とマス「はい…すいません…はい…」
カナデ「…Vtuber、るしあ、馬娘…」
とマス「馬娘じゃないウマ娘だ!」
カナデ「…投稿頻度あげるように…」
とマス「…はい…というか俺より後に初めて100話超えの人いてビビってんだが」
カナデ「あんたもそれくらい行ける、ガンバ」
とマス「んな適当な…」
「…………参ります」
「────────」
お互い飛び込むと同時に、下段に構えた剣を斬り上げる。当たり前のように逸らされ空いた右側を狙われるが、左手で戻して受け止める。
(うん、斬り合うの無理!)
「『エンチャント・ウォーター』!」
さて、今まであまり詳しく説明していなかった『エンチャント』について。ベルディア戦でも使っていたこの魔法騎士固有スキルは、お世辞にも良い評価を得ているとは言い難かった。
魔力を剣に纏わせることのできるスキルで、魔力を込めれば込めるほど魔法となって目にみえるようになる。某鬼殺しの物真似をすることができるようになるのだ。
…しかしこれがまぁ使い勝手が悪い。纏わせている間は常に魔力を消費する、だけならまだしも効果が薄いのだ。
『クリエイトウォーター』ですらダメージの大きいベルディアにエンチャントで攻撃しても、剣のダメージしか与えれないだろう。まともに魔力のダメージを与えるには上級魔法レベルの魔力消費になる。
ただ実際に使ってみて、完全に無駄なわけでは無いこともわかった。その最大のメリットが、纏わせる魔力によって剣にある程度の効果も付与することだ。
的確に弱点を攻めるのなら『
受け流しながら戦うのなら『
手数と速度で攻めるのなら『
受け止めながら薙ぎ払うなら『硬
私はそれぞれ、火が長期対人用、風が短期対人用、水が対人型モンスター用、地が対大型、対群生モンスター用と考えている。
今纏わせた水の流動性とは、簡単に言うと
…私にそんな技量ないから地で誤魔化してるところはある。少なくともベルディア戦で使える技量はなかった…。
とはいえ、流石にごり押しが効く相手ではないし、地で上げた重量をものともしてない相手に続けるのは悪手のため水を纏わせる。
(剣先をずらすイメージ…)
体をそらしながら剣を少し動かすと、刀をあらぬ方向に振りかぶり隙だらけになる冬将軍。
だが、その隙を攻めるよりも距離をとることを優先して後方に飛ぶ。もとから接近戦は勝てないと判断して遠距離から攻めようと考えたのもあるが…
「まじかぁ…反射神経おかしいでしょ…」
さっき刀を滑らせたタイミングで髪に掠らせられた。地の重量から水に急に変えたにも関わらず、だ。
「詠唱のラグもあったんだろうけど…でもさぁ、えぇ…」
改めてバケモノの相手をしているのを実感する。あの反応速度なら逃げるためにテレポートしようとした瞬間に私の首が飛ぶ可能性が高い。
あと何より恐ろしいのが、
「今あれ絶対、様子見してるんだよね」
カズマの首を飛ばそうとした時と比べると少し剣が遅いように感じる。あの時はギリギリ反応できたが、今のは見てからしっかりガードすることができた。
(これが余裕からなのか、それとも全力からなのか…)
獅子は兎を捕らえるにも全力を尽くすとも言うし、油断せず相手の動きを見ているのなら負け確だが、明らかに下に見て油断しているのならまだワンチャンある。
パワーもスピードも実力も圧倒的不利で逃げるには、もはや神頼みしかないのだ。
(逃げるにも逃げれない…真正面から戦う?確定一発の不利対面で?無理。なら…)
…と考えてる時間ずっと待ってくれるわけもなく、冬将軍はこちらに斬りかかってくる。正直さっきは自分の力を過信していたので、これからは距離はとるようにする。
「『ファイアボール』!」
「────────」
後ろに飛びながら放った火球は正面から真っ二つにされ、何もなかったように距離を詰められる。
左上からの刀を剣で逸らしながらもう一度火球を放つ。直撃し怯んだところでまた距離を取る。
…何回も同じことは繰り返せない、いつ痺れを切らして本気で来るかわからないのだ。今のも最初より早かった、距離を取ってなければ危なかっただろう。
ずっと『クイック』をかけているのにも無理がある。早めに解決策を浮かばせないと…。
「────────」
「ちょっとは待ってくれても良いんじゃない!?」
次は離させないとばかりに叩き込まれる連撃を必死に逸らしながら、残った脳の容量で打開策を考える。
どうすれば目的を果たせる?相手を倒す。接近されること自体を止める。
倒せる?無理。私のチートは一発逆転系じゃない。この時点で勝てないなら可能性は0%だ。
接近されない為には?自分が死ぬ気で逃げる。相手の動きを止める。相手がこちらを見失う。
死ぬ気でも逃げれない。というか真正面から背中向けて逃げれるわけがない。
動きを止めるだけなら出来る。けどその間に逃げれるかはノーだ。死ぬ気で逃げるのと変わらない。
見失う?どうやって?ここは雪山、あちらのテリトリーだ。相当遠くでなければ見失うことなどない。
(…あれ?打つ手なし?)
