初!めぐみん視点!!
我が名はめぐみん!紅魔族随一の魔法の使い手にして、最強の攻撃魔法、爆裂魔法を操る者!
え?その自己紹介をやめろ?………おい、この自己紹介に文句があるなら聞こうじゃないか!
皆さんこんにちは、私はめぐみんというものです。私は今、アクセルの街にて、とあるパーティの一員として平穏な毎日を過ごしています。まぁ、今日は少し変わっていますが。
今私は、我がパーティメンバーである、エルフのカナデを調査しています。といってもその目的は正直くだらないと言えるものですが。
何故そんな事をしているか、それは今朝ギルドを訪れた時まで遡ります。
「カナデが貴方のことをどう思っているか聞いて欲しい?」
今朝いつものようにギルドを訪れ朝食を食べていると、途中で合流したパーティリーダーのカズマがそんな頼み事をして来ました。
「頼むめぐみん!お前しか頼れる奴がいないんだ!」
「はぁ…?まず、なぜ急にそんなことを気にし始めたのですか?」
カズマの女の人に対する反応が酷いものであることは理解していますが、それでもどこかで必ずヘタレてしまうのも想像に難くありません。
それが急に身近な女の人が自分をどう評価しているか気にし始めるなど、何かあったに違いありません。
「あ〜……、いや、そのな?この前…えっと、なんだっけか……あっ!カツラギだ!アイツがイチャモンつけてきた事があっただろ?」
「あぁ、あの時ですね?覚えていますが…」
正直、あまり良い思い出とは言えませんね。あそこまで男性に対して嫌悪感を持った事はありませんでしたから。爆裂魔法を撃てなかったのを幸運に思ったのはあれが初めてでしたね。
「で、その時にさ、カナデがすぐに庇ってくれたからさ、その……」
「カナデが貴方に惚れているかもと?安心してくださいカズマ、ありえませんから」
「ちょっとは希望を持たせろよ!?」
ありえないに決まっているじゃありませんか。むしろ何故あの程度でそこまでの希望が持てたのか全く理解出来ません。
あれはパーティリーダーが不当な扱いを受けていたからこその反応であって、それが好意に直結するわけではないのです。
「頼むよめぐみん!アクアじゃロクなことにならないし、ダクネスにこんな事相談するのは照れくさいしで、お前しか頼れねぇんだ!頼む!」
むぅ……、確かにアクアではこのような事を任せることが出来ないという意見には反対しかねますが…。それにこういう恋色沙汰はダクネスには難しいでしょう、何故か彼女からは世間知らずな雰囲気が漂っていますし。
とは言え流石にここまでメリットのない相談を受ける訳にも…
「今度一回だけ好きなクエスト選ばせてやるから!」
「えぇ良いでしょうやってやりますとも!全てこの私に任せておくが良いですよ!」
しっかり約束は守ってくださいね!
「あ、それからカズマ」
「お?どうした?」
「彼はカツラギではなく、ミツラギですよ」
流石に名前を間違われたままというのも少し可哀想ですからね。感謝するがいいですよ。
という訳で、私はカナデを調査することになったのですが……そのカナデがなかなか見つかりません。おかしいですね…もう朝食を食べるような時間は過ぎていますし、ギルドにも来ていなかったからてっきり商店街で買い物をしているものだと……。
「あれ、めぐみんちゃん?」
「あ、見つけましたよ!カナデ!」
「え?え??」
全く、商店街に来ているのであれば早く見つかってください。目的が達成出来ないではありませんか、クエスト選択権が掛かっているというのに!
「いえ、せっかくですから今日は一緒に過ごそうと思いまして。天気も良いですし」
「あ、そうだね!じゃあキャンプにでも行こっか!お弁当何か作って行こ?」
よし、上手く一緒に行動する口実が取れました。あとはゆっくりと慌てず聞き出していけば良いですね。…とは言っても、そこまで強い感情は持っていないと思いますが…。
ということで、早速近場の草原へピクニックに来ました。お弁当はカナデの手作りだというサンドウィッチで、とても美味しかったです。……何故か敗北感が…。
「良い天気だね〜…風が気持ちいい…」
「そうですね…」
春も少し過ぎたといえど、まだまだ暖かい風は眠気を誘うようです。ここで寝てしまっては意味がないので起きていますが。
さて、そろそろ何かアクションが欲しいものですね。あえていきなり聞いて「なんとなく」と誤魔化すのも良いですが、それは最終手段として残しておきたいので。
「そういえばめぐみんちゃん、なんで今日私と過ごそうって思ってくれたの〜?」
「急にどうしたのですか?まぁ、特に理由はないとしか言えませんが。強いて言えば、ふと思ったという感じですかね?」
「へ〜…」
「えぇ、そうです…」
……なんだか眠くなってきますね。想像よりもこの春風が強敵だったということでしょうか…!…というかカナデ、もう寝る一歩手前ですよね?
