Destiny   作:ryuuki 

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記憶と仕事

目は赤くて炎の様で髪は闇のように黒い...。

「私達は真実を知ってこちら側へ足を入れたの...決してジョーカーに操られてじゃない。それは信じて欲しい...そしてあなた達にも教えなければならないの...五つの国がなにをしようとしているのかを」

「...わかった戦わないってことを約束してついていくよ」

「ちょっ!シャーロット!?」

「いいじゃないか...実は僕も気になっていたんだ。姫たちがあの部屋でなにを話しているのかをね」

「...わかってるよ...リノあなたは?」

「あーも!僕も行くよ...行けばいいんでしょ」

本当は僕も姫たちがなにかを企んでることは察していた。でもそれをたしかめることはできなかった。だから今回聞くチャンスができて本当は嬉しい。

「でもその前に服を変えないと...あの人たちからもらった服は発信機が付いてるから来られたら困るからね」

といい魔法陣を出して僕達の服を変えた。でもその服は初めて着るはずなのに昔も着た感じがした。灰色のパーカーに男っぽいズボンそして服と一緒に武器も付いていた。

「このナイフ...」

「その服はあなた達の服よ」

「僕達の?でもこの服きたことないけど?」

シャーロットは、スーツみたいな服。

「ふふ...きっとわかるよあなた達のその服をいつ着たのかをね」

そういうとアヤさんは僕とシャーロットの肩に触れて一瞬にして場所が変わった。

そこは、コケだらけのコンクリートでできた建物だった。周りを見てどこかすぐに分かった。滅んだバッジョランバー王国だった。

「何回みても酷い...」

「うん」

僕達はアヤさんにずっとついていくと1つの扉の前に立たされた。そして「ここに私の仲間がいる」といいながらアヤさんは扉を開いた。

「おっアヤ遅かったな」

「レオンごめんなさい、2人に説得する時間が長くなってしまって」

「なるほどな」

「リノ...久しぶり...こっちでは初めましてだがな」

僕の名を呼び近づいてきた。僕はこの人を知らない...でも何故だろう久しぶりな気がする。それにこっちでは初めましてとは一体どういうことなのだろう...。

「シャーロット、元気そうでなによりだな」

シャーロットの方を見ればシャーロットは、さっきアヤさんと話していた男の人と喋っていた。

「...なんでだろうね。初めて会ったはずなのに...急に涙が流れてくる。」

「...それは俺たちがどこかで会ったことがあるって言う証拠さ」

シャーロットは、手で涙を拭いているけど、次から次へと涙が流れていた。その光景をみてやっぱりシャーロットにも僕にもこの人達は大切ななにかだったのがわかる。だって僕も気づいたら泣いているんだもん。

「リノ、よくアヤを信じてこっちへ来てくれたな。偉いぞ」

「本当に...なんなの...なんで?...涙が流れてくるの?...僕は君に会うのは初めてなんだよ...」

「さっきレオンが言ったように...私たちがどこかで会ったことがあるってことさ」

そう言って僕の頭を撫で始めた。そして少しクスッと笑いはじめ。

「転生しても背は変わらないんだな」と言ってきた。

「転生?」

「そう...ここは転生の世界。リノ記憶が戻ればこの世界から抜け出せる。そしてここにずっと居てはダメなんだ。」

この人は何を言ってるのかわならない。転生?記憶が戻る?この世界?だって僕はここにいるエース王国の13騎士団のリーダーリノだよ。これは偽物の世界とでも言うのか?っと考えてしまった。そう考えてるときアヤさんは階段の段を3段上がり僕達の方を向いて「これから記憶を戻す儀式をする。でも2人とももし記憶を戻したらこの世界を抜けるか、他のあなた達の仲間も記憶を戻すことを手伝ってくれるか教えてくれるかしら?」と言ってニコッと笑った。

僕とシャーロットは「はい」と言った。

はやくこのモヤモヤを消したい。この女の人と僕はどんな関係なのか。どこで出会ったのかを。

アヤさんは僕達の返事を聞くと目をつぶりなにかを唱え始めた。すると僕達の囲む大きいサイズの魔法陣が現れた。その魔法陣は、赤く光り輝き次の瞬間僕は知らない場所へ来ていた。コンクリートでできた1階建ての建物。そして後ろを振り返ればボロボロなビルや窓のない廃墟の家が沢山あった。

僕は歩きながらその光景を見ていた。初めて歩くはずなのに歩いたことのあるような感覚、懐かしい匂いがした。そして後ろから「梨乃!」と声がした振り返るとそこにはさっき喋っていた女の人がいた。僕はここはどこなのかすごく聞きたかったため「ここはどこなの!!」と叫んだけどその人は無視してこちらへ来た。なんで無視するんだろうと思い、走ってその人のところへ行こうとしたがその人も走ってこちらへ向かってくる。あっちから来てくれるのかと思い、微笑むとその人は僕を通り越した。僕は「えっ」てなり、また振り返るとそこには...。

「魅紅、どうしたの?」

「帰りが遅いから心配してたんだぞ!」

その人と話す僕がいた。そして今着てる服と同じ服を着ていた。

「ごめんごめん」

「気をつけろよな」

「うん」

こっちの世界でもやはり、あまり笑みを浮かべていなかった。でもここの世界の自分も今の自分も一緒なのだとわかった。

そして急にまた場所が変わった。次は汽車の中にいた。窓から外を見ると夜空が広がっていて下を見れば汽車は空に浮いていた。そしてそれと同時に進んで行くにつれて頭の中になにかが流れ込んでくる。

魅紅、BLAZE、マフィア。その単語などが流れ込み。ハッと目を開けると元の世界へ戻ってきていて目の前に魅紅が立っていた。

「おかえり、梨乃」

そう僕の名は、桜野梨乃。BLAZE所属のマフィアでBLAZEボスの魅紅。僕は、アジトで魅紅と一緒に爆発に巻き込まれ亡くなった。そして梨奈という妹がいる。全ての記憶を戻ってきて僕は魅紅に抱きついた。

「魅紅...ごめん...僕は...大事な記憶を...」

「べつにいいさ...無事でよかった。」

魅紅は優しく頭を撫でてくれた。そしてそういえばとおもいシャーロットの方をみればさっきまでとは違い、黒髪の男の人と仲良く話していた。

「さぁ2人ともさっきのことを聞こうかな...どうする?」とアヤさんが聞いてきた。

僕はもう決まってる。他のみんなの記憶を戻し、この世界から抜け、みんなで本当に行くべき世界へ旅立ちたい。そう思い「僕は梨奈や空乃、アネモネ達を元に戻したい。」と言うとシャーロットも続いて「僕もだよ。アイリスちゃんや姉さんを元に戻さなきゃ」と言うとアヤさんはもう答えは最初っから分かってたみたいな顔で「じゃあ2人には最初にやってもらう仕事があるの」と呟いた。

 




読んで下さりありがとうございます
次回もお楽しみに(´∀`*)
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