世界最高にして最強の名医。王下七武海になる   作:揚げ物・鉄火

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ただの思い付きネタです。
恐らく続きません。
行ける所まで行きます。

それでは、どうぞ。ごゆっくり!


第一話

小さな島の港に白鯨を模した海賊船が停められていた。

その船の名はモビーディック号。

世界最強の海賊『白ひげ海賊団』の船だ。

 

その船の上で数百人の船員と15人の隊長達が待機していた。

「なあマルコ…本当に親父を一人で行かせて良かったのか?」

三番隊隊長『ダイヤモンドジョズ』が一番隊隊長『不死鳥マルコ』に聞いた。

 

「大丈夫だよい。あの人(・・・)は親父とは旧知の仲だ。昔は何度も殺し合ったが今じゃ肩を並べて酒を飲み交わす仲らしい…心配はないよい」

「ならいいが…」

マルコの返事にジョズは小さく頷き島に唯一建てられた小さな診療所の方を見る。

 

 

 

 

木製の小さな診療所の中で体長五メートル越えの三日月状の白い髭を生やした大男と二メートル近い刀身の双刃剣をテーブルに立てかけ長髪を後ろで一纏めにした二メートル越えの白いコートを着た男がテーブルを挟んで向かい合っていた。

 

「それで…今日は何の用だニューゲート?また俺の貴重な時間を潰しに来ただけか?」

白いコートの男が目の前の大男の特大グラスに酒を並々注ぎ皮肉を込めながら質問する。

「グラララララ!そんなんじゃねぇ。今日はお前に折り入って頼みたい事があって来たんだ」

それに対し男は笑いながら否定してから酒を一気に飲み干し真剣な顔をする。

 

「頼み?珍しいなお前が俺に頼み事をするなんて。どんな頼み事だ?言っておくがお前の仲間になる気はないぞ?俺はフリーの海賊だからな」

「チッ…」

「またそれかよ!?」

適当に言った言葉が的中し男は思わず突っ込んだ。

 

男は一つ溜め息を吐いてから説明を始めた。

「ニューゲート…何度言えば分かるんだ?俺はただの好奇心で海に出ただけだ。今は海賊になったかもかもしれないが別に悪事を働く気も海賊団を結成する気もねえんだよ。俺はな…金持ちから金をぶん取って貧乏人から金を取らねぇただの善良な医者で居たいんだ。それをどうして分かってくれねぇんだよ?」

 

「グラララララ!グラララララララララ!!」

それに対し大男…白ひげ海賊団船長『白髭 エドワード・ニューゲート』はテーブルを叩きながら爆笑した。

 

「なにが可笑しいんだ?ニューゲート」

チャキッ…

いきなり笑われたことに男は機嫌を損ね立て掛けてあった剣を手に取る。

「いや、なに。まさかお前の口からそんな言葉が聞けるとはな…俺やロジャーと渡り合いガープと真正面から互角に殴り合って挙句の果てにシキが恐れた男がただの医者?お前も随分と変わったって思ってな」

ニューゲートと呼ばれた白い髭を生やした男は瓢箪のような入れ物から白いコートを着た男のグラスに水のように透き通った酒を注いだ。

トプットプットプン…

 

それを受け取った男はテーブルの上に置いてあった空き缶と戸棚に置いてある酒のつまみの位置を入れ替えながら口を開く。

「あんがと…それは昔の話さ。今の俺じゃ精々お前の発生させる津波を斬るくらいしか出来ねぇよ。昔ならお前の起こす振動そのものも斬れたけどな…歳は取りたく無ぇもんだ」

「それでも十分じゃねえか。お前もまだまだ現役の歳だろ?なのに急に消えるから威勢だけの新参者が増えるだけで海がつまらなくなっちまった」

「んな事言われても…俺は自分の信念を変える気はねぇさ」

白ひげの文句を受け流しながら酒をチビチビ飲み始める。

 

「まあ、いいや。また来るぜ」

「おう、またな!」

バタンッ!

