この素晴らしい世界にヒロインを!   作:とあるマスター

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このファンはじめてみました!
最初の10連でバニーアイリス来ました!……なんでぇ?

今回ちょっと長いです!


最強魔法とパーティ加入

 あれから私たちはカズマの提案で、私とめぐみんちゃん(めぐみんちゃんメイン)のテストを兼ねて、前回のカエルクエストの続きをしに草原に行った。

 このテストでめぐみんちゃんは最強の攻撃魔法、爆裂魔法を使う様だ。

 

「爆裂魔法は最強魔法…そのため、使うには準備時間がかかります。準備が整うまで、時間稼ぎをお願いします」

「なら私の出番だね。3匹来てるけど、どうすればいい?リーダー」

 

 右側から近づいてきている1匹と左側から近づいてきている1匹の2匹と、正面のだいぶ遠くから1匹、計3匹だ。強いて言えば右側のカエルの方が近づいているが。

 

「そうだな……めぐみんは遠い方のカエルを魔法の標的にしてくれ。カナデは左のカエルを頼む」

「わかりました」

「了解、リーダー」

 

 さて、リーダーの命令はしっかり実行しないとね。

 

「『クイック』、『エンチャント・ファイヤ』」

 

 なるべく早く終わらせる為、自身に速度強化の魔法、剣に炎属性を付与する。属性付与のスキル、『エンチャント』は魔法騎士特有のスキルで、魔法を剣に纏わせることが出来るスキルだ。なかなか強いので多用している。さて……。

 

「……フッ!」

 

 速度強化の魔法のお陰で数歩で速度を乗せた剣は一瞬でカエルとの距離をゼロにし、一太刀でカエルを倒した。距離を離して倒すことが出来たのは大きなアドバンテージだろう。

 

「こんな感じかな…。さてと、向こうはアクア様ぁぁぁぁぁ!?」

 

 なんでまた食べられてるんですかぁ!?

 

「流石は女神。身を挺しての時間稼ぎか…」

「ちょっとカズマ!?カズマがアクア様を突撃させたの!?」

「おぉ流石カナデ、早かったな。あとそんな事ないぞ?アクアが『ゴッドレクイエム』とかいうヤツで突っ込んでいっただけだ」

「何してるんですかアクア様!?」

 

 なんで昨日の今日で学ばないかなぁ!?ジャイアントトードは物理が効かないんだって!というかレクイエムって鎮魂歌って意味じゃないんでしたっけ!?歌でカエルをどうするつもりなんですかぁ!?

 

 

 

「……っ!」

 

 アクア様の心配()をしていると、急に魔力が集中するのを感じた。今までで一度も体験したことのないレベルの魔力量が、一点に、めぐみんちゃんの方に集中していた。

 

「黒より黒く、闇より暗き漆黒に、我が真紅の混淆を望みたもう。覚醒の時来たれり、無謬の境界に落ちし理……」

 

 もはや圧力さえも錯覚してしまうほどの魔力を集め、めぐみんちゃんが詠唱を開始する。その詠唱に応えるかの如く魔力はその密度をさらに上げていき、青黒い帯の形を為してめぐみんちゃんの周りを漂い始める。

 

「無形の歪みとなりて現出せよ!踊れ、踊れ、踊れ……我が力の奔流に望むは崩壊なり。並ぶものなき崩壊なり。万象等しく灰塵に帰し、深淵より来たれ!」

 

 青黒い帯は標的であるカエルの周りにも漂い始め、まるで渦を巻くように形を為していく。さらに、魔力が耐えきれず弾け出したのか、色とりどりの星のような姿を見せ始めた。その様子は何処か星空のようで、私の口は思わず言葉を漏らしてしまった。

 

「……綺麗」

「これが、人類最強の攻撃手段……。

 これこそが、究極の攻撃魔法!

 

 

『エクスプロージョン』ッ!」

 

 そしてついに、濃縮された魔力が炸裂した。

 

 

  ドゴオオオオオオオォォォォォォ!!!!!

