この素晴らしい世界にヒロインを!   作:とあるマスター

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カナデ「珍しく早い…」

とマス「お前の中での俺がどんなのかちょっと知りたい」

カナデ「暇人、サボり魔、勉強しない奴、あとは…」

とマス「待って?的確に俺の心抉るのやめて?モチベが戻っただけだから」

カナデ「へー」

とマス「…あ、今回クッソ長くなりすぎて前半後半分けてます!…原作パート、カナデをどう混ぜるかがムズイ…」

カナデ「お疲れ様」
 


雪原のクエスト

 

 

 冬、学生は温かい布団にこもって出られなくなる季節。常に耐寒の進化を続ける人間ですら勝てない寒さにはモンスターたちも抗えず、そのほとんどが冬眠に入る。

 

 さて、冬眠に入るという事は、モンスターたちが人に被害を与えることが無くなるという訳で…。

 

 

「ロクなクエストがねぇ…」

「まぁ仕方ないっちゃ仕方ないけど…」

 

 ベルディアが来ていた時ほどでは無いものの、カエルなどの簡単なクエストはなく、冬にも問題なく活動できる強力なモンスターの討伐がほとんどだ。

 

「は、白狼の群れの討伐…!カズマ!これにしよう!」

「却下。目を輝かせるな」

 

「『初心者殺しの巣をどうにかして欲しい』…どうにかするだけであれば…」

「却下、何するつもりだお前」

「いや、洞窟なら我が爆裂魔法で…」

「させねぇよ!?」

 

 …とまぁこんな感じで、絶対苦戦以上なのが確定している高難易度な依頼しかギルドにも来ないのだ。

 

 そのため、普通の冒険者は冬に入る前にクエストを受け、冬を越すためのお金を稼ぐのだが…、うん、まぁ…察して…?

 

 

「……それにしても良いのがないね〜…」

「そうだよなぁ…。…ん?『デストロイヤーの進路予測』…なんだそれ?」

「デストロイヤーはワシャワシャしてて子どもたちに人気の古代兵器です」

「「ワシャワシャ…?」」

 

 なんか古代兵器って部分が薄れる説明が来たんだけど…。 

 

 

「あ、これなんか良いじゃない!『雪精の討伐』!」

「ん?…1匹につき10万エリス!?」

「雪精ってそんなに強いの?」

「いえ、むしろカエルなんかよりずっと弱いですよ?」

 

 どうやら雪精は雪深い雪原に多く出没するモンスターらしい。1匹倒すごとに春が半日早く訪れるんだとか。しかもこちらへの攻撃手段を持たず、何をしても倒せてしまうほど弱いとか。

 

 ……それで10万エリスなのに、なんで残ってるんだろう…?むしろ取り合いになるだろうに…。

 

「これ請けるでしょ?私準備して来るから!」

「雪精か…ふふふふ…」

 

 …ダクネスさんが笑ってるのが不安だが、お金が欲しい私たちはあまり迷う事なくそれを請ける事にした。

 

 変なことが起きないと良いなぁ…。

 

 

 

 討伐クエスト

  {雪精達を討伐せよ!}

 

─────────────────────────

─────────────────────────

 

 

 

 

 

「まてコラァァ!!」

「このっ!…くっ、ちょこまかと…!」

 

 防寒をしっかりとして雪原にやって来た私たちは、ふわふわと浮く雪精を追いかけては倒してを繰り返していた。

 

 カズマはブンブンと剣を振り回して倒している。ダクネスさんは…からぶってばかりだ…。

 

「そおい!…よしっ!カズマ〜!もう4匹目捕ったわよ〜!大漁よ大漁!」

「俺の討伐数が振るわなかったら、あいつの捕まえたやつを退治してしまおう…」

 

 アクア様は雪精の捕獲に励んでいる。なにやら雪精を水に入れるとシュワシュワになるとか。…カズマはすっごい不穏なことを言ってるけど…。

 

 

 ………………私?私は〜その〜。

 

「……………」

「?」

「……………」

「!」

「………かわええ〜…!」

 

 …はい、雪精が可愛すぎて攻撃できません…!

 

 待って?聞いて?想像してたのがポケ◯ンのフリージオみたいなのだったの。そしたら想定外なフワモチのマスコットで焦って攻撃躊躇ったの。そしたら明らかにニコニコしながら寄ってきたの。

 

 …無理じゃん!?できる訳ないじゃん攻撃!?いやもう無理!(語彙力)

 

「♡」

「〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!」

 

 今だって手袋に頬擦り(?)してるしさぁ!?そりゃ10万も貰えますよ心の慰謝料がさぁ!?(錯乱) なんなら今皆が倒してるのも心痛いからね!?