白ひげが立ち上がり壁に立て掛けてあった薙刀を手に取り扉から出て行った。

 

 

 

 

 

 

「ふぅ…相変わらずだな。ニューゲートの奴も…」

一人残された男は酒を少しずつ飲みながら今朝ニュースクーから受け取った新聞を読んでいた。

 

「えーと…なになに?『白い町 フレバンス王国』壊滅か…随分とヒデェもんだな。あとは…相変わらず海賊のニュースばっかりか。手配書に良い感じの金額の奴がいたらサクッと捕らえて生活費でも稼ぐかな?」

新聞の内容を読み終え手配書リストを見始めてると…

ガシャーン!

「なっ!?マジか…!」

一分もせず驚きのあまり手に持っていたグラスを落とし目を見開いた。

そこには新聞を読んでいた男の手配書があった。

 

そこに記されていた内容は…

DEAD or ALIVE

白衣の悪魔

海賊 ジーク・ホワイト

懸賞金 39億8900万ℬ

であった。

 

「まだ追われてんのかよ…懲りねぇなセンゴクの野郎も。何とかならねぇかな?」

それを見た男…改めてジークは頭を掻きながら新聞を投げ捨てた。

 

それから数週間が経ったある日の海軍本部。

 

海軍が王下七武海制度という特例中の特例を許可してから3日程立った日の事だった。

 

海兵が湾内の見回りを終わらせ交代しようとした時、この海軍本部に小船が近づいて来てる事に偶然…本当に偶然だが気づいた。

否、気づいてしまった。

 

「なんだあれは?」

「おい、どうした?」

「少将!いえ、小舟が一隻湾内に近づいて来てるのが見えまして…」

「なに?」

少将と呼ばれた男が首に掛けてあった双眼鏡を手に取り覗き込む。

 

「なっ………!」

「少将?」

男は双眼鏡を覗いたまま石化したかのように固まってしまった。

…に…元…べ

「え?今なんと?」

何か言った男の言葉を聞き取れなかった海兵は質問する。

 

「すぐにセンゴク元帥を呼べと言ってるんだ!!」

「は、はいっ!!!」

上官の命令に海兵の男は大慌てで元帥室へ向かった。

 

 

「なぜここに来ているんだジーク・ホワイト…お前も金獅子のシキと同じことをやろうってのか?」

その場に残された少将の男は忌々しそうに小舟に乗ってる人物を睨みつけた。

 

 

 

~1時間後~

 

 

海軍本部内の和風の一室。

その一室には4人の男が座っていた。

 

海軍本部元帥『仏のセンゴク』。

海軍本部中将『海軍の英雄 モンキー・D・ガープ』。

海軍本部中将『クザン』。

白衣の悪魔『海賊 ジーク・ホワイト』。

の四人が睨み合っていた。

 

いつも笑っているガープ中将や気だるげにしているクザン中将までもがしっかり座りジークの一挙手一投足を見逃さないように細心の注意を払っている。

一切のおふざけが許されない張り詰められた空気の中

「単刀直入に言う…」

最初に口を開いたのは、ジークだった。

彼の次に言葉に皆が警戒していると予想だにしない事を言い出した。

 

「俺を王下七武海に加盟してくれ」

「……………なに?」

そこから始まった会話。

 

それはある意味で歴史に残る話し合いだった。

 

その日、歴史上初の王下七武海の称号を得た海賊がよりにもよってロジャー世代の海賊だった。




オリ主情報

名前.ジーク・ホワイト

年齢.45(この時期)

容姿.長い黒髪を後ろで一つに束ね白いコートを着た長身の男

悪魔の実の能力.オペオペの実(覚醒済み)

武器.最上大業物 黒刀.闇夜

覇気.武装色と見聞色のみ

懸賞金.39億8900万ℬ(王下七武海加盟時)

強さ.四皇クラス
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