艦隊これくしょん【艦これ】 汎用決戦重巡洋艦が建造されました!(リメイク版) 作:ライドウ
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暁
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霞が殴りかかる。
知っていたかのようにかわす暁。
(またっ!?そろそろ・・・体力が)
何回も同じことを繰り化したうえで、何度も何度も水柱を突っ切ったせいで体力が奪われている霞。しかし、暁を見れば余裕そうな表情で・・・そして慈愛の表情を向けていた。
「そろそろ、諦めたらどうかしら?」
「その減らず口をやめてくれたら・・・考えてあげる。」
「そうなのね。これは挑発。というものよ?」
「っ・・・つくづくムカつくわね。あんた。」
もう、艤装出力を維持する体力しか残っていない霞。腕をダランと下げて、今にも閉じてしまいそうな瞳を暁に向けていた。
暁は、そんな霞にゆっくりと近づき霞の頭に銃を突きつけた。
「
「・・・」
ゆっくりと艤装出力を下げて行く霞。
「賢明な判断よ。初日からドック入りは嫌でしょ?」
「ええ・・・・・・そうね!!」
一番油断しているタイミングで霞は暁の目の前に砲を突きつける。予測していなかったのか、始めて暁の余裕のない表情が霞の目に入る。
暁からしてみれば、降伏したと思ったらギラギラした戦意のある眼で銃口を突きつけたのだ。
だから、
ゴキィンッ!!
「いッ・・・あぅ・・・・・・」
「あっ!?」
とっさの判断で、暁が霞の腕を折ってしまったことはまったくもって霞の自業自得である。
「ああぁ!?やっちゃった!?司令官、急いで医療班と救命ボート!!」
《あ、ああ!!急いで向かわせる。全く、轟沈判定だっていうのにやりやがったな・・・》
霞にとっての幸いだったのが、骨折した瞬間にあまりのショックで記憶が銃口を突きつけた辺りまで忘れたことだろう。
もし覚えていたら、暁に対する一生モノのトラウマが霞に植え付けられていただろう。
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雷&電
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「はぁ、はぁっ・・・」
「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」
そして、満潮と曙ももはや戦闘継続不可寸前あった。
砲撃をすれば、バレエのような動きで回避されたり。雷撃をすれば砲で魚雷を撃ち抜かれたり。近づけば、錨でぶん殴られたり。
二人からしてみれば、踏んだり蹴ったり。まさしく、最悪の相手だった。
「あと・・・何発撃てる?私は、砲一発」
「撃てて・・・魚雷一発。というか、限界」
冷や汗を流し、息を荒げながらお互いの状態を言い合う。
その間も二人はどうやって一矢報いるかほぼ同じことを考えている。
「もう辞めといたほうがいいんじゃないかしら?」
「そ、そうなのです!これ以上は怪我をするですよ!」
さすがに、これ以上は二人も傷つけるつもりはないのでやめるように言うが、満潮と曙の目にある闘志を見てそれは無理かと理解する。
そのため、最後まで油断がないように雷と電はそれぞれの艤装を構えた。
「やる・・・わよ。」
「当てるんじゃ・・・ない、わよっ!!」
最後の力を振り絞り曙が魚雷発射管から魚雷を手に持つ形で取り出し。
雷と電に向かって特攻を始める。演習用の魚雷とはいえ当たれば痛いそれを持っての特攻だ。
その姿は、雷と電からしてみれば攻撃しづらいものでもあった。
「くっ・・・電!当て身で気絶させるわよっ!!」
「な、なのです!!」
すぐさま近づいてくる、電。その後ろには、雷が構えながら近づく。
「っ・・・」
曙が魚雷を投げつけ、そして力尽きたかのように倒れ伏す。
そして、倒れ伏した曙の向こうには
「なっ!?電!よけなさい!!」
「は、はわわ!?」
砲をしっかりと持って構えている満潮の姿が。
「もらっ・・・・・たっ!!」
引き金を引き、曙と同じように倒れる満潮。
放った砲弾はするりと電に当たった
《電、小破だ。満潮、曙、轟沈判定。雷、電。救護班とボートがつくまで彼女たちを見てやってくれ。》
それは、満潮と曙が為した連携の奇跡であった。
「・・・助かるわ。ああそれと、甘いものの準備をお願いね。」
《大丈夫だ、すでに用意してある。》
通信を終えた雷。その試験の先には、少しだけ悔しそうな顔をしながらボロボロになりながらも満足そうに眠っている満潮と曙に、膝枕をしている電の姿があった。
