ISウォーズ   作:杉本零

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お久しぶりです
仕事も大変でなかなか手付かずになりがちですが少しずつでも進めていきたいと思います!

それでは物語の始まり〜


第21話シャル!立ち上がる時!

バンデットによる大規模な襲撃から1週間が経ち、シャルの怪我も無事に回復し、復帰するのだった。シャルの機体は束により回収され、形は元に戻ったものの、性能が下がってしまっているため、新たな機体を束は開発することにした。

 

束:「はい、一通りは直したけど訓練とかにしか使えなくなっているわ。あと1週間もあれば新しい機体を作り出せるから我慢してて」

 

シャル:「あ、ありがとうございます!」

 

そして再び実戦を交えた訓練でシャルに異変が起きるのだった。

 

零:「ラウラ、シャル!左右に回り込んで!追い切れない分はカバーするから!」

 

ラウラ、シャル:「了解!」

 

零とラウラとシャルはAI無人機をバンデットに見立て、訓練を放課後にしていた。そして最後の一機になったところをラウラとシャルが挟み撃ちにするがその一機はシャルに目掛けて攻撃を開始する。

 

シャル:「ふせがなきゃ!」

 

シャルはガードしようとしていたが青い機体にやられた時のことをフラッシュバックしてしまい、体が動かないでいた。

 

シャル:「な、なんで……!(怖い、死にたくない…)……きゃあ!」

 

零:「シャル!」

 

シャルは心の奥底の恐怖に怯え、攻撃をくらってしまう。すかさず、零が援護に入り、最後の一機を倒すのだった。

 

零:「シャル……大丈夫?」

 

シャル:「れ、零……ありがとう……ごめんね……」

 

ラウラ:「先程の動きお前らしくなかったぞ」

 

シャル:「やっぱ機体の調子が悪いからかな……もう少し調整してみるよ」

 

シャルは心の奥底の恐怖を機体のせいにするが、零は明らかに何かがおかしいと思うのだが、それぞれ寮に戻るのだった。

 

 

シャル「……………戦うのが怖い………またあんなことになったら……耐えれない………これが戦うってことなのかな……もしみんなもあの時の僕みたいになったら………」

 

底知れぬ恐怖にシャルの心は限界を迎えようとしていたため、深い眠りにつく。

 

 

 

 

次の日の朝

 

零:「シャル、おはよう」

 

シャル:「おはよう、零」

 

教室で挨拶を交わす2人。その後ホームルームが始まる。

 

千冬:「シャルロット、今日からISを使用することを禁ずる」

 

シャル:「そんな!なんでですか!」

 

千冬:「今のお前は戦いに怯えているはずだ」

 

シャルはその言葉に反論出来ずにいた。

 

千冬:「それ故に仲間もいつかこの前の自分と同じように目の前でなるかもしれない…などと考えているのだろう。そんな奴がISを使えば真っ先にやられる」

 

シャル:「………」

 

千冬:「だからその恐怖を克服するために今日から私と剣道の特訓だ。私が良いと言うまでISを使うことも禁じるし、実践練習も参加はさせん。いいな」

 

シャル「………わかりました………」

 

今日から千冬との特訓が始まるのだった。

 

零:「シャル………辛いだろうけど必ず帰ってきてね!シャルならきっと乗り越えられると僕は信じてる!」

 

ラウラ:「ふん………貴様がいないと私達2人じゃ大変だがお前が帰ってくるまで持ちこたえてやる。言っておくが私も死ぬのは怖い。だがそんな気持ちを持ち続けていれば自分がやられる。戦場とは常にそういうものだと教えられた…それでもお前は必ず帰って来ると信じている!いいな!」

 

シャル「………2人ともありがとう!必ず帰ってくるよ!」

 

こうしてシャルは千冬との特訓を始めるのだった。

 

 

武道館にて

 

 

千冬:「さて道着は来たな。始めるぞ!」

 

シャル:「はい!」

 

千冬:「どこからでも打ってこい!」

 

シャル:「う、うぉぉぉぉ!」

 

千冬:「面!」

 

シャル:「うわぁ!」

 

千冬:「まだ戦いを恐れているな?その証拠に体を守りながら攻めようとしていた。そんな弱々しい攻撃が通じると思うな!もう一度だ!」

 

シャル:「くっ!はい!せやぁ!」

 

千冬:「胴!」

 

シャル:「うぐっ!」

 

千冬:「もう一度!」

 

シャル:「はい!はぁ!」

 

千冬:「まだまだ!めーん!」

 

シャル:「ぐっ!はぁ、はぁ、はぁ、強い……」

 

千冬:「伊達に鍛えていないからな。これでも世界初のISを動かしたのが私だ。懐かしいあの頃は戻らんがな……夜まで続けるぞ!」

 

