あと今回のスタートに違和感を感じた人は、是非前回の話から見てから戻ってきてください。最初に投稿した後からデュラハンさんが出てくる部分を書いたので…。
「毎日毎日毎日毎日毎日!お!俺の城に毎日欠かさず爆裂魔法を撃ち込んでくる頭のおかしい大馬鹿は!
誰だああああああぁぁぁぁぁ!!!???」
………爆裂魔法……城……毎日……あぁ、そう言うことかぁ……。
魔王軍の幹部であるデュラハンが街を現れたのでいったい何事かと警戒していたら、その実態は迷惑行為に対するクレームだった時、私はどういう反応をすれば良いんだろう…。しかもすごく心当たりがある。
「……ねぇカズマ、最近めぐみんちゃんと一緒に出かけてたよね?いったい何をしていたの?」
「………めぐみんが廃城に
「えぇ……?」
つまるところ、デュラハンが街に来た理由は私たちパーティだったのかぁ…。しかもピンポンダッシュの上位互換みたいな…。
「……………………」
「…めぐみんちゃん、一緒に行こう?」
「……………はい」
流石に小さい女の子に1人で魔王軍幹部の前に立てと言うつもりはない。私はそんな鬼畜ではないつもりだ。
「…お前等が………っ!お前等が毎日毎日俺の城に爆裂魔法を撃ち込んでくる、大馬鹿者かぁ!!俺がぁ!?魔王軍の幹部だと知っていて喧嘩を売っているなら、堂々と攻めて来るが良い!その気がないのなら、街で震えているが良い!
ねぇ?なんでこんな陰湿な嫌がらせするのぉ?どうせ雑魚しかいない街だと思って放置していれば、調子に乗ってポンポンポンポンポンポンポンポン!撃ち込みに来おって!頭おかしいんじゃないのか貴様等ぁ!!!」
……ホント、うちの娘がホントすいません。この娘もきっと悪気はなかったんです。…というかすごい隣のおじさん感のある魔王軍幹部だなぁ。なんかもう所々での声の高さの変え方が笑わせにきてるようにしか思えないんだけど。
……めぐみんちゃん?なんでそんな覚悟を決めたような顔をなさってるんですかね?
「……我が名はめぐみん!アークウィザードにして、爆裂魔法を操る者!」
「…めぐみんってなんだ、馬鹿にしてんのか!」
「ち、ちがわい!我は紅魔族の者にして、この街随一の魔法使い!爆裂魔法を撃ち続けていたのは、貴方を誘き出すための作戦!こうしてまんまとこの街に1人で出てきたのが運の尽きです!」
………おかしいなぁ。私がカズマに聞いたのは爆裂散歩という謎の日課だったんだけど、いつから作戦になったんだろう?
「おい、いつから作戦になったんだ?」
「しかもさらっと、この街随一の魔法使いとか言い張っているな」
「しっ、黙っておいてあげなさいよ!今日はまだ爆裂魔法使ってないし、カナデや他の冒険者も控えてるから強気なのよ」
……めぐみんちゃぁん…、強気なのは良けどさぁ、出鱈目言うのは駄目だってぇ…。
「…ふん、それで?そこのエルフ、貴様は何者だ」
「………知らない人に気軽に名前を教えるな、と親に教わりました」
「なんでこっちはこっちで無駄に生真面目なんだよ!?いやそこは名乗るところだよなぁ!?見たところお前も騎士だろう!?騎士の名乗りには答えてよ!ねぇ!?」
「…カナデです」
…この人もアクア様みたいに親友の子思い出すなぁ。意外とはっちゃけてるいつものメンバーの中で、唯一の常識人枠的な感じの。あの娘も結構ツッコミ多かったなぁ。
………あとごめんなさいデュラハンさん、はっちゃけちゃいました。
「ま、まぁいい。俺は魔に身を堕とした身ではあるが、元は騎士だ。弱者を刈り取る趣味はない。…そこのエルフはわからんがな。」
そう言うとデュラハンは、私に殺気の込もった視線を向けた。…警戒してくれてるのはありがたいかな、牽制にもなるだろうし。
「いいか小娘。俺はしばらくはあの城に滞在することになるだろうが、今後は爆裂魔法を城に撃つな。約束するなら見逃して…」
「無理です、紅魔族は1日1回爆裂魔法を撃たなければ死ぬんです」
「お、おい!聞いたことないぞそんなの!適当な嘘をつくな!」
はい、私も聞いたことがないです。同意見ですデュラハンさん。めぐみんちゃんも変な嘘つくのは駄目だよ。
「……そうか、爆裂魔法を止めることはないと…。なら容赦はせん!」
「っ!めぐみんちゃん!」
「汝に死の宣告を!お前は1週間後に死ぬだろう!」
デュラハンが手に魔力とは違う禍々しいものを纏わせるのを見て、すぐにめぐみんちゃんに覆いかぶさる。私の勘が正しければ、あれは絶対に喰らってはいけないものだ。けれどもめぐみんちゃんを抱えて飛び退くことが出来るステータスはまだない。なら、私が代わりに…!