 

 爆音。閃光。熱気。粉塵。

 

 核爆弾が爆発したかのような衝撃と共に立ち昇った火柱は、草原に激しい風と地面の揺れをもたらした。先程までカエルがいた場所は、広範囲に及ぶクレーターの中心となっている。恐ろしい威力だ。

 

「すげぇ…、流石は最強の威力の魔法だな!」

「本当だね……、すごいとしか言えないよ………ん?」

 

 めぐみんちゃんの爆裂魔法の威力に感心していると、地面の中からカエルが出てきた。しかも1匹や2匹ではなく一気に沢山だ。数えるのも億劫になってしまうほど。

 

「さっきの爆音のせいで!」

「めぐみん!お前は一旦離れて……」

  ズルズルズルルル……………

「「え?」」

 

 とてつもなく嫌な予感がしてめぐみんちゃんの方に目を向けると、そこには無防備に倒れて丘からずり落ちていくめぐみんちゃんの姿があった。

 

「ふっ…、我が奥義である爆裂魔法はその絶大な威力ゆえ、消費魔力もまた絶大…」

「……おい、つまり…」

「要約すると、限界を超えた魔力を使ったので、身動き一つ取れません」

「「えぇ…?」」

「近くからカエルが湧き出すなんて予想外です。やばいです、食われます。すいません、ちょっと助けて…あ、クパっ」

 

 めぐみんちゃんの近くから湧いたカエルは、倒れたままのめぐみんちゃんをパクリとくわえ込み、第二のカエル被害者を生み出した。

 

「お前らあぁぁ!!!食われてんじゃねぇぇぇ!!??」

「のわあぁぁぁぁ!!食べちゃダメぇぇぇぇ!!??」

 

 

〜ジャイアントトード 13匹討伐  計15匹討伐完了〜

    依頼達成!!!

 

 

 

 

 

 

「うっ、うぅ……、生臭い…生臭いよぉ……」

「…カエルの中って、臭いけどいい感じに温かいんですね」

「「知りたくもない、そんな知識」」

 

 カエルから2人を助け出し、クエストもクリアした私たちはアクセルへと帰ってきていた。動けないめぐみんちゃんは私が背負っているので、どんどん私にもカエルの粘液がぁぁ……。

 あとめぐみんちゃん、本当にその知識は必要ないからね?少なくともカエルに食べられる経験をした冒険者パーティはたぶん私たちくらいだからね?

 

「爆裂魔法は、緊急のとき以外使用禁止な」

「そうだね。他の魔法で頑張ってもらう方がいいかな」

「使えません」

「「………は?」」

 

 …めぐみんちゃん曰く、自分は爆裂魔法をこよなく愛するアークウィザードであり、爆発系魔法が好きなのではない。確かに他の魔法を覚えれば冒険も楽になるだろうが、自分が好きなのは爆裂魔法なのである。

 例え1日1発が限度でも、魔法を使った後に倒れるとしても、自分は爆裂魔法しか愛することができない。自分は爆裂魔法を使う為だけに、アークウィザードの道を選んだのだから………との事らしい。

 

「……素晴らしい、素晴らしいわ貴女!!」

「「へ?」」

「非効率ながらもロマンを追い求める姿に、私は感動したわ!!」

 

 えぇ…?それはロマンと言えるのだろうか…?まぁアクア様の言うこともあながち間違いじゃないから強くは言えないけど…。

 あ、なんかカズマが急に仕事を増やされたサラリーマンみたいな目をしてる。お疲れ様です。(他人事)

 

「そっかー!たぶん茨の道だろうが頑張れよー!ギルドに着いたら報酬は山分けにして、機会があればまた会おう!」

 

 あ、これ面倒ごとって悟ってこれっきりにしようとしてる。なんかすごい誤魔化すような笑顔だもん、今のカズマ。…えっ、なに?めぐみんちゃん?カズマにパスしてって?うん、わかった。

 ………めぐみんちゃんが、離れて気づく、粘液の多さ。碧野奏。

 (川柳もどき)

 

「…我が望みは爆裂魔法を撃つことのみ。なんなら、無報酬でも構わないと思っています。そう!今なら強力なアークウィザードの力が食費と雑費だけで手に入るのです、これはもう長期契約を交わすしかないのではないだろうか…!」

