目の前には 大きな時計塔がある
それはまるで 前の世界にあった ロンドンの時計塔にそっくりだった
でもこの時計塔は自分が生まれた時から ずっと針が止まっているらしく
その話をする時の あの人の顔は いつも寂しそうだったのを覚えている
……かつかつと かいろうを すすんでいく
その人は年が少し離れた青年だった
こどもの頃だったな ポケモンバトルに負けてよ
その時にさ 手持ちのポケモンに 怒っちまったんだ
そしたらあいつ… 泣いて逃げちまってさ……
あの時の俺は 弱いやつがいなくなって良かったと思ったんだけど
でもさ すぐに後悔したんだ あいつがいなくなったことに…
ワガママだとわかっちゃいるが もう一度会いたいんだ あいつに…
……すすむ
その人は自分の母と同じぐらいの年の人だった
これが完成すればまた あの子に会える…
また あの子に会えるんだ…
…だから 邪魔をしないでくれよ…
私から あの子を奪おうとしないでくれよ!!
…………まだ すすむ
その子は年が同じぐらいの少女だった
あしたより きのう きのうより もっとかこへ
だから ムゲンだんに はいったの
そうすれば しんだおとうさんに あえるとおもったのに…
なのにあなたは なんでわたしのじゃまをするの?
……………………あしが とまる
その人はまるで父のような人だった
君は 強いね…
あの子も 生きていたら 今頃は…
いや うん そうだな
パパが こんなんじゃ あの子に 笑われちゃうな!
邪魔をして 悪かったな
この先へ 進んで… あの子のことを 止めてあげてくれ
……………………まえに すすむ
あの人は姉のような人だった
本当はわかってたんだ こんなこと間違ってるって
でもユウリのことほっとけなかった あまりにも痛々しくて
…私に勝ったキミだからこそ 頼むよ
総帥の チャンピオンタイム 止めてあげて
……………………めのまえの とびらをあける
そこにいたのは 自分の憧れた人
「……ようこそ ここはムゲンタワー最上階 玉座の間」
「…ここに来るまでに きみは 色々な人達と戦ってここに来たはず」
「恋人の救済を願う人 家族のやり直しを願う人 友との仲直りを願う人」
「それでも キミは私達の邪魔をするんだろうね……
なら チャンピオンの力が どれ程のものか思い知らせてあげる!
キミもお父さんと… ホップ博士と同じ道を辿るといいよ!!」
ムゲン団の総帥 ユウリが勝負をしかけてきた!!
この話は 無限のエネルギーで
未来を救う話でもなければ
過去に戻ってすべてを やり直そうとする話でもない
これはひょんなことから転生してしまった自分が
憧れた人の 隣に立とうとする物語