がっこうぐらし!RTA『オヤシロモード』覚醒素材生存ルート   作:シグアルト

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1.けんげん

 

 

 

 

 雛見沢とは何一つ関係ないRTAはーじまーるよー!! 

 

 

 今回やるゲームは「がっこうぐらし!」はい、説明終わり! 

 概要についてはもはや語ることは何もない程の覇権ゲームですね。知らない人は数多くの先駆者達のRTAを見てくるンダゾ! もしくは原作を買いなさい(唐突なダイマ)

 

 と公式もその再ブーム到来により、更なる追加のアップデートを持ってきました。

 

 それがこの『オヤシロモード』です。

 オヤシロといっても被害妄想にかかるやばい病気にはなりません、既にもっとやべぇものが蔓延してるので。まぁもしも蔓延したらエイ○アンvsプ○デターを凌ぐ人類の絶望が見えますが、流石に生存確率0確定モードは私もやりたくありません。

 

 

 話が逸れてしまったので本筋に戻しますと、

『オヤシロモード』はいわゆる神様ルートです。ゆきちゃんやめぐねえ達のいる学校のグラウンド脇の小道から入る学校裏。ここに御社が追加され、そこに住まう土着神がキャラクターとして操作出来るんですね。

 数日前に追加されたばかりのアップデートですが、何回か試走した所これまでのルート知識が反映できそうだったので早々にRTAを目指したいと思います。これで私がいっちばーん! です。

 

 

 ◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 では早速キャラクリに入ります。が、その前に皆様のためにご説明をば。

 

『オヤシロモード』は通常のキャラクリと違い、決められるのは名前だけです。

 能力値はランダムですが、このタイミングであれば再走もラクチンなのでRTA走者の為に作られたような仕様ですね。公式ありがとう! 

 

 そして良い能力値が出るまでリセマラを倍速で流してますが、画面を見て気付いた察しの良い方もいるでしょう。

 そう、オヤシロモードでは人間ではないので設定する能力値が若干変わります。

 

 通常のキャラクリであれば能力値は【体力】【筋力】【持久力】【知力】【直感】【魅力】となりますが、このオヤシロモードのキャラは【体力】がなく、【魅力】が【神格】へと変わっています。

 

 つまり【筋力】【持久力】【知力】【直感】【神格】の5種となっている訳ですね。

 この中で最も重要なのが【神格】。理由は後述しますがとにかくこれが高い値が出るまでリセマラです。

 

 

 ……………………

 ………………………………

 ………………………………………………

 

 

 よーし、デタゾー! デッデッデーン!! (変なテンション) ←(1079回目)

 

 

【筋力】 →いいんじゃない? 

 

【持久力】→うーん……

 

【知力】 →だめかも

 

【直感】 →ニュータイプ

 

【神格】 →やばすぎっしょ? JK

 

 

 口調が砕けるほどの神格、これは大当たりですね。

 中途半端に神格が高いと大仰な言い回しになり、よさそうに思えますがこれは罠です。他のキャラから崇拝されますが庇護という名の監禁に合い、全く身動きが取れなくなります。(3敗)

 すごい人っぽいけど実感沸かないし、絡みやすい奴だから軽いノリでいいや~と思わせちゃえば勝利です。何で神様側の方がこんなとこに気使ってやらないといけないんですかねぇ(大仰なため息)

 

 

 という訳で能力値決めが終わった後は信仰ガチャです。

 何といっても神様は信仰心が命です。多くの信仰を集めている神様程、力を持っているのはラノベ界の常識ですね。

 このオープニング開始前の暗転で原作キャラの声が聞こえれば『そのキャラが自分を信仰している』と判定され能力値が追加されます。

 

 先程お見せした能力値は追加された後のものになるので、ここまで良ステの場合は少なくとも2人は信仰心を持っていると期待していいでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

いつも、ありがとうございます……

 

 

 

 

 

 微かに優しげな声が聞こえます。

 恐らくめぐねえかりーさんですね。よし、汝等の介護をしてやろうではないか。(唐突な神様ロール)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 がっこうのかみさま~! おはようございまーす!! 

 

 

 

 

 このアh……いえ、元気ハツラツとした声は間違いなくゆきちゃんですね。

 御社まで毎朝挨拶に来るとは殊勝な心がけですね。だが私は学校の神様ではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お願いします、神様。どうか先輩と……、いや先輩を……あ~心の中でも言えない! 

 

 

 

 

 

 

 おぉゴr……いや、くるみ(ゴリラ)じゃないか。

 ここは縁結びの神社じゃないんだが、まぁその願い聞いてやらん事もないぞぉ? 

