完了のようだ。新編成って言ってもエリートみたいね。
「旅館魂、見せましょう!!」
《もちろんよ!》《任せてくれ。》
《はーい!》《なのです!!》
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戦闘開始から早3分。
《電探に反応!響を中心に左右に雷と電!後方に桜さんの配置で輪形陣!!対空戦闘用意!!桜さん、主砲発砲用意!!》
暁ちゃんの顔つきが、武人のそれになる。
暁ちゃんの指示通りにテキパキと陣形を変更する。
私を先頭とした単縦陣から響ちゃんを中心とする輪形陣に素早く切り替わる。
《先に来るのは~・・・・・・この風切音、その割には聞こえない音・・・・・・先攻、九十九艦爆熟練!!後攻は九十七艦攻!九十九艦爆は私と桜さんで迎撃するわ!!九十七艦攻の方は任せたわ!!響、被弾するんじゃないわよ!!》
「了解よ」
《分かったわ!》《了解なのです!》
《当たらないさ。みんなが守ってくれるからね》
すぐさま音が降下してくる、暁ちゃんは器用に後退しながら空に向けて私と同じように持つ12.7mm二連装機銃を連射しだす。私も負けじと40㎜対空三連装機銃を降下してくる九十九艦爆隊にむけて発砲する。この日の為に開発した10㎝連装高角砲2基4門をサブアーム制御で発砲する。敵機に照準を合わせるのではなく敵機が移動する先に銃口を向ける・・・すると、何機も何機も私の対空模擬弾にヒット判定を吐き出し、次々と離脱していく。
《敵九十九艦爆の全滅を確認!!それと、特定出来たわ!!桜さん!!10時の方向、距離3465m*1!仰角などはそっちに任せるわ!》
その指示を聞いて、右手に持つ機銃と主砲を交換する。すぐさま構え10時の方向に向け、おおよそ3465mの地点に着弾するように仰角と俯角を合わせる。
《一番、てっ!!》
発砲命令を受け、引き金を引く。
《次、右+5!2番、てっ!!》
すぐさま次に発砲命令が飛んできたので、また引き金を引く。
装填が開始されたので、サブアームの機銃と持ち替える。
《着弾まで・・・3,2,1...着弾、赤城に命中を確認!!2番着弾、3,2,1...着弾!!加賀に命中確認!!判定は~・・・》
《赤城、加賀。桜の長距離砲撃により中破、甲板修理不可、艦載機の発着感は不可能。》
《よしっ!!ナイスよ!桜さん!!》
「暁ちゃんの支持のおかげよ・・・キャッ!?」
《桜、艦攻隊の雷撃により大破、スクリュー破損だ。》
うぅ、慢心したぁ・・・まさか艦攻隊の雷撃に当たっちゃうなんて・・・
《桜さん、大丈夫!?》
「こっちは大丈夫、あとは任せたわ」
任せてちょうだい!と通信機の向こうから聞こえてくる。
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今回だけ三人称視点で暁たちの戦闘をお楽しみください
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「行くわよ!桜さんの仇をぜぇったいに取るわよ!!」
《ああ》《分かってるわよ!!》《なのです!!》
お世話になっている桜がやられてしまった後、暁たちは戦意を上げた。
そして、すぐさまいつもの艦隊戦の為に暁を先頭にした独自の陣形に素早く切り替える。
「響、アンカーつなげるわよ!!」
「私たちにまかせるなのです!!」
雷と電は艤装についているミニアンカー(鈍器の方じゃないよ)を響の両腕に括り付ける。
「行くわよ!!」
「ええ!」
「なのです!」
「五十鈴に関しては任せてくれ、彼女、格闘に自信があるみたいだからね。」
すぐさま3人は最大船速・・・響に関しては目をつぶって集中力を高め始める。
これが風の第六駆と呼ばれる彼女たちの特殊陣形だ。艦娘になる前は響が敵の旗艦に対しかく乱攻撃その隙に暁と雷、電がその他の敵を排除し4隻で敵旗艦をフルボッコにするという彼女たちにしかできない戦い方であったが、艦娘になってからはそれにさらに磨きがかかった。暁が指揮を執り雷と電が暴れまわり、響は艦娘になってからは格闘術を主体に近接戦闘で旗艦をひねりつぶすという戦略だ。
これが、普通の艦娘にとってはかなりの脅威なのだ。そもそも第六駆逐隊自体が珍しい存在*2さらに彼女たちは、最盛期時代*3の姿にすでに改装済みなためもはや現在の彼女たちを止めるためには第一防戦隊か華の二水戦、蝶の五航戦をぶつけるしかない。
場所は変わって、五十鈴たち
「すみません、まさか狙撃されるなんて・・・」
「この損傷は、さすがに予想外ね。ピンポイントでエレベーターをやられてるわ。」
赤城と加賀はエレベーター・・・詳しく言えば、右腕を見事(ペイント弾で)射抜かれており使用が禁止されてしまっている。
