艦隊これくしょん【艦これ】 汎用決戦重巡洋艦が建造されました!(リメイク版) 作:ライドウ
良くもなければ悪くもない、現在他国との連絡手段がすべてない状態。
日本国内に貯蔵してあった資源のおかげでまだ日本は大丈夫だが・・・
早めに交易路を回復させないと危険な状態でもある。
「申シ訳ナイガ、ソレハデキナイ」
戦艦棲姫が、目を細めてそういう。
・・・やっぱり、口は堅いか。
「・・・それはなぜ。」
「私ハ確カニ貴女タチニ捕マッタ捕虜ダ。ダカラ言ッテ自分ノ仲間ヲ売ル様ナ下衆二ナッタワケデハナイ。」
艤装なしでも伝わってくるプレッシャー。
間違いなくこれはラバウルやパラオが相手取っている深海棲艦主力艦隊の上位クラスの深海艦娘だ。しょうがない・・・ちょっとカマをかけるか。
「・・・それにしては、随分と痩せているようですが?」
「コ、コレハ最近ダイエットシテイテナ!!」
明らかに焦って目をそらす。やっぱりこれは何かがあるな。
「艤装獣の砲撃も、私を一撃で沈められなかったようですが」
「セ、整備ヲ怠ッタノカナァ~・・・」
正確には私が汎用型重巡だからなんだけどね・・・
えぇい、こうなったら最終手段だ。
「・・・素直に、教えてくれるなら。」
「ナ・・・ナンダ?」
「汎用重巡”桜特製海軍カレー”・・・を、ごちそうするのですが」
「ヨロコンデオハナシシマァッス!!!」
ふふっ、ちょろい。
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場所は変わって食堂。
そこには、戦艦棲姫とその艤装獣、私と呆れた顔の電ちゃんと開いた口が塞がらない提督さんがいた。
「ナ、7日ブリノゴハンダァ!!」
「ガツガツガツガツ・・・」
ものすごい勢いで戦艦棲姫とその艤装獣が私の作った豪華カレーを平らげていく。あれで6杯目だ。
どれだけお腹すいてたんだろう・・・
「食べながらで構わないから、放してほしい。どうしてあそこに。」
「ングッ・・・先ニ言ッテオクワ、私ハ私ノ艦隊ノ仲間タチノ情報ハ売ラナイワ。」
「・・・それはつまり?」
「私ノ艦隊・・・ツマリ、太平洋中央方面軍ネ。ソコノ情報ハ売ラナイワ。」
「太平洋・・・中央方面軍?と言うことは、北方や南方に出てくるのは・・・」
「北方方面軍ト南方方面軍ノ二ツ。北方方面軍ト南方方面軍ノ情報ハ売ルワ、アソコハ仲間ジャナイモノ。」
・・・仲間じゃない?同じ深海棲艦なのに仲間ではないのだろうか。
しかし・・・北方方面軍と南方方面軍・・・なぜ司令塔がすぐに頭に思い浮かんでくるんだろう。
「マズ、北方方面軍ネ。アソコハ北方ニ住ンデルダケアッテ、カナリ規律ガ厳シイワ。司令官ハアナタタチノ知ッテル通リ、北方棲姫ヨ。ソシテアソコノ最大戦力ハ戦艦レ級。戦艦ナノニ航空戦モ魚雷戦モデキルバケモノネ。規模的ニハ、各方面ニイル深海軍ノ中デモ少ナイ方ヨ。」
「・・・つまり、数は少ないが練度が高い。と言うわけか。」
「エエ、マチガイナク。ソシテ南方方面軍、資源豊富ナダケアッテ規律ハユルイケド・・・アソコハ”力”コソガ全テノ軍隊ネ。力ガスベテッテダケナアッテ、強イ奴ハカナリ強イワ。ソシテ、司令官ハ南方棲鬼」
つまり、普段から南方で相手にしてるのは南方方面軍の中でも弱い方なんだろうか・・・
それに、方面軍ってことはほかにも敵の軍隊がいるんだろうか・・・
その後、彼女は様々なことを教えてくれた。
インド洋方面軍、地中海方面軍、大西洋の北部と南部方面軍、バミューダ方面軍の情報。
そして深海棲艦の中にも穏健派と講和派、共存派が存在していること、彼女の言う中央方面軍は穏健派と共存派の集まりで、大規模作戦で相手取ったのは中央方面軍の交戦派と武闘派の深海棲艦達だったらしい。
「ダカラ、我々ト取引シナイカ?」
カリスマにあふれながら口元にカレーを付けた彼女はそう言った。
桜特製海軍カレー
海軍の中でも有数のおいしさ。
なんでも最近レトルトカレーになったとか。
年間売り上げも200万を超える売り上げらしい。