艦隊これくしょん【艦これ】 汎用決戦重巡洋艦が建造されました!(リメイク版) 作:ライドウ
ある日、戦艦か空母でいがみ合ってる将官たちがいる中、一人の将官が手を挙げた。
その将官の名前は”
輸送船を守るために派遣された先にて会敵、大胆不敵ながらも堅実な作戦をし、当時の敵旗艦だったエムデンを撃破・・・その後、跋扈するUボートを次々撃破したことからその実力を買われて少将に昇格した。
そして、大艦巨砲主義か空母至上主義がいがみ合っている際、自ら設計した重巡洋艦を海軍工廠に渡し、建造された。その設計・・・「桜」と銘じられたそれは今までいがみ合っていた主義派の人たちに衝撃を与えた。
戦艦並みの火力と装甲を持ち、重巡洋艦並みの排水量、駆逐艦並みの速力を持つ艦艇だったからだ。それだけではなかった、彼が言い放った言葉一つで、また新たな主義・・・”汎用決戦主義”が生まれた。
汎用決戦の思想はいても簡単、汎用性を高めて整備性を上げ来る大戦にて防戦を目標としつつ・・・汎用型戦闘艦と特化型戦闘艦と区分化し、攻勢と防戦を分けようということだった。それに賛同した主義者もいれば嫉む人たちもいた中。
汎用重巡洋艦「桜」以下、汎用軽巡洋艦「
そして来る第2次世界大戦では、この第1防衛艦隊の実力が証明された。
南米大陸全域を支配下とする「アレミア民主共和国」の海軍が硫黄島に強襲上陸しようとアレミア海軍第5艦隊を派遣、そして旗艦はアメリカとの戦争で戦果を挙げアレミアで人気の戦艦”マチピチュ”だった。
連合艦隊で来るアレミア第五艦隊を相手に優次郎提督率いる第1防衛艦隊が迎撃。
第1防衛艦隊の被害を受け付けずにアレミア海軍第5艦隊を撃破するという偉業を達成する。
それにより、汎用決戦主義派広く広まり・・・汎用型戦闘艦の開発が日本にて始まったのであった。
====================
そして時は過ぎて2042年。
かつての大戦で、敗北はしたものの、開戦前と戦力は変わらずあり続ける姿から引き分けとされ、これ以上の戦闘継続は不可能とし英国が白紙講和を提案、大日本帝国はこれを受諾。そしてその大日本帝国は一つの領土も失わずに緩やかに民主化し、日本として存在している。
だが、その世界に突如として深海棲艦と呼ばれる生命体が出現し始める。
通常の艦艇や爆弾、火器などの攻撃を受け付けずに世界中の艦艇とシーレーンを蝕んでいった。
だが、深海棲艦に対抗する手段として技術開発を行い続けた国がある。日本だ。
その成果もあり、深海棲艦に対抗できる唯一の手段”艦娘”が現れ始めた。
艦娘の存在は、すぐさま世界に響き渡った・・・そして各国にその技術が渡され、各国で艦娘の配備が始まり・・・そして深海棲艦との戦争”深海大戦”が始まったのである。
===================
令和 2045年 4月1日(月) 太平洋 日本・硫黄島 硫黄島警備府。
ここは、硫黄島警備府。
摺鉢山の内部に作られた特徴的な警備府で、夏になれば大本営公認でなぜかリゾート地になる最前線であり平和な島である。そして、かの大戦で華の二水戦、蝶の五航戦、風の第6駆と、名だたる艦隊に名を連ねる月の一防戦の本拠点、そして一防戦で唯一生き残り浅瀬に打ち上げられ修理などが施され今なお砲の撃てる残存艦、第2防駆逐隊所属、
そしてそんな鎮守府の平穏から始まり、戦乱に巻き込まれ、また平穏を取り戻すお話。
「ふぁ~・・・なにも釣れませんねぇ。」
未草の艦首に座り込み釣り糸を垂らしている一人の少女がいる。
その少女の名前は「桜」、艦娘と呼ばれる兵種に属する少女で本名は別にある。
でもかつての大戦で活躍した第1防戦隊の旗艦”桜”の艦娘として、この硫黄島警部府に派遣された艦娘だ。
ここの初期艦と秘書艦は電が担当しており、初対面で出会ったときは興奮していた。
(かつての大戦で、「電」は「桜」と一緒に輸送船護衛をしたことがありその際に、電艦長”竹内一”と桜艦長”島津紀明”艦長が桜の食堂で宴会を開き親交を深めたとかなんとか・・・諸説あり)
(そう言えば、今日は出撃があったような気が・・・)
「桜さ~ん!!」
桜がその声の方向に顔を向けると、桟橋で手を振る電の姿が。
ああ、やっぱり今日は出撃の日だった。そう桜は思いつつ、釣り糸を戻し道具を片付け、警備府に戻るのであった。