シャル:「は、はい!(一夏のお姉さんがまさかISを動かしてたなんて初めて知ったけど、今は負けたくない!)」

 

こうして2人の特訓は夜まで続き、その日は終わるのだった。その頃束はシャルのために新しいISを用意していた。

 

束:「うーん。零くんと同じタイプにして高機動型にしてみようかしら。シャルちゃん結構IS使いこなせてるし、ここをこうしてと、これを着けてみてもいいかしら?ふふ、作るのが楽しくなってきたわぁぁ!」

 

 

次の日

 

 

千冬:「今後バンデットによる被害が回復するまで休校になる訳だが、専用ISや戦える者は警備についてもらう。部隊としては当番制になる。またいつかバンデットが仕掛けてくるかわかったもんでは無い。シャルは今日も私と特訓だ」

 

千冬は学校周辺を警備する部隊の当番表を配る。

 

零:「今日は一夏達と一緒みたいだね」

 

一夏:「そうみたいだな。1人いない分頑張れよ」

 

零:「うん!」

 

こうして東側に零、西側に一夏、北側に3年生の小隊、南側に2年生の小隊で警備するのだった。

 

 

一夏:「あいつら一体何が目的なんだろうな」

 

セシリア:「確かに相手側の目的が見えてきませんわね。ただISを破壊したいだけならばこの学園ではなく、各国のISの生産拠点や、部隊を狙えばいいだけの話ですし」

 

箒:「もしバンデットに狙いがあるとするならば学園の校庭に隠されたあの入り口になるな。だがあの中には何があるというのだ…」

 

警備しながらもバンデットの目的を探ろうとするが、中々分からなかった一夏達。その頃零とラウラは2人で東側を警備していた。

 

ラウラ:「敵反応は無しか。退屈だな。ふわぁ〜」

 

零:「だけどまたいつ来るか分からないし、油断はダメだよ。ラウラ」

 

ラウラ:「わかっている」

 

そんな中シャルのトラウマ克服の特訓は続いている

 

 

シャル:「せやぁ!」

 

千冬:「あまい!」

 

シャル:「うぐっ!」

 

特訓はまた夜まで続いた。

 

 

 

次の日

 

今回の警備には楯無のチームや3年生、2年生、零達のチームがいたのだった。零とラウラは北側を警備していた。

 

 

零:「最近音沙汰ないけどなにか起きる前触れかな」

 

ラウラ:「さぁな。だが1つ疑問が浮かびあがるものがある。私のISに細工を施したのはバンデットだと言ったな?」

 

零:「うん。ラウラのISがおかしくなった時に奴らはまるでタイミングを計らったかのようにやってきた。だからバンデットが何かしら細工をしたんじゃないかと思うんだ」

 

ラウラ:「しかし、留学生のISにそう簡単に細工ができるはずがない。まさか上の奴らの中にバンデットの仲間か通じているやつか、それとも学園の中に潜んでいたとしか考えられない」

 

零:「確かにそうなるね。そうなるとバンデットの奴らは色んな場所にいるのかもしれない…僕たちの知らないところで根が深いかも」

 

ラウラ:「これは千冬にも伝えた方がいいかもな」

 

零:「そうだね」

 

だが今回もバンデットは現れなかった。

 

 

 

 

次の日

 

今回の当番は零、一夏、楯無、カイジのいるクラスが担当していた。

 

楯無:「このパラサイトキーだけはなんとしてでも…」

 

零:「今日もよろしくね。楯無さん」

 

楯無:「うん。よろしく!頼りにしてるわ。あ・な・た❤」

 

零:「は、恥ずかしいけど頑張るよ」

 

その頃シャルの特訓は終わりを迎えようとしていた。

 

シャル:「はぁ!せやっ!(戦うのはまだ少し怖い……けど何もしないまま皆がやられていくのだけは見過ごせない。これ以上悲劇を繰り返させない。そのためなら僕は戦い続ける!)」

 

千冬:「くっ!(ふっ……決意が出来たようだな)」

 

シャル:「そこだ!メーン!」

 

千冬:「しまった!」

 

ついにシャルは千冬から1本をとることができたのだ。

 

シャル:「ハァ…ハァ…」

 

千冬:「合格だ。戦いとは常に恐ろしいものだ。恐怖心を捨てろとは言わん。受け入れてこそ初めて前に進める。成長したな」

 

シャル:「あ、ありがとうございます!」

 

千冬:「復帰祝いに新しいISを用意した。今のお前なら使いこなせるだろう」

 

束:「バンデットのISより強いよ。私が作った機体はね」

 

だがその時アラートがなる。

 

時は少し遡り、シャルの特訓中にバンデットが出現し、島を囲むように大部隊で現れる。その中にはあの黒いISもいた。

 