「参ったわね・・・硫黄島自慢の看板娘たちと侮っていた私が間違いだったみたいね。」
「そんなこと・・・偶然よ偶然!あの距離から当たるわけないわ!!」
五十鈴の言葉に満潮は否定を入れるが、五十鈴はその懸念を確信へと変えていた。
なにせ自分の誇りある父が唯一ほめた相手なのだ。これぐらいの芸当はできて当然だろう。
そして、第六駆の戦い方は頭に入っている。今まで何度も何度も、演習映像を見直して彼女たちの戦い方を研究したのだ。
「霞!満潮!曙!!すぐに戦闘用意!わたしに続いて!!赤城さんと加賀さんはA-5地点に移動!!すぐに!」
「わかりました。」「了解よ。」
赤城と加賀は、いそいそと指定されたポイントへと退避を始める。
そして駆逐艦の3人は五十鈴の獰猛な笑みを見て気合を入れなおす。
彼女たちを率いていて、思いを理解してくれて、そのうえで指揮してくれている彼女がそれはそれは楽しそうに、そして強敵と戦えると大喜びで、獲物を狩る獣のような笑顔を浮かべているのだ。
笑顔は一種の攻撃的な表情ともいえるが、五十鈴のそれは完全に狩り殺す者の目であった。
自分たちを鍛え上げ、そのうえでエリートな腑抜けの横須賀の配置を蹴り最前線の配備を希望した。
そして自分たちの配備は、エリート中のエリート・・・そしてエースがそろっている硫黄島だ。
華鳥風月のうちの一つと、そのもう一つの隊長がいる硫黄島鎮守府。この状況を楽しまなければ損であるのは3人も理解していた。
「気合い入れなおしたわね!!満潮!!曙!!」
「ええ、もちろんよ!!絶対に勝って、絶対に馬鹿にしてた連中を見返してやる!!」
「相手は、エースの中のエース・・・・・・燃えないわけがないでしょ!!」
彼女たちは、間違いなく自信家で、確かな実力を持っている。
これで認められれば、自分たちは活躍し、見下し馬鹿にしてた連中を見返すことができるだろう。
だが、相手はそう甘くなかった。
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第6駆逐隊と五十鈴たちが会敵するのはそう遅くはなかった。むしろかなり早いぐらいだ。
暁は、雷と電から受け取った主砲と、すでに持っていた機銃はサブアームに連結させ持ち替えていた。
そして、3基6門の一斉射撃が五十鈴たちを襲う。しかし、五十鈴たちも負けてはいなかった。
この程度の弾幕は、横須賀のトップ”長門と陸奥の連合艦隊*4に比べればむしろ弾幕は薄いまであった。
その時の弾幕に比べれ暁一人、3基6門の砲撃と合計35基52門の砲撃に比べれば恐怖はない・・・かに思えた。
しかし、暁の砲撃は恐ろしいほど正確であった。
(あ、アイツ一人で、弾着観測射撃をしているの!?こんな数の水柱よ!?)
五十鈴側の駆逐隊のリーダーを務める霞が慌てながらも水滴から目を守る。
暁は、間違いなく戦闘・指揮の天才であった。
実際、暁が任せられている厨房というものは大変で調理時間を1秒でも遅れると味が変わってしまったりしてしまう。
なにせ、高級料理まで出しているのだから暁にかかる負担は相当だ。しかし、暁は長年の経験とその天武の才能で普通ならありえないことをしてしまう。同時並列思考を、おおよそ5人分、一つの脳で片付けているのだ。
おそらく彼女の脳内では、描写しきれないほどの情報量が常に流れ続けており、その情報も時間もすべて正確であるのだろう。
だから、暁が本気を出せばただでさえ情報量が多く、並外れた処理能力が要求される大和型の艤装を動かしても100%の性能を引き出すことが可能である。まあ、彼女はあくまでかく乱が目的なのだが・・・
目を一時的にでもそらすことに成功した暁は、動作だけで残る3人に指示を出す。
そして、響、雷、電はそれを理解し、ひと呼吸だけでそれをなす。
それぞれがそれぞれの相手に、喧嘩を吹っ掛けたのだ。
このイベント・・・仮に実装されたら?
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俺なら突破できるぜ!!(甲)
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ちょっと怖いかな・・・(乙)
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いや、むりでしょ(丙)
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絶対参加せん(不参加)
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そもそもいけましぇん