けものフレンズ ーHUMAN MUST DIEー 作:ふるびうす
しかしセルリアンが強いので、サーバルは戦い方を教えるために、手を出したいのを堪えてかばんちゃんを戦わせています。
ただ逃げるにも技術がいるんですね。
Mission1 『会敵』
初めまして。 僕はかばんといいます。(サーバルさんに名付けてもらいました)
今、僕は大変なことになっています。 それも、あの『セルリアン』という
「かばん!頭の飾りは伸びるから気をつけて!」
「うわぁぁ! 先に言ってください〜!!」
サーバルさんの助言で、転がりながら触手の攻撃を避ける。
しばらくの間は何とか、触手の攻撃を躱していたけれど...
でもだんだん息が上がってきて、壁際まで追い詰められている!
「ーーーーー!!!」
狙いが外れて崖に衝突した触手が、大きなヒビを入れた!
「ひゃあぁ!」
飛んできた礫に思わず、尻餅をついてしまう。
「!!!!!」
セルリアンは疲れを感じていないかのように、ボクに向かって
触手を鞭のように振り回して近づいてくる。
避けようとも思ったけれど、横への逃げ道を潰すかのように『点』の攻撃*1を放ってきて隙が見当たりません...。
「うぁ、ぁ...食べないで...ください...」
「大丈夫、あなたならできるよ! ...見て!相手はタックルを仕掛けようとしてる! それを利用して!」
「タックル... そうか!」
このセルリアンには身体を支える足が一本しかない...
それに、移動しながら触手は振れないらしい。
飛ぶ瞬間さえ分かれば...!
「今だよ! かばん! 『ちからのながれ』を視て!」
「ーーー!!!」
「うあぁぁぁぁぁぁ!」
力の限り...転がって!
「その背中の
「へ、へしを壊すって言ったって...!」
セルリアンは勢い余って壁に埋まってる...。
早く何か、あのへし?を壊せる何かを探さなくちゃ!
「あっ...!」
セルリアンが壁に僕を追い詰めたおかげで、活路が開けました!
「これです!! えぇーい!!」
パッカァーン!
「すっっっ......ごーーい!! すっごいよ、あなた!!」
「えへへ...でも、結局僕1人じゃ何もできなかったし...」
「そんなことないよ! 私だって最初は、負けちゃったもん!
特にあれ、あの... 落ちてた石を拾って、パッカーンって!」
「僕じゃサーバルさんみたいにツメが使えないから...
硬いもの同士をぶつけたら、倒せるんじゃないか、って思ったんです。」
「私そんなこと、全然思いつかなかったよ! 私、あなたの強いところ、だんだん分かってきたよ!」
「サーバルさんの助言があったから、勝てたんですよ...!」
「「えへへ〜...!」」
「木登りができると、上から、うみゃーーっ!って攻撃できるよ!」
「へぇ〜... じゅうりょく、ってやつですか? そんな方法があるんですね。」
「うみゃ〜? まあ、そんなかんじで逃げるときにも便利なんだ!」
木の出っ張りに足を引っ掛けてみる... ちょっと滑るかも。
「よいしょ、よいしょ...。」
「あはは〜!」
時間をかけて、なんとか木に登ることができました...。
「キレイでしょ〜? ここからだと、『あのやま』とキラキラが、一緒に見えるんだよ!」
「すごい... 綺麗ですね...!」
しばらく言葉を失っていると、サーバルさんがこっちをちらと見ました。
「あ、それにさばんなは高いものが少ないから、セルリアンもよく見えるんだ!」
景色が綺麗なだけじゃなくて、けっこう現実的な理由もあるんですね...。
ということで初戦クリアです。
かばんちゃんは原作より早く、木に登ることができました。 共同作業ということもあり、サーバルちゃんも心なしか嬉しそうです。(尊み)
ちなみにこのセルリアンは黒化個体です。 そもそも多くの個体が黒化していて、強靭かつ柔軟なボディと、判断能力を持ち合わせています。
なので、戦法を考える必要があったんですね。