「奏〜!おっ、はよ〜!」
「わっとと、美咲、おはよう!」
家を出てすぐ、隣の家から
「あ〜、もう奏に会えたから学校行かなくていいや」
「それ毎日言ってるよね?あとちゃんと学校は行こうね」
「は〜い!」
こんな風にちょっとした冗談も言ってくれる。疲れが残っている朝も、美咲が笑わせてくれるから元気になれる。
「奏、美沙、おは」
「おはよう紗夜!」「やぁやぁ、おはよう紗夜三郎」
「昨日は紗夜吉だったでしょうが!なんなのそのよく分からんあだ名!?」
「因みに明日は紗夜の介だよ!」
「意味わからんしグーサインすんな!」
二人で歩いていると、
「反応が今まであった人でダントツで良いから思わず弄っちゃうんだよね〜」
との事。
家は学校から近いから、あとは少し歩けば到着する。
某市私立羽路高校、私が高校生活を送っている高校だ。
良くある学園物アニメに出てきそうなありふれた見た目の上、何故かラブコメ展開に繋がりそうな話をよく聞く。(『文化祭の最後に打ち上げられる花火が打ち上がった瞬間、手を繋いでいた男女は結ばれる』とか)
で、そのまでの通学路もしっかり整備され、その上優秀クラスに入れれば学費も一部免除という謎の待遇の良さから、毎年競争率がおかしなことになっている。因みに私は普通クラスだ。
「…はよ、皆」
「おはよう、レナ!」「レナおはよ」「レナ〜!おっはよ〜!」
「Доб
「「「ドーブラエ ウートラ!!」」」
毎朝恒例、一連の流れ。
という訳で最後に合流したのは、
お父さんの仕事の関係で日本にいる事が多く、日本語を話す事が多いが、小さい頃ロシアに住んでいたのでロシア語も話せるハイスペックぶりだ。
その上、さっき言ってた優秀クラスに入っている、テストもほとんど90以上らしい。
じゃあ、なんで普通クラスで面識のなかった私たちが高校で仲良くしてるかと言うと…、
「そだそだレナ。この前奏とUFOキャッチャーしたら、うさパンのぬいぐるみ取れたんだけど「いる!!!」あ、うん」
「はい。これと、あとこれ」
「ホワぁぁぁぁ!!
そう、つまるところ趣味の一致である。
最近の私たちのブームなのだが、バッグに付けたキーホルダーに目をつけたレナが話しかけてくれて、そこから仲良くなった。
「あ、最近コンビニでうさパンコラボしてて、うさパンまんって売ってるんだけど」
「行こうね、放課後」
「「あ、はい」」
「なにちょっと押されてんのよ」
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昼休み
今日は何故か感じるここにいることへの不思議な懐かしさに違和感を覚えながら授業を受けていると、あっという間に昼休みになる。
「お待たせ〜!ご飯つぶみたいな豚キムチってな〜んだ!」
「えぇ…?」「…………?」「…何それ」
いつもの様に、紗夜とレナと一緒に空いている教室でご飯を食べていると、これまたいつもの様に美沙が合流する。
「何それってなぞなぞですよ旦那〜!ほらっ、アンサープリーズ?」
「旦那って何よ…」
「……ご飯………豚キムチ……豚キムチ…?」
毎度のことながら、突発的によくわからない不可思議ななぞなぞを放り込んでくるので、いつも困惑させられる。…というか今回は特にわからない…。
「…う〜ん、わかんないなぁ」
「…因みに正解は?」
紗夜がそう聞くと、美沙はしてやったりと笑顔を浮かべ、
「ぶはんつきぶち!」
「わかるかぁ!?」
「…外れた…ごはんつきぶちじゃ無かった…」
「むしろ良くそこまで当たったよ!?」
「最初の一文字以外正解ってすごいね…」
少し残念そうなレナを横目に美沙はドヤ顔と共にグーサイン。
「こういうなぞなぞを世界に発信したいのよ」
「これはなぞなぞでもなんでもない!」
紗夜の切実なツッコミが部屋の中に響き渡った。
「…その、カナデは最近どう?」
「どうって?」
唐突に、レナが真剣な表情で聞いてきた。その表情には、どこか悲しい感情が見え隠れする。
「…見た感じ今日はまだ何もされてないみたいだけど、その…」
「…うん、大丈夫だよ」
直接的な表現は避けているが、レナが何を言いたいのかは理解した。
「…ごめん、ね」
「レナが謝ることないよ!?それに本当に…」
