がっこうぐらし!RTA『オヤシロモード』覚醒素材生存ルート 作:シグアルト
金髪幼女のドヤ顔からはじまるRTA、いっくよー! (ぷよぷよ感)
あっ(唐突)
そういえば前回お伝え忘れしていましたが、今回のRTAクリアは『学校からの卒業』までのタイムとしたいと思います。(目標を設定し忘れる走者の屑)
この神様は土地に根付いています。学校から離れる事ができないので必然的に学園生活部に同行できるのはそこまでになるんですね。よろし?
では現場に戻りましょう。場所は学校裏、襲い掛かる《かれら》を処理し
ですが、アウトブレイク発生直後なので周囲にはまだ大勢の《かれら》がいます。神様の力(物理)を持ってすれば全員一撃で仕留める事も可能ですが《かれら》の数は無限、(それをやる意味が)ないです。
という訳で二人を安定の屋上へ連れて行くことにしましょうか。くるみは膝をついているだけですが、先輩はかれらに首を絞められていたのか軽く気絶しています。
しょうがないにゃあ、と先輩を抱えて校舎へ戻ろうとしますが、小学生幼女が高校OBの男子を背負ってるので下半身が地面についたまま引きずる形になっています。新手の拷問かな?
「な、なぁアンタ。いいよ、私が先輩を背負うから」
あまりにも先輩が不憫なのか、くるみが代わりに背負ってくれましたね。あら~、仲がいいのねぇ(謎のオバちゃん感)
…………(少女移動中)
はい、校舎内に戻ってきました。
途中《かれら》に絡まれましたが、神の歩みを阻む事など出来ぬゥ!! とばかりにスコップで一撃です。神の裁き(物理)に滅せよ。
余談ですが神様の服や髪には《かれら》の血は一切ついていません。《血》や《汚れ》などの物理的な穢れは全て『神格パワー』(通称SP)でシャットアウト可能です。金髪も未だに光り輝かんばかりですね。神々しい
ピキュイーン(ガンダム風のSE)
……と、ここで神様の直感力が発動しました。直感の従うまま2階の女子トイレへと向かいましょう。おぉう、《かれら》が群がっています。
汚物は消毒だぁ~、とばかりに一掃。なんという事でしょう、《かれら》が群がっていたトイレ前が誰一人いない閑散とした空間へ……
「お、おい。誰かいるのか?!」
くるみが流れをぶったぎって扉の向こうへ話しかけています。
一見、空気を読まない発言ですがRTA的にはさっさと進めたほうが正解です。くるみまでタイムに協力してくれるとは、さすゴリですね。(さすがくるみの意)
そして出てくるのは、皆さんおなじみチョーカー先……
「あ、あなたは恵飛須沢さん? と、あなたは……」
「……めぐねえ、誰?」
ふぁっ!? めぐねえとゆきちゃん!?
もう屋上に向かってる筈の二人がトイレに引き篭ってるパターンなんてありませんよ!
なっとる、やろがい!! (セルフツッコミ)
◇◆◇◆◇◆◇◆
はい、屋上に着きました。
《かれら》を片手間で処理しつつ、めぐねえ達が何故あんな場所にいたのかを調べた所『プレイヤーがめぐねえ達を誘導しない場合、補習場所によっては屋上へ辿り着けない場合がある』との記述を見つけました。まぁ他RTAの方の動画ですが。(他者調べを掲載する走者の屑)
自分でプレイしてた時は、常にめぐねえと一緒のスタートだったので気付きませんでしたよ。もし直感が低くてめぐねえをスルーしてた場合、ゆきちゃんもろともDEAD ENDだった訳ですね。あ、アブネェ……(滝汗)
という訳で状況を全く把握せず、たゆんたゆんのアレを見せ付けながらかけよってくる聖母りーさんと合流します。
あっ、神様がすげぇ恐い顔してりーさんの一部を凝視してる。目の毒なのでさっさとバリケード作っちゃいますね。
「ありがとう、神様。私、私っ……!」
おっと、安全が確保されて感極まったゆきちゃんが抱きついて来ましたね。あ~、幼女の抱擁は癒されるんじゃぁ(高校生)
「神様、本当にありがとうございます。私からもお礼を言わせてください」
めぐねえも礼儀正しく頭を下げてお礼をしてくれます。小学生幼女の姿へのツッコミはないんですね。
因みに皆、素直に感謝してくれてるのは神様が綺麗な姿のままだからです。一般人キャラだと《かれら》を一人で屠り続けた場合、格好が血塗れのスプラッタ状態なので全員のSAN値が急下降し、それどころではありません。普通にイージーモードですね、これ。
「あっ、神様。神様。私、
落ち着いたのか神様に抱きついたまま上目遣いでこちらを見るゆきちゃん。女神はアンタだよ。(真顔)
ん~、しかし名前かぁ。名前はなぁ……
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────「今」という状況が未来に続くかは誰にもわからない、だからこそ人は「今」を精一杯に生きるべきだ。
私の好きな小説の一節、それに私も共感し教師として常に「今」を大切にして過ごしてきた。
でも……私は本当の意味で理解していなかったのだろう。
何でもない日常である「今」が、次の瞬間には脆く崩れ去ってしまう事など考えもせずに。
「丈槍さん、大丈夫?!」
「う、うん」
私は補修を行っていた生徒、
始まりは多くの悲鳴と、ガラスが割れ物が倒れる騒音。教室の扉を開け広がったあまりの状況に理解できなかった私の頭は、考える事を止め放心してしまっていた。
「……ねぇ! めぐねえ!」
一分だったろうか、それとも十分経ったのだろうか。
私が次に意識を取り戻し目にしたのは、丈槍さんが必死に私に話しかける姿だった。
「ご、ごめんなさい。少しぼーっとしていて、とにかく避難を……、!?」
だが私が放心していた僅かな時間は、あまりにも致命的だったようだ。外でも悲鳴が上がり続けている現状避難場所として考えられるのは屋上。
だが先程まで他の生徒を貪っていた《かれら》は私達に狙いを定め、屋上への道を全て塞いでいた。先程まで《被害者》であった生徒達もいまや《加害者》として私達に襲いかかろうと起き上がり私達を包囲していく。
────結果、私達は教室の脇にあったトイレに逃げ込むしかなかった。
清掃用具箱に入っていたモップで扉が開かないようにしたが、破られるのも時間の問題だった。
「……めぐねえ」
「大丈夫。それに、めぐねえじゃなくて佐倉先生でしょ?」
不安そうにこちらを見て震える丈槍さんを精一杯の笑みでなだめる。今、私はちゃんと笑えているだろうか?
