この素晴らしい世界にヒロインを!   作:とあるマスター

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お待たせしました!
カズマの登場です!


後輩転生者

 

 ギルドに着いた私はいつも座っている席で朝を済ませようとしたが、既に先客がいるのを見てその近くに変えることにした。ウェイトレスさんを呼んでモーニングセットとシュワシュワを注文する。

 シュワシュワとは、炭酸でもジュースでもお酒でもなく、しかし飲んだあとシュワシュワする飲み物のことだ。いや、ほんとシュワシュワとしか言えないのよ、マジで。なんなんだろコレ?

 

 モーニングセットが来る前にふといつもの席に座っている先客が気になり、観察と共に先に来たシュワシュワを飲む。シュワシュワだけは頼んだらすぐに来るんだよなぁ…

 

 先客は2人組で、同い年らしきの男の子とどこか見覚えのある女の人だ。というかなんか暗くない?なんかあったのかな?

 男の子の方は顔の整ったモブのような感じで目立つところがある顔ではないが、目立つのは服装だ。あれは確実にジャージだろう。つまり彼は転生者ということになる。

 ここで話しかけるのも良いが、モーニングセットを頼んでしまったので食べ終わったあとにしよう。話しかけた直後に来たら空気が壊れること間違いなしだ。

 

 女の人は明らかに見たことがある。顔が見えないから確定は出来ないが、あの水色の髪や服装はどう見てもアクア様だ。とはいえ神様であるアクア様がこの世界に来る訳がないだろう、きっと顔も違う別人に違いない。アクア様をリスペクトしているのであればサムズアップ間違いなしだが。

 

 お、男の子が話しかけて女の人が顔をあげるぞ。さてどんな娘だろうか、私のセンサーが反応するような美少女ならいい…な……

 

(アクア様だあの人おおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!????)

 

 神様がいることがバレてはいけないだろうと心の中に押し留めた私を褒めてあげたい。とはいえこのままではいけないだろうと耳を傾ける。

 

「……いわよね、ヒキニートだものね」

「ヒキニート言うな。それより金が無いとかアウトじゃねーか、なんも出来ねぇぞこのままじゃ」

 

 なるほど、冒険者になろうとしたけどお金がなくて冒険者登録出来なかったのか。あの時の私と一緒だなぁ。あの時は確か…

 

(……『後輩の面倒見るのは先輩の役目』だっけ、リーンちゃん)

 

 相手は女神様な上に、先輩といっても1ヶ月少し程度だが、先輩の言葉は大切にしないとね。

 

「お久しぶりです、女神アクア様」

「あら、誰かしら?私のことを見抜くなんてそれは熱心なアクシズ教徒なのね!いいわ!この水の女神アクアがあなたの用事を聞いてああああぁぁぁぁぁ!!!」

「おい、どうしたそんな慌てて?このエルフは知り合いか?」

「ん、私も転生者だからね。その服、あなたも転生者でしょ?さっき話聞いちゃったけど、お金なら貸すよ。同郷の縁は大切にしないといけないしね」

「本当か!?ありがとう!」

「先に登録してから自己紹介しよっか。一緒に登録について行っていいかな?」

「は、はい!お願いします!」

 

 

 という訳で、リーンちゃん目線でついていくことになった私を連れて、男の子とアクア様は冒険者登録に進んだ。ところで、なんでいっぱい並んでるルナさんのところに並んでるの?いやまぁわかるけどね、万乳引力には逆らえないよね、仕方ない仕方ない。

 

「あら、カナデさんじゃないですか!今日はどうされました?」

「あ、今日は私じゃなくてこっちの2人の冒険者登録に。同郷の人なんです」

「あぁなるほど!かしこまりました、少々お待ちください」

「…カナデって言うんだな」

「あはは…名前出されちゃったね…」

 

 あ、やめてそんな目で見ないで。別に強キャラ感出すの失敗した訳じゃないから、そんな憐れむような目で見ないで。

 そんな目で私を見るなぁ!!

 

 

 ルナさんが私の時と同じ説明をした後、男の子が水晶に触れる。あ、目がキラキラしてる、わかるよ。「おぉ」って言ってる、わかるよ。なんか初心者のこういう反応っていいなぁ、微笑ましい。

 

「はい、ありがとうございます。サトウカズマさんですね」

「…カズマくんって言うんだね」

「……はい」

 

 ふふふふふ、さっきの仕返しだ、甘んじて受け入れたまえ。

 

「えっと、全体的にステータスはほぼ平均値ですね…。あっ、幸運は非常に高いですね。冒険者に幸運はあまり必要ない数値ですが…。この幸運なら、商売人になることをオススメしますよ?」

 

 ………うわぁ、悲しい…。きっと異世界で冒険者になって小説みたいな冒険をしてみたかっただろうに、冒険者生活否定とは…あぁ、カズマくんが何とも言えない顔を…

 

「き、基本職の冒険者で……」

 

 頑張れカズマくん、君の生活は最低から始まるんだ…!

 

「はあああああぁぁぁぁぁ!?知力が平均より低いのと、幸運が最低レベルなことを除けば、全てのステータスが大幅に平均値を超えていますよ!?」

「え、なになに?私が凄いってこと?」

「凄いなんてものじゃありませんよ…全体的にあのカナデさんを超えているなんて…。これなら知力を必要とする魔法使い職は無理ですが、クルセイダーやソードマスター、アークプリーストなどのほとんどの上級職を選び放題ですよ!」

 

 おお、流石アクア様!女神の名に違いなしとばかりのステータスだなぁ。なんで知力が低いのかはちょっとわかんないけど。

 因みにアクア様はアークプリーストになりました。

 

「…ドンマイ、カズマくん」

「……言わないでください」

 

 ごめん、思わず…




カズマ出せたぁ〜…
次はカズマのカエルクエストだな!カナデついて行かせようかなぁ…?

感想コメント高評価お願いします!!!

追記:火跡さん、誤字報告ありがとうございました!

この二次創作に新しいオリキャラを!

  • 入れてくれぇぇ!!!
  • 見たい…うん、まぁ…(ちょっと…?)
  • あんまり入れて欲しくねぇ〜…
  • カナデだけに集中しろやワレェ!!
  • 勝手にせんかい!!
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