「……ううん。責任の一端は、多分、私にあるから…」
そう言って顔を伏せてしまうレナに、なんて言葉をかければいいか分からない。二人も言葉を探すかのように視線を動かしている。
…詳細は省くが、優秀クラスにあまり良い性格とは言えない人物がいるのだ。レナの成績が良いのが気に入らないので、身近な人物を傷つけてやろうという魂胆らしい。
この高校は比較的クラスで関係が分かれるという事が少ない。優秀クラスの人と普通クラスの人が付き合って、結婚まで行ったこともあるなんて話もあるほどに。
だから別に本人がいなくても、ある程度は
「…本当に、なんでなんだろね」
「美沙?」
「レナに対してならまだ分かるよ、レナには悪いけどね。なんで奏がやられないといけないの?」
…美沙が珍しく本気で怒ってる。いつもとは雰囲気が違うのだ、幼馴染みだから余計にわかる。
「…嫌になるよ。奏を狙ったあいつも、……奏を守れない自分も」
「………こうなるのがあいつの目的でもあるんでしょ。美沙が気にしてどうすんのよ、さっきみたいに馬鹿みたいに笑ってなさい」
「…馬鹿みたいってなんじゃあ!?」
「えっ、ちょっ!?どこ触ってんのよあんたぁ!?」
美沙が紗夜に襲いかかってる…。あ、脇とか横腹とかすごいこしょこしょと…、くすぐったそう…。
「…こっちでも色々してみるから。…それまで待っててくれる?」
「うん、待ってる」
「…ありがとう」
「あっははは!ちょっ、やめな…やめろっつってんでしょうがぁ!?」
「君が!泣くまで!くすぐるのをやめない!」
「…このきたならしい阿呆がァ〜」
「ジョ◯ョ知ってたのレナ!?」
……なんだかんだ、いつもの様な昼休みだった。
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「…………懐かしいなぁ」
あまり時間は経っていない筈ではあるが、それでも懐かしんでしまう。もう会えないと思うと少し悲しくなるし、改めて置いていってしまった人たちの大切さが身に染みてしまった。
「…降りよっか」
布団を離し、朝食をいただくためにリビングまで降りる。既に朝食を作り終えたドロアさんがテーブルに準備をする。
「おはよ、カナデちゃん」
「おはようございます」
ドロアさんはこちらを向くと、少し驚いた表情を見せた直後、微笑ましいものを見るように笑った。
「……良い夢でも見た?」
「え?」
「随分と優しい顔してたからさ。彼以外にもそんな顔するんだな、ちょっと意外」
慌てて顔を触って確認するも、そんな風には思えない。いつもとそんなに変わらないような…?
そんな私の反応が面白かったのか、ドロアさんは軽く笑うと、
「ほら、冷める前に早く食べちゃいな」
「…ん〜?……はい」
「ふっふふ、無意識にしてるのかもね」
……なんとなく悔しいような気分になったのを誤魔化すように、バターの塗られたトーストにかじりつく。トーストはとても甘かった。
とマス「あーー!!やばい!疲れた!頭使いすぎた!!」
カナデ「急に何…?ていうか早く書けばいいだけでしょ…」
とマス「いやそうじゃなくて…。割と今回大事なとこだから…」
カナデ「…どういう事?」
とマス「…ん〜とな〜、んじゃあ1つだけ」
カナデ「……?」
とマス「ミツルギ……いや、御剣響夜に対してのお前の反応」
カナデ「……え…?」
とマス「…今回の伏線わかった読者の皆さんはマジで尊敬する。あ、もちろん
この二次創作に新しいオリキャラを!
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入れてくれぇぇ!!!
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見たい…うん、まぁ…(ちょっと…?)
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あんまり入れて欲しくねぇ〜…
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カナデだけに集中しろやワレェ!!
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勝手にせんかい!!