扉を塞いでいるモップに亀裂が入りミシミシと音を立てる、そろそろ限界が近いらしい。あぁ、神様。願うならばせめて丈槍さんだけでも、どうか助けてあげて……
「ええぃ、お主等邪魔じゃ! 中の様子がわからんではないか!!」
場違いな女の子の声が聞こえたかと思うと扉を破ろうとしていた圧力が消え、静寂が戻る。
一体、何が起きたのだろう。今の女の子の声は一体? 様々な疑問が頭の中に沸くが答えが何も浮かばない。
「お、おい。誰かいるのか?!」
聞き覚えのある声がした。
ついさっき相談を受けた生徒、恵飛須沢さんの声だ。精一杯の勇気を持ってモップを外し、そっと扉を開ける。そこにいたのは……
「全く。妾の邪魔をするとはの…、なっとらん奴等め。去れ去れぃ!」
綺麗な金髪をなびかせながら《かれら》をスコップで斬り飛ばす女の子の姿だった。先程まであれ程、醜悪で気持ち悪く見えていた血しぶきがルビーの原石のように光り輝き、その女の子を照らし出す。
生徒だったものを殺している筈の凄惨な行為が、彼女にかかれば神の儀式であるかのように見える。それを見て私は理解した。思わず首に下げた十字架のネックレスをぎゅっと掴む。
あの人は、本当に神様なのだ。と
◇◆◇◆◇◆◇◆
「本当にありがとうございます。私からもお礼を言わせてください」
神様の先導により無事屋上へ辿り着く。扉にバリケードも作りひとまずの安全地帯を作り出すことに成功した。神様の腰にしがみついている丈槍さんを横目に神様にお礼を述べる。丈槍さんの態度は失礼ではないかしら、そう考えたが神様も嬉しそうに丈槍さんの頭を撫でているのでほっとする。
恵飛須沢さんはビニールシートを敷いた上に、背負っていた例の男子生徒を寝かせている。見た所どこにも怪我はないようだ。本当によかった。
少しだけ灰色の青春を送っていた私にとって、恵飛須沢さんの相談事は他人事には思えず成功する事を願っていた。この異常事態のせいで、彼女の初恋が最悪な形で散ってしまえば彼女の中できっとなにかが壊れてしまう。その危惧していた事態が防げた嬉しさを、それをもたらしてくれた神様へのおじぎにこめた。
「よいよい、この学び舎に通うものは全て我が愛し子じゃからな。にょっほっほ!!」
現状がうまく飲み込めていない若狭さんは目を丸くしているが、神様の明るさで皆調子が戻ってきたようだ。早速、若狭さんにも状況を伝えてこれからを考えないと……
「あっ、神様。神様。私、
そうだ、まだ自己紹介もしていない。社会人として当たり前の礼儀を忘れていた事に赤面しつつ取り繕うように丈槍さんに続く。
「ご挨拶が遅れ申し訳ありません。私、国語教師をしています
「そういや私もまだだったな。私、恵飛須沢胡桃。よろしくな」
「あっ、えっと……若狭悠里です」
「む、そうか。めぐみにくるみ、それにゆーりか……、うむ」
神様が急に歯切れの悪い態度に変わる。一体、どうしたのだろうか?
「どうしたの、神様?」
「うむ、実は妾は分体でな。本体の名前はあるのだが、妾自身の名前は別にあってな」
「うんうん。それで神様自身のお名前は?」
「あ……、あ、あ……じゃ」
「え?」「へ?」「はい?」
「じゃから! 『ああああ』じゃ!!」
神名(しんめい)→神様の名前
1079回も名前設定だけのリセマラしてれば名付けも適当になってくよね