【全知全能】になった俺がアイドルになって人生を謳歌していく【書直し版】 作:PL.2G
説明にも書きましたが、自己満足の為だけの投稿です。
どうかお許しください。
俺は今生きている。何を当たり前の事を言っているのかって?
俺だってこんな語り出しはどうかと思う。
どうかと思うが、こう語りだすよりは幾分マシだと思って欲しい。
俺は死んだ事があるらしい。
……存外しっくり来てしまう。
まぁこの際どちらでもいいか。考えるだけ無駄だ。話を続けよう。
前述の通り、俺は今生きていて、死んだ事がある訳なのだが……
実際どうやって、何がどうなって死んだのかそもそも本当に死んだのかもわかっていない。
それでも何故それを理解しているのかと言うと……とある人物? に死んだと教えられたからだ。
『
『はぁ……?』
『おや? やたら反応が薄いですね?』
目を開けると数メートル先、身長が一メートル程度で、遠目で見てても高級そうな白い絹のような布きれで全身を覆い口元しか見えないソイツは俺に向かって何の前触れも無く唐突にそんな事を言っていた。
『ふーん……お好きにって事は、貰える
ここは何処か? とか、生まれ変わる? とか、こいつが神様? とか、きっと普通の感性の持ち主だったならそういった事を聞いたかもしれないが、俺には正直心底そんな事どうでも良かった。
『それにだいぶ落ち着いていらっしゃる。ですが此方としては、その方が話を進めやすくて非常に助かります。そうですね。お好きな
『手続きって……まぁでもなー。
それよりも、だ。自分の性格、アニメや漫画、ドラマに小説……そんな単語を思いついた所で、その情報源である記憶に辿り着かない事に気付いた。
『貴方の生前の記憶はありませんよ』
神様? はそう言った。
俺は少し驚き、神様? の方に顔を向けると、まったく顔が伺えないにも関わらずニヤリと笑われた気がした。ムカついたので話を進める事にした。
『生まれ変わらないって選択は?』
『ありえません』
えらくはっきりときっぱりと拒否されてしまった。
『それなら……生まれ変わり先って生前と同じなのか?』
『違います……が、明確にどう言った場所か……とまでは……』
考える事が大嫌いな俺の精一杯な質問が首の動作と曖昧な否定文で終わった。
わからないのか……と、ここで当然の様な疑問が生まれる。
『えっ!? それって実際問題かなり無茶振りなんじゃないのか? 生まれ変わり先もわからないで能力決めろって? マジで言ってんのか?』
『はい。ですので、ここでしっかり悩んで、考えていただいて、後悔の無い選択をお願い致します。非常に申し訳なく思っているのですが、我々の力では……そこまでの干渉が許されてませんので』
『うっわぁ……めんどうくさ。後悔なんて残るに決まってるじゃん。能力の決め直しも無いんでしょ?』
首肯。
『ちなみに、生まれ変わり先に俺以外の生まれ変わりって……』
『ありえません』
考える事が嫌いな俺の精一杯な質問が喰い気味な答えで終わる。
ありえないのか……なるほど、ようわからん。
『ふーん……』
一応考えるフリを挟むが実際には無意味で無駄な行為だ。
『では、
『いや、もう決まったよ』
実は大分前から
最早
『おや? えらくお早いですね。そんな事で大丈夫なんですか? 此方としては早いに超した事はありませんが……』
『考えるのは面倒だし苦手で何より嫌いなんだ。無理って言われるかもしれないけど、俺が望む能力は【
『ふむ……なるほどなるほど……思考を汲み取る必要もない程度にわかりやすい能力名ですね。良いでしょう、請け賜わりましたよ』
『えっ!? いいのかよ!?』
神様? の全く伺えなかった顔に、一瞬だけ笑顔が見えた様な気がした瞬間から記憶は終わった。
気が付いた時には目の前に、母親であろう女性が俺を抱きしめながら涙を流し、「生まれて来てくれて、ありがとう」と、何度も何度も呟いていた……
こう言った訳で、自称神様? により俺は死んだ事を知らされ、そして生まれ変わる事となった。