 

 

 

 

「我が真紅の流出を以って、白き世界を覆さん……!

『エクスプロージョン』ッ!!」

「『フリーズ』!」

「?」

 

 冷寒の世界に爆炎が広がる。世界最大とも思える熱が雪原を襲い、雪の下にあった地面を広く晒した。

 ……思わず守っちゃったのは許してよ。だって懐いてくれてるんだもん。

 

「ふっふっふ…。やりましたよ…これで9匹です…。レベルも1つ、上がりました…」

「なんだよ美味すぎだろこのクエスト!なんで誰もやらないんだ?」

 

 …まぁ確かに、こんな可愛い子たちが人に危害を加えるとも思えない。それで1匹10万エリスはいくらなんでも高すぎではないだろうか?…いやまぁ精神的慰謝料なら理解はできるけど。

 

 それでもレベルも上がりやすいのなら、冒険者たちもこぞって取り合いをするだろう、それにリーンちゃんたちも教えてくれるはず。けどこんなクエストがあるなんて聞いたこともない。

 

 

「…単純に聞きそびれたとか…タイミングが無かった…?…あとは…」

「?」

 

 

 …随分と嫌な予感がしてきた。3つ目の理由が合ってるのならダクネスさんがクエストを受ける時に笑った理由にも納得できる。

 

 

「…やつが出たぞ!」

「で、出たって何が?やばい雰囲気がするんだが!?」

「………」

「こいつ死んだふりしてやがる…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あのベルディアと同等…もしかすればそれ以上の重々しい雰囲気がする。さっきまで晴れていたはずの空には厚い雲が広がり、さらには吹雪が吹きはじめた。

 

 

 

「ねぇ2人とも、なぜ冒険者が雪精討伐を請けないのか、その理由を教えてあげる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 吹雪はますますその強さを増し、私たちの視界を真っ白に染め上げていく。しかし、視界が悪い中でも重圧はさらに大きくなり、()()の居場所をひしひしと肌で感じさせられる。

 

 

 

「あなたたちも日本に住んでいたし、天気予報やニュースで聞いたことくらいはあるでしょう?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アクア様の言葉に合わさるように吹雪が少し弱まり、視界が確保される。そこにいたのは、雪のように白い鎧兜を纏い、刀を携えた()だった。

 

 

 

 

 

 

「雪精たちの主にして、冬の風物詩……《冬将軍》の到来よ!」

 

 

 

 

 

 そう、3つ目の理由とは、『単純に危険だから』である。

 

 

 

「───────」

「おぉ!冬将軍、国から高額賞金をかけられている特別指定モンスター!」

 

「バカッ!このクソッタレな世界の連中は!人も食い物もモンスターも!みんな揃って大バカだァァ!!!」

 

 

 …カズマの心からの叫びに、私は心の底から同意した。

 

 

 

  ───────────────────

 

 

 

「……ここから離れててね?」

「?………!」

「…うん。偉いね、ありがとう」

 

 手の中にいた雪精に遠くに行くように言い、カズマの元に急ぐ。おそらく戦闘になるだろうから、あまり関わらせたくはない。素直に飛んでいってくれたから、吹雪に紛れて遠くまで飛んでいってくれることを祈る。

 

「精霊は、出会った人が無意識に思い描く思念を受けて、その姿に実体化するの。けど、冬に出歩くのは日本から来たチート持ちだけだから…」

「つまりあいつは!日本から来たどっかのアホが!『冬といえば冬将軍』みたいなノリで連想して生まれたのか!?」

「随分とはた迷惑な話だねそれ…」

 

 アクア様の説明から、過去の日本人の先輩に少し怒りと呆れを覚えながら、『武器収納』からリパルサーを取り出す。…勝てる気がしないけど。

 

 

 こちらが…というか私が戦闘態勢に入ったからか、冬将軍の圧がさらに重くなる。そして刀を抜くと、滑るかのように移動して、私たちの中で一番近いダクネスさんに近づく。

 するとあっという間に、ダクネスさんの大剣を破壊してみせた。

 

「ああっ!?私の剣が!?」

「…真っ二つって…鉄に対しておかしくない…?」

 

 ベルディアとも打ち合っていた剣が飛んで行く事実に思考停止しそうになるが耐える。思考停止してたら話にならない。

 

 

 …と、相手の動きを見逃さないようにしていると、アクア様が急に瓶詰めしていた雪精を逃がし出した。…なんでぇ?

