とマス「すっっっっっっっっごい!お久しぶりです!!!!」
カナデ「ホントだよいつまで待たせてたのよホント」
とマス「いや、仕方ないじゃんかそれはさぁ…。勉強とか部活とかテストとか大奥とかCCCとかロストワードとかキャノンボールとかいろいろあったから時間無かったんだよ…」
カナデ「後半ほとんどゲームだし、そうじゃなくてYouTubeばっか見てたんでしょどーせ」
とマス「う゛っ!?」
カナデ「…………………」
とマス「………………………んじゃ本編どうぞ!」
カナデ「逃げるな!?」
「…………みゅう…」
窓から差し込む日の光が私の顔を照らす。それを嫌って布団の中に顔を埋めるが、一度認識してしまった日光は布団の上から明るく天然の照明を当ててくる。
「……………あ゛ぁ゛〜…」
寝ている間ずっと口を開けてしまっていたのか、喉がガラガラになっている。昨日の夜の祝勝会でお酒を飲んだのもあるんだろうか?
「カナデちゃ〜ん!!朝ご飯出来たから降りてらっしゃ〜い!」
「…?…は〜い」
最近よく聞く家主さんの声に呼ばれてベッドから身体を起こす。ちょうど喉を潤したくて水が欲しかったので、抵抗なく布団を退けることに成功した。そのまま下の階から漂ってくる香ばしい匂いに釣られるように、フラフラと階段を降りていく。
……前世の親友のおかげで階段を降りるたびに某有名シーンが頭に浮かぶんだよなぁ…、『階段を降りたな…!』ってアレ。私的にはスピードワゴンの方が好きだけど。
『私はお節介焼きの碧野奏!』…(心の中で)言ってみただけ。
「おはようカナデちゃん!先に顔洗ってきなさい、準備してるから!」
「はい…、ありがとうございます…」
言われた通りに井戸にいって顔を洗う。冬も近づいてきて冷たくなった井戸水は、きゅっと寝起きの頭を覚ましてくれる。ついでに喉を潤すために一口。
「………あれ?私なんで2階で寝てたんだっけ?」
頭がある程度の機能を再起動させた事で、全く不思議に思わなかった疑問がふと浮かんできた。
いつもは馬小屋の方を借りて寝泊りしていたはずだ。片付けなどの手伝いをしたりする関係で、あの部屋に入った事が無いわけではないが、自分からあそこの部屋に入ったことはほぼない。
「………まぁいっか。ご飯の後で聞こう」
とりあえずは、この鳴り続けるお腹を満たすことが最優先任務だ。
「「「いただきます」」」
朝はいつも、私とおじさん、そしておじさんの一人娘のドロアさんの3人で食べている。朝弱い私の分もドロアさんが作ってくれるのだ。
朝はあまり食べられないので、パンが2つとスクランブルエッグで済まさせてもらう。おじさんの育てた牛からとれた牛乳付きである。
パンは商店街のパン屋さん作の、外がサクサク中がふわっとした絶品クロワッサンだ。口の中に入れるとほんのり香るバターの甘い匂いが心地よい。
スクランブルエッグはまるで高級ホテルのレストランのようにトロトロして、キラキラと光を反射している。舌に乗せると強烈に主張してくる卵の味から、調味料をほとんど使わずに調理された事がわかる。卵が主役であることを思い出させてくれるようだ。
2つ目のクロワッサンは逆さにして、平らな面にスクランブルエッグを乗せて頬張る。サクッとした軽快な食感とトロリとした柔らかい食感が一度に楽しめるので、この食べ方がやめられない。
今日も朝のちょっとした御馳走の余韻に浸り、最後にコップの牛乳を一息に飲み干し余韻を流し込む。独特の甘みを美味しく感じることを親に感謝しながらほっと一息つく。
「「ご馳走様でした」」
「はい、お粗末様でした」
さて、今日も1日頑張ろう。
「そういえばなんですけど」
「ん?どうしたカナデちゃん?」
井戸で疑問に思ったことを質問すると、ドロアさんは深刻そうな顔をして教えてくれた。
曰く、昨夜の祝勝会で酔ってしまった私を、リーンちゃんとカズマがここまで連れてきてくれたらしい。とても上の空だったので馬小屋で眠らせることを心配に思ったらしく、空いていた2階の部屋で眠らせてくれたそうだ。
そこまで説明してくれたと思った途端、ドロアさんは私の肩を掴むと、とても険しい顔で、
「いい?これからは絶対に一人でお酒を飲まないこと!約束してくれる?」
と忠告してくれた。あまりにも圧が凄かったので、思わず首を縦に振ってしまったが。……いや、良いことなんだろうけどね?
ドロアさんによると、今日は一日休むことになっているらしいので、馬小屋や牧場の手伝いをした。
ドロアさんは男勝りな、“女傑”という言葉が似合う女性で、大変な作業も汗一つかかずにひょいとこなしてしまう。これで私とそんなに歳が変わらないっていうのが嘘みたいだ。
馬小屋の掃除がある程度片付いて休憩をしていると、急にドロアさんが質問してきた。
「そうだ、カナデちゃん?」
「はい、なんですか?」
「昨日来た男とはどんな感じ?」
「……ど、どんな感じと言われますると?」
「変な言葉遣いになってるけど…?」
え、いや待ってなんで!?ホントになんで急に!?正直昨日のことギルドで皆が心配してくれたことぐらいしか覚えてないから自分が何したか分かんない!?