「この子たちはどう?」
「将来有望なのです。多分、鍛えれば今よりもっと強くなりそうなのです」
当てられたのが悔しいのか、小破にさせられたのが悔しいのか。
「電たちも負けてられないのです。帰ったら、特訓なのです!」
「あんたねぇ・・・」
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響
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刀が振り下ろされ、拳が振るわれ、弾幕が襲う。
しかし、響は弾幕をヒョイヒョイと躱し、五十鈴が見せる隙に次々と鋭い拳を叩き込んでいく。
さながら、リンチのようであるが五十鈴は殴られる直前に体を動かしできるだけダメージを軽減しようとしていた。
「足元が御留守だよ。」
「くっ!?」
バシャん!!足を払われ、海上に倒れ伏す五十鈴。すぐさま踵落としの追撃が入るが五十鈴はそれを転がりながら回避した。
まだやるのかい。と呆れながらも、刀を構えた五十鈴に対してついに”拳を構えた”。
(ついに、そこまでたどり着いた。)
硫黄島鎮守府の響が拳を構える相手は、前までお世話になっていた横須賀の”武蔵”、”霧島”、”球磨”の三人だけ。
その時の拳の速度と言ったら、感動すら覚える鋭さであった。それを、初めてこの身で体験できる。
そう思うと不思議と体の底から力が湧いてくる。一度刀を収めて、前傾姿勢になる。
「一撃で、終わりにしよう」
「ええ・・・私も。賛成よ。」
二人の間に鋭く、重く、”大気の震え”すら感じる緊迫した状態が作り上げられる。
五十鈴の瞳は、もはや響の一点しか見つめていない。長年練習してきたこの技を、あこがれのあの人に向けて放つのだ。
そのあこがれの人、”響”も拳に力を込めて五十鈴の一点だけを見つめている。
「ふぅ・・・・・・」
「響流格闘術がひとつ・・・・・・」
息を大きく吐き、吸い込みとびかかる五十鈴。
右腕に力を籠め、飛び出す響。
互いの全力の技が・・・今ぶつかり合う。
「
「”
演習結果報告書
硫黄島鎮守府”第1艦隊” 対 硫黄島転属艦隊”第245期新編成艦隊”
硫黄島鎮守府”第1艦隊”
旗艦 特(Ⅲ)型駆逐艦21番艦(暁型駆逐艦1番艦) 暁......被害なし
随伴 特(Ⅲ)型駆逐艦22番艦(暁型駆逐艦2番艦) 響......被害なし(右手の裾の損傷在り)
随伴 特(Ⅲ)型駆逐艦23番艦(暁型駆逐艦3番館) 雷......被害なし
随伴 特(Ⅲ)型駆逐艦24番艦(暁型駆逐艦4番艦) 電......右側肩部主砲~艤装中央装甲板に被弾、兵装の一部は沈黙したが戦闘継続は可能。小破。
随伴 汎用決戦型重巡洋艦(桜型汎用重巡洋艦1番艦) 桜......スクリュー部に雷撃が命中。大破判定。航行は不可能だが戦闘継続は可能であった。
追記 桜の1カ月入院が決定、秋シーズンに影響ありと思われる。
硫黄島転属艦隊”第245期新編成艦隊”
旗艦 長良型軽巡洋艦3番艦 五十鈴......胸部の衝撃により一時的な意識不明、轟沈判定。
随伴 赤城型航空母艦1番艦 赤城......桜の砲撃で右腕に被弾。発着艦が不可能になり、のちの追撃戦にて機関部に砲撃が命中。轟沈判定。
随伴 加賀型航空母艦1番艦 加賀......桜の砲撃で右腕に被弾。発着感が不可能になり、のちの追撃戦にてスクリューに被雷。大破判定。
随伴 朝潮型駆逐艦10番艦 霞......ほぼ事故のようなもので右腕の脱臼により気絶。それ以前に大破判定であったが、轟沈判定となった。
随伴 朝潮型駆逐艦3番艦 満潮......大破判定のところ、無理に砲撃し左腕が疲労骨折。並びに轟沈判定となった。
随伴 特(Ⅱ)型駆逐艦11番艦(綾波型駆逐艦8番艦) 曙......艤装の修理不可レベルの被弾に加え、無理に攻撃したため右足が疲労骨折。轟沈判定。
追記 彼女たち特攻が通常攻撃何ですか?横須賀はどんな鍛え方をしていらっしゃるのか気になりますね。
戦闘結果:硫黄島鎮守府”第1艦隊”の
MVP:満潮 曙 両二名
なおバケツの使用は提督が禁止したため全員が簡単な入渠の後、入院。
桜、赤城、加賀、電は入渠にて完全回復したが。
五十鈴は全治1カ月の怪我。
霞は全治3か月。満潮と曙は無理が祟ったせいで半年はベットの上である。
ちなみにさすがに月単位で寝込まれると困るので提督が渋々バケツの使用を認めたため・・・
次のお話ではちゃんとみんな元気だよ!
(疲労と筋肉痛が抜けてないとは言ってない)
緊急防衛!硫黄島沖防衛海戦 のお話を
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