 

「カズマ、カナデ!冬将軍は寛大よ!きちんと礼を尽くして謝れば、見逃してくれるわ!」

「お前雪の上に座って何してんだよ!?」

 

 そのままアクア様は雪の上で正座すると、そのまま頭を下げ…

 

「ははーーっ」

「「………へ?」」

 

 

「土下座よ!ド・ゲ・ザ!ほら、武器を捨てて早く謝るの!」

 

 …女神様の、それはそれは見事な土下座を見た…。

 …え、これガチで土下座するの?

 

 不安と不思議に思いダクネスさんを見ると、折れた剣を構えて冬将軍と向かい合っていた。

 

「って!ダクネスお前何やってんだよ!」

「…誰も見ていないとはいえ、モンスターに頭を下げるなど…!」

 

 そう渋るダクネスさんの頭を、カズマが無理やり下げさせる。…いや、そんな全体重乗せなくても…。

 

「いいから下げろ!いつもモンスターにほいほい寄ってくくせに、こんな時だけプライドみせんな!」

「や、やめろぉ!無理やり頭を下げさせられ、地面に頭を…どんなご褒美だ!」

 

 

 

 

 

「カズマ武器!早くその武器捨てて!」

 

「───────」

「…ッ!『クイック』!『エンチャント・アース』!」

 

 アクア様が叫ぶと同時に冬将軍が動き出す。なんの躊躇いもなく振られたそれを両手に持った剣で受け止めるが、明らかに力が足りない。

 

「…お、もい…!」

「さ、サンキューカナデ!」

「はや…く……さが、って…!」

 

 相手は片手。こちらは両手の上に、魔法によって剣の重量も硬度も増しているのだ。それでも競り合うどころかジリジリと押さえ込まれている。

 

 …洒落にならない!!おかしいでしょ!なんでベルディアより単純なパワーが上なワケ!?いやまぁベルディアは技術で戦う系の敵だったけど!

 

「───────」

「っ!…『ファイヤーボール』!」

 

 冬将軍が更に力を込めごり押してきそうだったので、炎魔法で無理やり引き剥がす。というかこれ以上は持ち堪えれなかった…。もちろん、死んだふりを続けていためぐみんちゃんの回収も忘れない。

 

「大丈夫か!?」

「……先に逃げてて。テレポートできる手段はあるから、私だけになれたらすぐ逃げれる」

「…わ、わかった」

 

 めぐみんちゃんをカズマに渡して冬将軍と向かい合う。やはり炎は苦手なようで、少し警戒が強くなっているようだ。

 

「ま、待て!カナデを置いていくのか!?私だけでも…」

「違えよ!俺たちがいるとカナデの邪魔になるんだよ!より確実に逃げれるように先に逃げとくんだ、わかるか!」

「し、しかし…」

「………攻撃の当たらないクルセイダーもレベルの低い冒険者も邪魔になるんだよ!わかったら行くぞ!」

 

「くっ……カナデ!必ず戻ってくるんだぞ!」

「カズマ早く!カナデ〜!戻って来なかったら許さないからね〜!!」

「…カナデ、待ってますから!」

「……今日は俺が奢るからな!絶対戻ってこいよ!!」

 

 

 

 

 

 カズマたちが離れていくのを横目に冬将軍の様子を見るが、まるで待っているかのように動かない。

 

「…待っててくれたのかな?」

「─────────」

 

 返事が返ってくるとは思わなかったが、なんとなく聞いてしまった。すると冬将軍は、それに反応するかのように刀を両手で構える。

 

 …なんだろう、この先生みたいな感じ…。なんか「かかってこい」とか言われてる気分…。

 

「…………参ります」

「────────」

 

 思わず敬語で言ってしまったことを頭から消して、冬将軍に切り掛かった。




 

カナデ「…なんか打ち切り感」

とマス「ヤメロォ!」

カナデ「いや、まぁ…後半どうすんの?」

とマス「あ、せやせや。ドロアみたいなオリキャラをがっつり入れるかどうか迷ってるんだよなぁ…」

カナデ「…急に何?」

とマス「というわけでアンッケェェット!!主要になるオリキャラ、読者の皆さん見たいか見たくないか!」

カナデ「はへぇ!?」

とマス「これ、どっちかによって後半パートのルート変わってくるので…。
読者の皆さん、是非アンケートにご協力お願い致しますm(_ _)m」

カナデ「えぇ…?…えっと、よろしくお願いします」




とマス「あ、エリス様はもっと後に出てきま〜す()今回は諦めてっ!()」

この二次創作に新しいオリキャラを!

  • 入れてくれぇぇ!!!
  • 見たい…うん、まぁ…(ちょっと…?)
  • あんまり入れて欲しくねぇ〜…
  • カナデだけに集中しろやワレェ!!
  • 勝手にせんかい!!
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