脳をフル稼働させて昨日のことを思い出そうとすると、ドロアさんはため息を吐きながら昨日の夜のことを教えてくれた。
「昨日、カナデちゃんを2人が連れてきてくれたのは言っただろ?それでお礼を言って引き取ろうとしたんだけどさ」
「そんなお母さんみたいな…」
「まぁそれは置いておくとして。カナデちゃん、男の方の手を握ったまま離さなかかったんだよ!もう何しても駄々こねて離そうとしなかったからさ〜、可愛かったなぁ…」
「………へぇ!?」
うっそこの歳で駄々こねたの私!?ていうかカズマの手を握ってたの!?離そうとしなかったの!?そんな小さい子みたいな…!?
「もうこんなにほっぺ膨らまして、『嫌!』なんて顔真っ赤にして……くっ、ふははっ…!思い出しただけで笑えてきた…!」
「うわ〜!あ〜〜!忘れてください〜!!」
「それでやっと離したと思ったら、今度はもう大泣きしそうに目に涙溜めてさぁ…!」
「うみゃあ〜〜〜〜!!!???」
ホントに何してんの昨日の私ぃ!!??というかドロアさん思いっきり揶揄ってますよねぇ!?
「で、結局カナデちゃんは彼のことをどう思ってるのかなぁって」
「はぁ……はぁ……どう、ですか…」
こんなに振り回されたのは久しぶりだ…!前世でも親友に良く振り回されてたけど、ここまで激しいのは初めて…!
……それにしても、『カズマをどう思ってるか』かぁ。前にめぐみんちゃんにも同じこと聞かれた気がするなぁ。あの時は「わかんない」って答えたっけ。
「そうですね……。嫌い、じゃないです。でも、興味が無いっていうのは、違うくて…」
「………うん」
あの時めぐみんちゃんに言った時とは違う感情を持ってるのはわかるが、上手く言葉で表せない。けど、ドロアさんは急かさずに、まるで落ち着かせるような優しい目で聞いてくれる。
「一緒に冒険してる時も、カズマの指示で動くのは……楽しいですし、カズマに褒められると、嬉しいです」
「うん」
「……最初にカズマと会った時、正直そんなに強い人だとは、思えませんでした。ジャイアントトードにもやられかけてましたし」
「うん………お、おぉう…?」
「それに胸の大きい人にはすぐに鼻の下を伸ばしますし…。あ、この前なんて、ダクネスさんにすっごい目してたんですよ!?」
……確かにあんなには無いけど、私だってちゃんとあるのに……」
「くふっ…!……うん…」
「…けど、ちゃんとやらなきゃいけない時はしっかりするし、ベルディアの弱点を1番に見つけれるくらい観察力もあるし…」
…………あぁ、なんだ、簡単じゃないか。
「終わったあと、カズマにお疲れ様って言ってもらったんですけど、それが1番嬉しくて……」
……つまるところ、私は。
「………そうですね、私は、カズマが」
あの、仲間に振り回されて、お金に目がなくて、ちょくちょく運が良いのか悪いのかよく分からなくて、あんまり強くはなくて、
仲間を1番大切にしてて、結局は誰かのために自分を動かせて、弱くても自分の出来ることを頭を振り絞って考えるあの男の子が、
「好き………です」
そう、少し恥ずかしく思いながらも自分の気持ちをぶっちゃけたら、ドロアさんは安心したようにため息をついた。
「……そっか〜、良かった〜…!」
「へ?良かった?」
疑問を顔に浮かべる私に、ドロアさんは無邪気な笑みを浮かべ、
「だって、それさえ判れば気兼ねなく応援出来るだろう?」
「へぁえ!?」
「あっははは!なんだよその顔!!」
………この人、女の人にモテそうだなぁ…。
とマス「と、言う訳でオリキャラぶっ込んでいきますよー!!!」
カナデ「さくしゃ は ちからつきて しまった」
とマス「ならねぇよ!?ちゃんと役割があるんだからな!!」
カナデ「…見切り発車になってない事を祈るわよ。ドロアさん、優しいし」
とマス「因みにキャラモチーフは東方の藤原妹紅ね」
カナデ「へぇ〜」
とマス「あと、次回はカナデの過去編かな?とりあえずその予定」
カナデ「………どうしても?」
とマス「あぁ、今までみたいな胸糞悪い展開は少なめだから安心して安心して。今まで存在しか出なかった『親友たち』をメインにするから」
カナデ「……ん、わかった」
とマス「サンクス。んじゃあ
カナデ「次回まで、ゆっくりお待ち下さいね!」
とマス「あ、てか過去編まだ1回しかしてねぇじゃん」
カナデ「えぇ……」
この二次創作に新しいオリキャラを!
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入れてくれぇぇ!!!
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見たい…うん、まぁ…(ちょっと…?)
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あんまり入れて欲しくねぇ〜…
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カナデだけに集中しろやワレェ!!
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勝手にせんかい!!