「────────」
「…あ」
攻めず攻めきれずの均衡が崩れた。動きを読まれ、そらした刀がその勢いで私の腹に直撃した。
私の体は軽々と宙を飛び、しばらくして木に当たり止まった。斬られてないのを見るに一撃優先で峰のままで当てたのだろう。
「ゴホッ…!ゲホッ、ヒュゥ…」
「────────」
望まぬ形で取った距離を少しずつ縮めてくる。
肺から消えた空気が上手く戻らない。頭も上手く働かない。目の焦点が合わなくなってきた。
動かそうとしても手足が上手く動かせない。急所にでも当たったのだろうか?4%は犯罪…。
(あ〜…これ死ぬかも…)
目の前のナニカが動き出す。もう自分にはどうしようもない事だけはわかった。
「………っ…」
『なんでそう繋がるの!?』
『いや、割と簡単だよ?』
『…反射神経よわよわ』
『なんだぁ…てめぇ…』
『ところで今のラストストックじゃないの?』
『…あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!』
…はは、懐かしいなぁ。4人で集まってよくやってた。美沙がなんでかレナの魔王の大剣に当たりに行ったり、復帰阻止しようとして逆に落ちてったり。
それで残った3人全員を全力で応援してたし、飛び道具撒いて一回勝ったときなんか大喜びしてた。
私は原作知らないけど使いやすかったから、ずっと魔法使いを赤い服にして使って…そういえば原作は結局できなかったや。
『カナデちゃん!!これ美味しい!!!』
『リーンちゃんそんなに詰め込まなくても…』
『だって!!ハムハム…』
『…ふふっ、リスみたい』
『チューチュー!』
『ぶふっ…!』
…あのお店、カズマ達も連れてみんなで行きたかったなぁ。このクエストクリアできたらそれくらい貯まったかな?
そういえばあのお店で初めてお酒飲んだっけ。どんなのだったか覚えてないや。
『え〜…か、カナデさん…?』
『ダストさん、どうしました?』
『…これ』
『お金?…ダストあんた、なんか変な魔法受けた!?』
『ちっげぇよ!?前の分返したんだよ!』
『『大きくなって…!』』
『お前ら何目線だよ!?!?』
…この前ダストさんがお金返してくれたんだ。あの時リーンちゃんとちょっとふざけたけど、すごい嬉しかったなぁ。
その直後に男の人に連れてかれたけど。ダストさん…。
あぁ、そうだ。そろそろ魔剣を買い戻せそうなんだ。ちゃんと返してカツルギさんに謝らないと…。仲間の人にも悪いことしちゃったし…。
『カナデちゃんもだいぶ慣れてきたねぇ。この子達も喜んでるよ』
『そうですか?今も良く失敗しちゃいますけど…』
『馬の違いが分かるようになるのが早かったからねぇ、声もかけてあげてるし。どうだい?冒険者引退したら彼と一緒に農場でも』
『へ!?』
『あっはは!そん時はこの子でも連れてってあげとくれ。カナデちゃんのこと大好きみたい…あ、こらディアクロス!噛むんじゃない!』
…ドロアさんに褒められたの、嬉しかったなぁ。あの後ディアクロス君拗ねちゃったけど、懐かれてるのがわかって嬉しかった。
…随分と長い走馬灯らしい。冬将軍があまり近づいていない。
目と頭はある程度治ったみたいだ。ちゃんと見えるし、しっかり考えれてる。けど上手く体は動かない。
「?」
…あの時逃した子だろうか?心配そうにこちらに近づいてくる雪精が見える。雪精は剣を持っている右手に擦り寄ってくれた。
(看取ってくれる子がいるなら…ちょっとは救われるかな…)
そう思い、冬将軍の足音を子守唄代わりに目を閉じた。
『カナデ!必ず戻ってくるんだぞ!』