…しかし、いくら待っても死の宣告が襲って来る様子がなかった。恐る恐る目を開けると、そこには私たちの代わりに死の宣告を受けたダクネスさんがいた。
「だ、ダクネス!」
「………なんともないようだが…」
ダクネスさんの言う通り、確かに見た目には大きな変化はない。が、それでもダクネスさんが呪いを受けてしまったことはわかる。
「ふん、仲間同士の結束が強い貴様等冒険者には、むしろこちらの方が効果的かもな。紅魔の娘よ、そのクルセイダーは1週間後に死ぬ。お前の仲間はそれまで死の恐怖に怯えることになるのだ。
そう、貴様のせいでな!」
「……………っ!」
「自らの行いを悔いるがいい…クッハッハッハ!素直に俺の言うことを聞いていればよかったのだ!」
「…なんてことだ、つまり貴様はこの私に死の呪いをかけ、呪いを解いて欲しくば俺の言うことを聞けと………つまりはそういうことなのか!」
「…ふぁっ?」
(ダクネスがなにを言っているのか理解したくない)
(ダクネスさんがなにを言ってるのか理解出来ない)
「呪いくらいで私は屈したりしない……屈しはしないのだが!ど、どうしよう2人とも!見るがいい、あのデュラハンの兜の下のいやらしい目を!あれは私をこのまま城へと連れ帰り、「呪いを解いて欲しくば、黙って言うことを聞け」と、凄まじいハードコア変態プレイを要求する変質者の目だ!」
待ってダクネスさん!?あの人そんな目してないよ!?あの目は、『急な偏見と冤罪と、清楚なクルセイダーから謎の言語が羅刹されることによる困惑と、さらに女性冒険者の目が変態を見る目になったことによる居心地の悪さが混ざった』みたいな感じの目だから!少なくとも変質者の目ではないからぁ!?
……………我ながら長文だなぁ…。
「この私の体は好きに出来ても、心までは自由に出来ると思うなよ!城に捕われ、理不尽な要求をされる女騎士とか………。あぁどうしよう2人とも!予想外に燃えるシチュエーションだ!」
なんであなたはそんなにも輝いた目をこちらに向けれるんですかねぇ!?
「行きたくはない、行きたくはないが仕方がない!ギリギリまで抵抗してみるから、邪魔はしないでくれ!では、行ってくりゅ!!」
「キ、キチィ…」
「いやちょっと待ってダクネスさん!?」
「やめろ行くな!デュラハンの人が困ってるだろ!?」
「離せ2人とも!止めてくれるな!!」
待ってなんで2人がかりでギリギリ止まるの!?筋力のステータスおかしくない!?
「と、とにかく!!俺の城に爆裂魔法を撃つのはやめろ!そして紅魔族の娘よ、そこのクルセイダーの呪いを解いて欲しくば俺の城に来るがいい!俺のところまで来ることが出来れば、その呪いを解いてやろう」
「…………」
「だがお前たちに、はたしてたどり着くことは出来るかな?フフフフフ…フハハハハハハ!」
「……『スパークショット』」
「へ!?」
少々高笑いが気に食わなかったので、今使える中で一番速い魔法を転移中のデュラハンに撃った。転移の直前変な声が出ていたので恐らく当たっただろう。……いや、そんな事よりもだ。
「……どこ行くつもり?めぐみんちゃん」
「…ちょっと城まで行って、あのデュラハンに直接爆裂魔法をぶち込んで、ダクネスの呪いを解かせて来ます」
「…ったく、俺も行くに決まってんだろうが。お前じゃ雑魚に魔法撃って終わりだろ?それに、今まで一緒に行ってたくせに気付かなかったのは俺だしな」
「さっき代わりに庇って貰っといて、私がなにもしないじゃ話にならないでしょ?」
「………カズマ…、カナデ…」
「止めるんだ皆…!私のために…」
「安心しろダクネス!呪いは俺たちがなんとかして…」
「『セイクリッドブレイクスペル』!」
「「「へ?」」」
アクア様の杖から魔法が放たれ、ダクネスさんに向かう。その魔法はダクネスさんに当たると禍々しいオーラを引き剥がし、そのまま打ち消した。
「え…?呪いが、解けた?」
「「「へ?」」」
「この私にかかれば、デュラハンの呪いなんて楽勝よ!どうどう?私だってたまにはプリーストっぽいでしょ?」
「「「「「オオオオオオオォォォォォォ!!!!」」」」」
ダクネスさんの呪いを解いてみせたアクア様は、見事に冒険者たちの英雄となった。まぁ、確実に解けないと思っていたものが解かれたらそうなるよね。……でもですね、アクア様。
「…勝手に盛り上がってた俺とめぐみんとカナデのやる気を返せ!」
ホントにその通りだよ、カズマ………。
感想コメント評価などなどよろしくお願いします!!
あ、あとカナデのダクネスの呼び方をちょっと変えました。気付いた人は心の中で喜んでください、そして覚えておいてください。
あと投稿遅くなりました
ごめんなさいm(_ _)m
(ノルマ達成)
この二次創作に新しいオリキャラを!
-
入れてくれぇぇ!!!
-
見たい…うん、まぁ…(ちょっと…?)
-
あんまり入れて欲しくねぇ〜…
-
カナデだけに集中しろやワレェ!!
-
勝手にせんかい!!