「いやいやいや!その強力な力は俺たちみたいな弱小パーティには宝の持ち腐れだ!というかこっちに移ってくんな!?」

「問題ありませんよ!それなら私もレベル6ですし!」

「お前実は他のパーティにも捨てられたクチだろ!離せこのっ…!くっそ、力つえぇ!だいたい、爆裂魔法なんてダンジョンの中で撃てばパーティ全員生き埋めじゃねぇか!そんな使い所限られるアークウィザードなんて構ってられるか!」

「もう、どこのパーティも拾ってくれないのです!荷物持ちでも何でもしますから!お願いします!」

 

 なんかもう凄いなぁ…。(遠い目+小並感)

 粘液を散らしながら小さい女の子と男子高校生くらいが争ってる姿、向こうだったら確実に事案だよね。どんな人でもまず通報するんじゃないかなぁ…。

 

「見て!あの男あんな小さい女の子を捨てようとしてる!」

「…え!?」

「隣には粘液まみれの女の子を二人も連れているわよ!」

「いったいどんなプレイを要求していたの!?」

「あんな小さい娘を弄んで捨てるなんてとんだクズね!」

「ち、違ぁぁぁう!!」

「……………………」

「はっ!……………」

 

 あ〜、これはカズマが圧倒的に悪者になっちゃうパターンだなぁ。んむむ、あんまりそういうの好きじゃないし、ちょっと手助けに入ろうかな、めぐみんちゃんもパーティに入れるようにもしないとだし。

 

「どんなプレイでもむぐっ!」

「は〜い、それ以上はダメだよめぐみんちゃん」

「か、カナデ!」

「むぐぐっ!しかしですねカナデ!」

「それより聞きたいことがあるんだけどさ、1ヶ月前にカエルクエスト行った時にも今日みたいな事があったんだけど、それも爆裂魔法みたいな衝撃の後にあったんだけど、めぐみんちゃん何か知ってる?」

 

 さて、ここでのめぐみんちゃんの反応でこの後の対応が変わってくるんだけども……。

 

「……………(目逸らし)」

「そっか〜、心当たりあるんだ〜。じゃあめぐみんちゃんは私に借りがあるんじゃないかなぁ、一応命の危機だった訳だし…」

「わ、私に何をしろと…」

 

 よし、ここからめぐみんちゃんが多少無理矢理でもパーティに入れるようにちょっと屁理屈をこねよう。

 

「ん、めぐみんちゃんには私と同じパーティに入ってもらって、ちゃんと借りを返してもらおうって」

「「……へ?」」

「あれ?もしかしてカズマ的に、私って不合格?」

「へ?いや、そんな事はないし、むしろこっちからお願いしたいが……はっ!」

「ってことはめぐみんちゃんもパーティに入れて貰ってもいいよね?」

「…い、いや!それとこれとは話が別で……」

「めぐみんちゃん、さっきの続き、叫んでいい…」

「よしわかった!これからよろしくな!カナデ!めぐみん!」

 

 よし、ミッションコンプリート!カズマにはちょっと申し訳ないけど、皆がパーティになるための必要な犠牲だったということで…。

 

「……カナデ」

「ん?どうしたのめぐみんちゃん?」

「……ありがとうございます、助かりました」

「……………………どういたしまして!」

 

 帽子を深くかぶって顔を隠してのお礼、しかもちょっと赤くなった顔がチラチラ見える状態で。

 ……リーンちゃんの即死攻撃(なでなでぎゅ〜)を経験してなかったら危なかった…!




アニメに基づかせると長くなってしまいます…。
あと、こんだけカエル倒してますが、カズマたちのレベルは原作と同じにするつもりです。

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よろしくお願いします!!m(_ _)m

この二次創作に新しいオリキャラを!

  • 入れてくれぇぇ!!!
  • 見たい…うん、まぁ…(ちょっと…?)
  • あんまり入れて欲しくねぇ〜…
  • カナデだけに集中しろやワレェ!!
  • 勝手にせんかい!!
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