 

 

 

 ……という訳で3人分の信仰心を得た神様はそれなりの力を得る事が出来ました。

 これによりアウトブレイク直後からの行動が可能になります。正直、私がやりたかった事は2人以上の信仰がないといけないのでホッとしました。

 

 

 

 ◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 では早速はじまるオープニングを全カットします。

 オヤシロスタートの場合、アウトブレイクが発生し世界が異常事態に見舞われてからの開始になるので、唐突に“かれら”が目の前にいる事も頻繁にあります。

 ですが通常ルートを飽きるほど回した走者にとってこれが日常、慌てる事はありません。

 

 

 さてさて、ゲームが始まりました。開始地点は校庭の脇から進む学校裏の御社固定となります。

 目の前には……やっぱり“かれら”がいましたね。傍にはくるみと……よし!! 我等が覚醒素材先輩がいます、しかも噛まれる前です。(ガッツポーズ)

 

 

 そう、これが今回のオヤシロモードにおける最大の要素。

 

 

【覚醒素材先輩の救済ルート追加】です!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう、【覚醒素材先輩の救済ルート追加】です!! (大事な事なので(略))

 

 

 

 

 

 

 

 そう、【覚醒素材先輩の救済ルート追加】です!!! (大事な事なので(略))

 

 

 皆様そんな馬鹿な、って思いますよね? 私も当初そう思ってました。

 何度も救おうと奮闘しましたが、無事に屋上に連れて行ったと思ったら伏兵に噛まれ、アウトブレイク発生時の位置を調整しても強制イベントがその場所で起こり噛まれます。もう運営の時報としか思えなかった先輩が救えるんですよ! 

 

 そんなの救済RTAやるしかないじゃない! と私の心のマミさんが吼えたので目指したいと思います。

 

 まずは“かれら”を何とかしましょうか。手ごろな武器は……おっ、シャベルが目の前にあるやん。もーらい! 

 

 そして真横にフルスイング! かれらの()()が切断され、地面に崩れ落ちます。

続けてくるみを襲っている《かれら》も潰しますよ。彼女が襲われてるとか覚醒前しか見れない貴重シーンですね。

 

 

 牙突!! (ただの突き)

 

《かれら》の()()()()が消滅します。

 ……ん~? 何で毎回そんな下に当たるんだ? っていうか視線が少し低いような気がするな。“かれら”にトドメを刺しつつ自分の身体を調べます。

 

 

 ……うーむ、これは

 

 シャベルに反射する自分の姿。

 どうみても金髪幼女です。本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 ──────────────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 ────「先輩、早くこっちに!」

 

 

 一体どうしてこんな事になってしまったのか。

 

 私、恵飛須沢 胡桃(えびすざわくるみ)は混乱した頭の中陸上部OBの先輩の手を取って《かれら》から逃げ出していた。

 

 始まりは校庭から起こる悲鳴。今朝学校に祀ってある御社に願掛けをして学校裏に先輩を呼び出し思いを告げる直前だった。先輩と一緒に様子を見に行ったら、映ったのは地面に広がる一面の赤、赤、赤。

 

 さっきまで笑いあっていた陸上部の仲間達が、虚ろな眼をした《かれら》に食べられていた。

 

 

「…………ッ!!」

 

 

 今まで感じた事がない程の強烈な吐き気を催す。身体はこの異常事態を受け止めきれずにいたようだが、必死の想いでそれを抑え込む。

 

 気付けば私は先輩の手を取り、もといた学校裏へと戻ろうとしていた。

 

 

「クッ、こっちにも!?」

 

 

 だが学校裏には既に《かれら》がいた、それも何人も。何十人も。

 

 来た道を戻ろうとするも、校庭から私達を追いかけてきた《かれら》も現れ囲まれてしまう。私と先輩は近くにあったもので必死に《かれら》を振り払おうとするも、抵抗できたのは僅かな時間だった。

 

 いや、あるいは何も考えず真っ先に逃げだしていれば間に合ったのかもしれない。でも先輩がスコップを《かれら》に向け、私も先輩にならい『迎撃』を選んだ時点で、それは無駄な考えなのかもしれないが。

 

 

 

《かれら》に壁に抑え付けられる私と、馬乗りにされる先輩。

 

 あぁ、私と先輩はきっとここで二人ともここで仲間達と同じ様にもの言わぬ屍か、《かれら》と同じになってしまうんだろう。と理解してしまった私の頬に雫が流れる。

 

 まだ生きていたい、まだ先輩に何も伝えられていない。死ぬにしてもお別れすら言えていない。そんなの────

 

 

 

「……嫌だよ。助けてよ、『神様』」

 

 

 

 声にならない声で呟く、誰も聞いていない呟きはむなしく消────

 

 

 

 

「よかろう! お主、妾に願い事とは見る目があるぞ!!」

 

 

 場違いな明るい声に上書きされた。

 

 

 学校裏の脇にある御社、それが光り輝き中からなにかが飛び出したかと思うと私の拘束がゆるんだ。先輩の方を見れば、馬乗りされた《かれら》は全員遠くに吹き飛ばされ動きを止めている。

 

 何が起きたかわからず周囲を観察すると、さっきまでいなかった人物がそこにいた。

 

 小学生くらいの身長、膝まで伸びている柔らかな金髪、昔の豪族のようなきらびやかな衣装。だがそれは動きやすい様に改造されているように感じる。

 

 そして私に背を向けていた少女は、こちらを振り向き────

 

 

「妾こそは神。清き少女の願いにより顕現したぞ!!」

 

 

 

 

 

 

 こんな状況ですらイラッとさせられる程のドヤ顔を決めていた。

 




 
顕現(けんげん)→ 神仏などがはっきりした形をとって現れること

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