「………みんなも呼べば良かったね〜…みんなで並んで寝転がってさ〜…なんにも考えずにぽや〜ってして…」
「……その内全員寝てしまいそうですね、それ」
「あっはは!そうだね〜…」
…その内どころか今眠ってしまいそうです!?このままではこのミッションが失敗に終わってしまう…!ええい、あまりにも早いですが最終手段です!
「カナデ、ふと思ったのですが、パーティの皆のことをどんな風に思っていますか?」
「ん〜?みんなのことね〜…」
「アクア様はやっぱり大切でしょ〜?私のことをここに連れてきてくれたしさ〜」
カナデをアクセルに連れてきたのはアクアだったのですか。カズマも同じような感じだと聞きました。そこはやはり恩を感じているんですね。
「ダクネスさんはお姉ちゃんみたいな感じなんだ〜…なんか絶対守ってくれるって感じでさ〜…安心するんだ〜」
ダクネスは確かに私たちの中では最年長ですからね、そう感じるのでしょう。守ってくれる…確かにダクネスのあの防御力は目を見張るものがあります。
「めぐみんちゃんは妹みたいかな〜?みんなの為に頑張ってるのが伝わってくるの……いつもありがとね〜…」
きゅ、急にそういう事は言わないでください!照れ臭いじゃありませんか!……ま、まぁ悪い気はしませんが…。
「カズマは……カズマはね〜…………」
き、来ました!ついに来ました!!さて、ここが重要になって来ますね…!
というかもう本当に気になってきましたね。ここまでパーティメンバーに良い印象を持っているのですから、あのカズマをどう思うのでしょうか?
「………………わかんないや」
「……へ?」
わ、わからない?
「…わかんないの。今までは普通に、同郷で同い年の人って思って、ちょっと嬉しかった。会えて良かったって思えた」
「…けどね。この前あの人がカズマのこと馬鹿にしたでしょ?まぁ、馬鹿にしたっていうのも失礼かもしれないけどさ。あの時さ、モヤモヤしたんだ」
「悲しかったり、悔しかったり、嫌になったり、見てたくなかったり、イライラしたりしてさ」
「……でもね?すぐ後にカズマが、熱くなった私を落ち着かせてさ、パパッとあの人倒しちゃった時にさ……」
「…嬉しかった。かっこよかった。キラキラしてた。あぁカズマらしいなって思えた」
「…けどさ、そんなすぐに気持ちの整理がつかないんだ。これが本当に
「………だから、わかんない」
「………」
…なんですか。聞いてるこっちが恥ずかしくなっちゃいましたよ。でもまぁとりあえずは目的達成ですね。
別に言うつもりはありませんが。
「…長話しちゃったね!もうそろそろ帰ろっか!」
「…えぇ、そうですね」
その晩、ギルドにてカズマと合流した私は、早速報告する事にしました。流石に受けたクエストは終わらせないといけませんし。
「…で、どうだった?カナデはなんて…?」
「………まぁ普通じゃないですかね」
「なんでそんな曖昧なんだよ!?」
別に嘘は言ってません。カナデは「わからない」と言っていたのですから、こちらの判断で答えても良いわけですよね。問題ありません。
「まぁ悪くは思われてないですよ。よかったですね」
「……まぁ、ならいいかな」
「約束、守ってくださいね?」
「あぁ、分かってるって」
なら良いのです。これで、カズマからの調査クエストは終了ですね。…思っていたよりも良い成果が得られました。
「ちなみに、カズマはカナデのことをどう思っていますか?」
「ななななな何も!?とととと特にどうも思ってねぇよ!?」
なんですかそれ、隠す気ないでしょう。逆に怪しくなりますよ。
前回の空きから考えましたが、そろそろ1日1話投稿は厳しくなり、数日に1回投稿することになると思います…!
今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m
この二次創作に新しいオリキャラを!
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入れてくれぇぇ!!!
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見たい…うん、まぁ…(ちょっと…?)
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あんまり入れて欲しくねぇ〜…
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カナデだけに集中しろやワレェ!!
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勝手にせんかい!!