『カナデ〜!戻って来なかったら許さないからね〜!!』
『…カナデ、待ってますから!』
『絶対戻ってこいよ!!』
鈍い音が吹雪に溶けていった。
「────────」
「!?」
「いったぁ…」
普通に痛い。やっぱり頭を木にぶつけるのは馬鹿だっただろうか。
「…けど、頭冷えた。動ける」
さっきまでほとんど動かなかった手足もちゃんと動く。目標も思い出した。雪精は驚かせてごめん。
「もう大丈夫、ありがとう」
「!」
「生きて、帰る」
改めて構える。思い出と重ねるように、画面の中の彼女と照らし合わせて。
「────────」
「2ストック目、
──────────────────────────
──────────────────────────
「『スパークショット』!」
「────────」
「…そこ!」
先程より攻め辛い。白い武士の心境である。
今まではこちらから攻め、敵がそれに対応し距離を取っていた。故にそれを読み一撃を加えることができた。
では今はどうか。相手の雷は間を開けず、ばら撒くかのようにこちらを攻めたてる。その隙を見逃さず剣による攻撃。
雷を二撃、三撃と躱し、逸らすことで接近するも、
「…『エルウィンド』!」
二本の風の刃を放ちながら後方に飛ぶ。これが中々に厄介。どちらとも、避けなければ飛ばされるのだ。一本目はさらに奥に、二本目は左右に。
…剣の性質も戻ったようだ。水のように流れやすかった先程と違い、岩のような重さで吹き飛ばすように剣を振るってくる。
『生きて帰る』、この娘はそう言った。
しかしそれを許すわけにはいかぬ。
主により冬の化身として生まれたこの武士は、冬を守ることを使命としてきた。故に雪精を守り、春の到来を遠ざけている。
この娘は危険すぎる。今は技と知能でのみ斬り合っているが、その内に秘める見知らぬ力を使うようになれば、どんな影響が出るかわからない。
主によって生を与えられたからには、命を全うせねばならぬ。この娘だけは逃すわけにはいかない。今まで使っていないところを見るに、力に気付いていない可能性もある。危険の芽は早めに摘んでおかなくては。
…仲間を逃すときの決意は、本物のように感じたが。
ふと、刀が当たらないことに気付いた。一定の距離を保っているのもそうだが、受けるのではなく躱されている。
過去に何度か、『気配察知』というものを一部に発動させ、より精度を上げるというのを経験している。娘も同じようにしているのだろうか。
ならば速攻を決めるべきだ。どう動くかわかっても反応できぬほどの速度で心臓を突く。そう決め脚に力を込め一気に跳んだ。
後から考えると、この判断をさせること自体が娘の作戦だったやもしれない。
「『ギガファイアー』!!」
両足が地から離れたその一瞬で、娘が最初と比べると小さな火球を放った。もはや止まることなどできぬと判断し、火球ごと貫くためにさらに速度を上げる。
が、火球に刀の先に触れた瞬間、火球は火柱となり武士を捕らえた。慣性も消され、その場に留まりダメージを与え続ける。
「『ギガファイアー』!!!」
火柱に囚われ続ける上で、さらに火柱が追加された。さらにダメージが蓄積され、上手く逃れることも叶わない。
「『パワード』!『ハイエンチャント・…」
そしてその間、娘がただ見ているわけもない。
「…
それはまるで、真横に流れる落雷だった。
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つまりあのスパムはアーマード・コアファンの亡霊によるもの…!?(なわけ)