まぁ、別に死んだって言われた訳では無いけど、
まぁそんな事で、いわゆる転生ってヤツだ。なんで俺が転生させられたのか正直わからない。
生まれ変わった先で何をしなきゃいけないのかもわからない、でも生まれてしまった以上、一応二度目ではあるらしいが人生を全うしよう。
と思った矢先の出来事だ。
俺の二度目? の人生の邪魔をする憎たらしい存在が
先程の話の中で、俺が考え付いた
そいつが俺の人生を全うする中で、あらゆる出来事を
そいつの名は……
【
俺が考えて、選んで、望んで、与えられた
全てに於いて余す事無く
完全無欠に 完璧で
完成された 完了形の
圧倒的で 絶対的で
考えるのが苦手で嫌いで大っ嫌いな俺が、どのような世界でも卒なく苦も無く生きて行けると考える事を放棄して考えた出した(むしろ勝手に思い付いていた)、楽をして生き抜いて行く為の
結果として得られたものは、平和と言う二文字が大変良く似合う
何をしても、何を薦められても、
目標が、 目的が、 結果が、
この世の全ての物事の事象の諸事万端の三千世界の森羅万象の天地万物の
なんならたった今から『総理大臣か天皇とかになってやろう』とか考えてみれば、あら不思議。事も無げにあっさりとそれらに至る為の道筋が頭に七百八十万とんで八千二通りも構築され、それを俺自信がこの短時間であっさり全てを理解できてしまうあたり、正に【
そんな【
それは現在の俺の転生先──
この世界は【アイドル至上主義】と言って良い程に、現存するアイドル達が世界の人々に与える影響力が半端じゃないほどに大きい。
それは、とあるアイドルが白を黒と言えば、その瞬間からそのアイドルのファン達は白を黒と呼ぶ様になってしまう位の影響力だと言えばわかり易いだろうか? まぁそんな妄信的で宗教的なアイドルは一握りしか居ないが……正直いない訳では無いし、なんならきっと俺がそう言えば簡単にそうなってしまうだろう……と、まぁ、そんな世界であるが為、人々はアイドルと言う存在に憧れ、魅了される……。
しかし、当然の如くおいそれと簡単にアイドルにさせて貰える程に、門戸も決して広くは無い訳で、それ相応の資質、資格が個人に要求されるのである。
更にここで話しは俺に戻る。そう、元より【全知全能】を持っている俺は当然の如くその資質、資格の宝庫である。そしてこんな世界であるからこそ、俺は【
だが、それは叶わぬ願いであった。いや違うな……
それは、生きていくことに疲れが見えた六歳。
俺は転生し、たったの六年で生き疲れてしまった。
しかし、とあるトーク番組を観ていた時に光明が差した。
『生きて行く上で、最も楽しめる生活を送るにはどうすれば良いか?』
司会の玉葱みたいな髪型をした女性がゲストの女性に対しそんな質問をしたのだ。
「これだっ!!」
わなわなと震えながら、俺は自分の中の【
この時は藁にも縋る思いだったのを今でもしっかりと覚えている。
すると俺の中の【
【世界征服】 そして 【アイドル】
この漢字とカタカナによる四文字の
平和に暮らしていたいと願っていたこの俺が、この二択から選択出来るのなんて実質一択な無情な選択肢を、【
周知の事実だが選んだのはもちろん【
選んだ直後に脳内で構築された
飛ぶ鳥落とす勢いで人気は急上昇。
究極のアイドルの祭典、
あれよあれよの間に世界に冠たるスーパーアイドル。
と、まっすぐ来ているようで実は紆余曲折・波乱万丈を経ての現在である。
さて、これから始まる
演目は……
「【全知全能】になった俺がアイドルになって人生を謳歌していく」
名付けは勿論俺。正直、謳歌ってところに希望的観測が含まれている。
さてさて、なにか楽しい出来事が起きる事を【全知全能】
最後までお読み頂き誠にありがとうございました。
明日中に第一話は投稿致します。
二話以降は一週間に一話投稿できたら良いなと思っておりますが、予定は未定です。
自分でも探しているつもりですが、基本ダメ人間ですので誤字等あれば気兼ねなく報告よろしくお願い致します。
では、失礼致します。