カイジ:「このまま最後のパラサイトキーも頂く!はぁぁぁ!」

 

黒いISは何と楯無と戦い始めたのだった。

 

楯無:「くっ!(これがあの黒いIS……やはり私のパラサイトキーを狙ってますわね。ですがここでやられるほど私はお人好しではありません!)せやっ!」

 

カイジ:「グッ!少しはやれるのか……おもしれぇ!」

 

そんな中零達は周りのバンデットの対処に追われる。

 

零:「くっ!数が多い!せやっ!(早く楯無さんのところに行かないと…嫌な予感がする…)」

 

ラウラ:「こいつでどうだ!くらえ!」

 

零:「こんなにいるなんて…キリがない…」

 

ラウラ:「あともう1人いれば…くっ!」

 

 

一夏達の方は

 

一夏:「くそっ!何体いるんだ…こいつら!」

 

箒:「まだまだ!」

 

セシリア:「ここまで多いのは初めてですわ…」

 

圧倒的数に囲まれた零、一夏、楯無達のチームは苦戦を強いられていた。だがそこに新たな機体と共にシャルが参戦する。

 

シャル:「はぁぁぁ!」

 

シャルの一撃により、多くの敵機体が倒される。

 

シャル:「みんな!おまたせ!」

 

零:「シャル!」

 

ラウラ:「やっと戻ったか…」

 

シャル:「これが僕の新しいISバル・ダイバーだよ!皆!こっから反撃開始だよ!」

 

 

零:「第2小隊の力見せてやる!行くよ!」

 

シャル・ラウラ:「うん!(あぁ!)」

 

零:「これで!」

 

《アタックファンクション!ドリルスラッシャー!》

 

シャル:「新しい必殺技だよ!」

 

《アタックファンクション!ストームソード!》

 

ラウラ:「負けてられないな…フッ!」

 

《アタックファンクション!蒼拳乱撃!》

 

次々とバンデットを倒し、楯無の応援に向かうのだった。一夏達も必殺ファンクションを使い、多くの敵を撃破し、合流するのだった。そんな中楯無の小隊は黒いISとそれが率いる仲間たちに苦戦を強いられていた。

 

楯無:「くっ!中々手強い……」

 

カイジ:「さぁて、そろそろ遊びは終わりだ…はぁぁぁ!」

 

何と黒いISはオーバーロードを使い、さらに楯無を追い詰めていく。

 

楯無:「きゃぁぁぁ!ぐっ……バンデットにもいるというの?オーバーロードを使うものが……」

 

カイジ:「これで!トドメだァ!」

 

楯無:「しまっ………!」

 

黒いISがトドメを誘うとした時

 

零:「させるかぁぁぁぁ!」

 

何と零もオーバーロードを使い対抗するのだった。

 

カイジ:「こいつっ!」

 

零:「………………」

 

カイジ:「………………」

 

2人は睨み合う。そんな中先に動いたのは黒いISだったのだ。

 

カイジ「お前の大事なもん全ておれがぶっ壊してやる!はぁぁぁぁ!」

 

零:「これ以上大切なみんなを傷つけはさせない!うぉぉぉぉぉ!」

 

ガシィン!武器が何回かぶつかり合い、火花を散らす。

 

零:「そこだ!くらえ!」

 

カイジ:「しまっ……ぐはぁぁぁ!」

 

零の攻撃がついに黒いISの顔面を捉える。そこに黒いISの仮面にヒビが入り、素顔が出る。その顔は零達が知っているあのカイジだったのだ。

 

零:「やっぱり……あれは間違いじゃ……なかったんだ……」

 

一夏:「嘘だろ……カイジがバンデットだなんて……」

 

ラウラ・セシリア・シャル・箒:「……………………」

 

と皆信じられないといった感じだったのだ。

 

カイジ:「いつから気づいた?」

 

零:「君がシャルを襲って、戦った時だよ。あの時ヒビの隙間から君の顔が見えた……だけど何かの間違いであって欲しいとずっと思ってた……」

 

カイジ:「くっくっく……あてが外れたな。おれのグルゼオンにヒビを入れやがったのはてめぇが始めてだ。今回は引き上げてやる。だが!次は負けねぇ!本当の戦争を知らねぇお前ら甘ちゃんが俺に勝てるはずがねぇ!最後のパラサイトキーは絶対に奪ってやる!」

 

こうしてカイジは残ったバンデットの戦力と共に引き上げるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回 バンデットの1人として確認されたカイジは学園の警備員から拘束される。それとカイジのいたクラスは大勢の監視を付けられる最中、なんとバンデットの襲撃が再び起こる。戦闘中になんとあの青い謎の機体も登場し、戦場を混乱に巻き込む。


次回 第22話「争乱の果てに」
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