大人になったAqours   作:ソレノイド

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元の案から大分迷走して、薄くなったので更に薄めてみました。(?)


黒澤家妻の心配 黒澤ダイヤ

「いやぁ、これで黒澤家は安泰ですね!めでたい!」

「は、はぁ……」

 

黒澤家の客室にて俺は、地元の有力な方とお話をしていた。

と言ってもあっちばかりが喋る事に対して適当に頷いて入ればいいだけである。

 

黒澤家の婿入りをした俺は、その有力な方達のよく分からないありがたい話やこれで安泰だね。って事を最近はずっと入れ代わり立ち代わり日毎に違う人が来るのである。

休む暇もあったもんじゃない。

堅苦しいのはあんま好きじゃないんだけどなぁ。

 

今日も苦行を乗り越え、はぁと息を吐き床に寝転がる。

 

「お疲れ様でした。」

 

声を掛けられ、見上げるとそこには愛しの妻が立っていた。

 

「ずっと失礼の無いように気を張って、身だしなみや姿勢、言葉を気をつけてってやってるから、本当に疲れた……ダイヤの凄さを身に染みたよ。」

「私の場合はもう慣れてますので。」

 

そう言って近くにダイヤは座った。

やはり一挙手一投足に育ちの良さを感じる。

見習わないと。

 

「ダイヤぁ……」

 

むくりと起き上がって手を広げる。

 

「随分甘えん坊さんな当主さんです事。」

と言って優しく抱き締めてくれる。

何か色々な話を聞かされて疲れた身体に染み渡っていく………

ダイヤニウム、いや炭素かな。

脱臭効果ありそうだね。

 

しばらく癒しを求め、抱きしめ合った。

彼女から香る薔薇の様な香りと共に包まれる安心感、安らぎ

すると、背中から視線を感じた。

後ろを見てみると、ルビィちゃんが呆れた様子でこちらを見ていた。

 

ルビィちゃんから手招きされたので、廊下へと歩く。

 

「陽都さん、お姉ちゃんと仲良しさんなのはいい事なんですか、それを見させられる私の身にもなって下さい!何処でもすぐイチャイチャと………」

「ルビィちゃんが、勝手に覗いただけな様な……」

「なんか言いましたか?!」

「……なんでもないです。」

 

絶対覗いただけだと思うんだけどなぁ……

お姉ちゃんが取られて寂しいのかな

でもワンチャン、ダイヤよりルビィちゃんの方が怖くてしっかりしてるよね。

ゾワッと鳥肌立ったもん。別にMじゃないけど。

 

 

「いやぁ、疲れを癒す為にダイヤとイチャイチャしたいんだよ。ルビィちゃんも好きな人とか居ないの?大学とかにかっこいい男の人とかさ」

 

ルビィちゃんは大学生、気になる人は1人や2人いるだろう。

 

「す、す、好きな人ですか!?せ、セクハラです!!!」

「え、マジでそれだけでセクハラになるの!?」

 

世の中世知辛いなぁ……

ぶんぶんと手を振りながら、顔を赤くし必死に否定するルビィちゃんを眺める。

妹をいじるのは義兄の特権だよね。

 

「陽都さん、お客様です。」

「はい、お義母さん今行きます」

 

またか………とため息を着き、玄関へ迎えに言った。

 

***

 

「もうムリ………」

 

また、ため息と共に床に寝転がる。

 

「ため息付くと幸せが逃げますよ」

「ため息付くと自律神経のバランスが整って逆にリラックスするんだよ。」

「屁理屈を………」

 

呆れたように見つめるダイヤ。

その顔も可愛いね。

 

「もう疲れた………」

 

再度ため息と共にそう言葉を吐くと、ダイヤは悲しそうに僕の頭を自分の膝に乗せ、優しく撫でながらこう言った

 

「私は不安です。」

「何が?」

「私の他にもAqoursに素敵な人はいました。」

「確かにね。何の話か分からないけど」

「だから、私は心配なのです。私と結婚してからあまり笑顔を見てません。疲れているような感じで。なので私と結婚して幸せなのかと。後悔はしてないかと。」

「後悔なんてしてない。いやする訳ない。」

 

ダイヤの膝に乗せてた頭を上げて、目をしっかりと見据えて言った。

 

「ダイヤが好きで自分から望んで結婚したんだ。もちろん超幸せだよ。疲れているように見えたのは慣れない事ずっとやってるからねぇ……」

 

「慣れてくればもうちょっと疲れがマシになるのではないんじゃない?そもそも疲れてもダイヤと一緒に居ればその疲れがキレイさっぱり消え去るんだけどね。」

 

「ならいいのですが………」

 

未だ不安の色を拭いきれてない様子のダイヤ。

そんなダイヤに、僕は口付けをした。

 

「僕が好きなのはダイヤだけさ。その証みたいなもの。さっきのは」

 

ギザで変な事をしてしまったと、少し後悔はしている。

さっきので、拭えたみたいだ。

あれ、家の妻って案外ちょろい?

 

「もう1回………」

「え?」

 

ポツリと呟いた言葉を考え事をしてて聞いていなかった、

 

「もう1回、してくれないと信用しませんわ。」

「はいはい。」

 

もう1回、次は舌を絡めて口付けをする、

 

「もう1回ですわ。」

「えぇ……」

「してくれないなら信用出来ませんね」

「はぁ……しょうが無いな。」

 

ただダイヤがキスをしたかっただけみたいだった。

この後暫く妻の逢瀬のままにキスをした

 

おまけ 黒澤ダイヤに浮気がバレたら

 

「で、これはどういう事ですの?」

「えっと………」

 

正座をする僕にその目の前で腕を組み、威圧する様に低くどす黒い声で詰問をしてくる妻、ダイヤ。

そして、その間には僕とダイヤではない女の子との写真。

仲良さそうに買い物を楽しむ2人。

いやぁ、楽しそうでなにより(現実逃避)

 

って言うかどこでこんな写真を撮ったのか私、気になります!

 

「この写真どう見ても盗撮に近いような……」

「何か!言いました?」

「ごめんなさい。なんでもないです。」

 

ギロッとこちらを睨むダイヤ。

蛇に睨まれた蛙の気持ちってこんな感じなのかなぁ……

確かに命を危機を感じるね。

 

「矯正するしか無いようですね。」

 

そして、ダイヤは後ろからスラッと妖しい輝き、美しくも妖しく銀色に輝く刀を…………

 

「いやいやいや、死んじゃう!死んじゃう!」

「黒澤家代々伝わるお仕置用の棒ですわ。」

「お仕置のレベルを超えてるよ……」

「こちらで切られた殿方は、改心すると代々黒澤家に言い伝えられております。ソースはお父様です。」

 

切腹じゃん、死罪じゃん。

っていうか、お義父さん被害者なのか……

 

「こちらは(なまくら)の刀なので、切れません。ご安心を」

 

キリッとこちらに刃を向けて

 

「浮気した罪、お覚悟を………」

 




ダイヤさんは刀を突きつけて浮気を攻めて欲しいっていう願望
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