この素晴らしい世界にヒロインを!   作:とあるマスター

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fgoの星5配布そろそろですね!皆さんは誰を選ぶんですか?
作者はアルトリアですね!(アルトリア未所持)

因みにTwitterでスカサハ師匠の触媒募集しているので是非よろしくお願いしますm(_ _)m

追記:結果報告 爆死




あ、カズマ出ませんごめんなさい。だいぶシリアス回です。
苦手な方は、すぐに次を出すのでお待ちください。


悪夢

「ねぇ〜ぇ〜、碧野!」

「…………何」

 

 また煩いのが絡んでくる。こういうのは無視したところである事ない事言い続けられるだけなので一応返事しなければいけない。今までの経験則だ。本から目を離すことはないが。

 

「今日ちょっと金なくてさぁ〜、貸してくんない?」

「………どのくらい」

「そんなに多くないよ〜、こんだけだからぁ〜!」

 

 そう言って立てた指の数は二本、つまり二万円だ。コレの頭の中に百や千という数はないのだろう、お金を奪う時は誰に対しても最低一万は持って行く。これは被害に遭った違う子が教えてくれた。

 

 さらにこういうヤツらの「貸して」とは「貸して(よこせ)」なのだ。貸したところで返ってくることはない。

 

「持ってないから無理。そんなに欲しいならバイトでもすれば?」

「はぁ!?アンタ誰にそんなこと言ってるのか分かってる!?」

「●●さんのお父さんはあの●●グループの社長なのよ!?アンタとは格が違うの!黙って●●さんの言うこと聞いてればいいのよ!」

 

 ならお前らはどうなんだ、という言葉を喉にとどめて、いつもと変わらない取り巻きの鳴き声をスルーする。取り巻きは自分で考えることがないので対処は楽だ。

 

「いやいや、大丈夫だよ!▲▲ちゃん、■■ちゃん!持ってないなら仕方ないよ、ね?」

「……●●ちゃんがそう言うなら…」

 

 

 …嘘だ、目は完全に笑っていない。こういう日は必ず何かしらのバッドイベントが起こる。昨日が上履きの泥遊びだったから、今日は筆箱のゴミ箱入りだろうか。少なくとも昨日よりは酷いことになるだろう。

 

 だが、別に構わない。コレは執念深いから、私を狙う間は他の子を狙うことはないだろう。それに先生や委員会などへの根回しは終わっている、しばらくすれば雷を落とされて痛い目を見るだろう。まぁ、今までしてきた事が事だから、退学の可能性もあるが、私の知ったことではない。

 アレは中学校の時から()()なので、悲しむ人も少ないだろう。取り巻きは知らないが。

 

「………………」

 

 …いま思えば、今まで通りに本から目を離さなかったのが悪かったのだろう。しっかり目を見ていれば、少なくともアレの目がいつも以上に濁っていることには気付けたかもしれないのに。

 

 

 

 放課後まで特に何もなく過ごし、友達と疑問に思いながら正門で別れた。学校から帰るときには必ず大橋を通ることにしている。これは小学校から続けている習慣だ。下に流れる川はあまり深くはないが、河川敷の桜の木を水面に映している。春になると観ることのできるこの景色が、私はとても気に入っていのだ。

 

「…そろそろ帰ろうかな…………ん?」

 

 いつもと変わらない景色を楽しんだので家に帰ろうとすると、後ろからアレが近づいてくるのが見えた。もしやと思い振り向くと、やはり取り巻きも来ている。橋の歩道の横は車道なので、しっかり挟まれた訳だ。

 

「……何か用?そろそろ帰りたいんだけど」

「いやぁちょっとね!碧野さんにお願いがあるんだ〜」

「何を……っ!」

 

 何故かはわからない。が、ここから逃げなければいけない気がした。別に囲まれてのいじめなんてよくある事だ。どうせ今日は学校で何もしなかったから外でやろうとしただけだ。

 そう自分に言い聞かせても意味がない。まるで私という人間の本能が叫んでいるようだった。

 

 「()()()()()()()」と

 

 

「そんなに難しいことじゃないから!なんだったら今からでも出来るし!」

「な、なにを………なにするつもり……?」

「いやぁ簡単簡単!碧野さんにはさぁ…」

 

 

 

 

 

 次の瞬間、

 私の身体は宙を舞っていた。

 

 

「……死んでほしいなぁってだけだから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………っあぁ!……はぁ…はぁ……ふぅ…」

 

 気がつくとそこは藁の上だった。こっちに来てからいつも寝泊まりしている馬小屋だ。この前に仲良くなったおじさんが使わせてくれている。

 

 いきなり飛び起きたからか馬たちがこちらを覗いてくる。しかし、そんな周りを気にする余裕もない私は、思わず自分の両手で胸元を押さえた。その手は震えて、なにも心強くはなかったが。

 

「こっちに来て初めてあの時の夢を見たけど……なかなか、キツいなぁ……」

 

 転生してから1ヶ月半ほど過ぎて、いろいろなことがあった。クエストもある程度高難易度でもクリア出来る様になったし、リーンちゃんパーティを中心にアクセルの人たちとも仲良くなれた。我ながら良い転生ライフを送っているのだ。

 

 しかしそれでも、あの時の光景をかき消すことは出来なかったようだ。別に川を嫌いになることも、複数に囲まれて体が動かなくなることもなかったことは助かったが、それでも悔しくなる。あんな最低な記憶が自分の中で大きかった事実は、私は弱いと真実を突きつけているようで悲しいのだ。

 

「……ギルドでご飯食べよう」

 

 自分で料理する気にも、おじさんにご飯をいただく気にもなれなかった私は、ギルドで朝を済ませることにした。どうせろくに食べられないだろうが。

 

 

 この数十分後到着したギルドで、私は自分の判断を褒め称えることになるが、今の私はそのことを知らない。




ちょっと待っててください!
すぐに出しますから!!

この二次創作に新しいオリキャラを!

  • 入れてくれぇぇ!!!
  • 見たい…うん、まぁ…(ちょっと…?)
  • あんまり入れて欲しくねぇ〜…
  • カナデだけに集中しろやワレェ!!
  • 勝手にせんかい!!
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