ハイスクール問題児⁈   作:atsuya

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邂逅するそうですよ?

イッセーサイド

 

「覚悟しろだと?ハッ、たかが人間に何ができる」

コカビエルが朧を見下しながら言う。

ただの人間ならそうだろうな、でも相手は朧だぜ?

 

「ヤハハ、カラスが強がるなよ」

朧は抱えていた小猫ちゃんを降ろしコカビエルを挑発する。なにしてんの!

 

「キ、貴様!カラスだとこのオ…」

 

ドガァァァァァァァァァァン‼

コカビエルのセリフは最後まで続かなかった。

俺が気づいた時にはコカビエルは新校舎にぶつかっていた。そしてさっきまでコカビエルがいたところに朧が脚を振り上げた状態でいるので朧がやったんだろう。

 

「ハハ、騎士の僕にも動きが見えないなんてね」

 

「あらあら、流石ですわ」

はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

マジですかぁぁぁぁ!禁手した木場にも見えなかったのかよ!

 

「ヤハハ、どうしたみえなかったのか?」

 

「このっ!舐めるなぁ‼」

見えないっ!

朧も早いと思ったけどコカビエルもやっぱ強え!

あたりに拳がぶつかる音などの鈍い音が響きわたる。

 

「弱ぇ!」

 

「ガッ」

コカビエルが校庭に叩きつけられる。

叩きつけられた場所にはでっかいクレーターが出来上がる。

 

「ヤハハ、ほら立てよ。全力で俺をたのしませろよ!」

 

「くっ…まだだ‼」

いや、あの朧さん?

すげぇんですけど、このシーンから見たらどっちが悪役かわかんねぇよ⁈

 

「おっ?逃げんのか?」

 

「ほざけっ‼」

コカビエルは宙に浮かび上がり朧に向けて巨大な光の槍を創り出す。

 

「くたばれ!人間がぁ‼」

 

「朧!」

朧に向かって俺は叫んだ。

コカビエルが創り出した槍は俺達のみた中では一番でかい!

 

「ハッ、しゃらくせぇぇぇぇぇぇ!」

しかし、朧はいつものように不適に笑いながら拳で槍を砕く。すげぇ…

 

「ば、ばかな…」

 

「油断してんじゃねぇよ」

槍を砕かれ驚き戸惑った宙にいるコカビエルの背後にはいつの間にか朧がいた。

また、動きが見えなかった!

朧はそのままかかと落としをくらわせ再度コカビエルを校庭に叩きつける。

 

「ヤハハ!どうした?空が飛べるのに不便そうだなぁ!」

 

「くっ…ガハッ…。まだだ!俺は戦争を始める!そして堕天使こそが最強だとサーぜクスにもミカエルにも示す!」

コカビエルは口から血を吐き出しながらも戦争を始めると言う。

あいつそんなことのために戦争を始めるなんて言うのか!

ふざけんなぁ!

 

「んだと?ふざけんな!」

 

「なに?」

おお!朧も怒っている!やっぱそんな理由で戦争を始めるなんて許せねぇよな!

 

「最強が堕天使?最強は俺に決まってんだろ!」

 

「「「「「そっちかよ⁈」」」」」

怒った理由そこぉぉぉぉぉぉ!

校庭にいるコカビエル以外から総ツッコミだよ!

 

「…ハリセンで叩けないのが腹立たしい!」

小猫ちゃんはあの戦いに乱入できないのが悔しいらしい。

ええー。

 

「最強が貴様だと?どこまでも俺を舐めやがって!」

 

「ヤハハ!その翼いるか?」

朧はまたしても俺には見えない速さでコカビエル背後にまわり両手で二枚の翼をつかむ。

 

「なっ⁈」

 

「そらよっ!」

ブチブチブチィッ!

筋肉の繊維が千切れる音がする。

うっ、グロい…

 

「…朱乃さん」

 

「なんですか小猫ちゃん」

 

「…しばらく鳥の料理は食べたくないです」

 

「私もですわ…」

ですよねっ!

俺もしばらくは無理だと思うもん!

 

「貴様ッ!俺の翼をッ!」

 

「おっと」

コカビエルはすぐさま後ろを振り向き光の剣を創り、なぎ払うが簡単に朧に避けられてしまう。

朧はそのまま少し距離をおき、足元に転がっている石ころを数個掴む。

石ころなんかで何すんだ?

 

「オラオラオラァッ!」

 

「がっ⁈グッ⁈かはっ⁈」

はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

俺たちであまりダメージを与えられなかったコカビエルが朧の投げた石ころでめっちゃダメージ受けてるっ!

石ころつぇぇぇぇぇ!

 

「どうしたどうしたぁ!気合いが入ってんのは口先だけかよぉ⁈」

 

「ガッ…。かはっ…」

コカビエルが喋れないくらいに瀕死だわ。

石ころでとか…

流石に同情は…しないな!

 

「さあて…トドメといきたいが…そこに居る奴いい加減でてこいよ」

 

「ふふふ、やはり気付いていたか」

空から突然響いて来た声に俺の身体が強張る。

俺が見上げるとそこには白い全身鎧に包まれた奴がいた。

俺の禁手した姿にそっくりだ。

左手だけは今までにないくらい熱くなっている。

 

「ヤハハ!隠れる気もあまりなかったくせによく言うぜ。んで、オマエ何だ?」

 

「我が名はアルビオン。白い龍さ」

白い龍ッ!

てことはドライグのそして俺のっ!

 

「オマエはそのカラスよりも楽しめそうだな」

 

「フッ、俺もそう思う。しかし今の君はボロボロだ。微力のダメージしか受けてないだろうが君とは全力でやりたい。それに今回はこのカラスとフリードの回収が目的だ」

声からして彼?はコカビエルとフリードを腕に抱えた。

二人を回収し翼を展開する。

 

「無視か、白いの」

ッ!ドライグ⁈

俺の籠手が光る。

 

「起きていたか赤いの」

奴の翼も光だしドライグ同様に声が聞こえる。

 

「せっかく出会ったのにこの状況ではな」

 

「いいさ、いずるは戦う運命さ」

 

「しかし白いの敵意が以前より段違いに低いが?」

 

「それはオマエもだろう?赤いの」

 

「フッ、互いに戦闘以外に興味があるということか」

 

「そのようだな。まぁたまには悪くないか。また会おうドライグ」

 

「それもまた一興か。じゃあなアルビオン」

まてまてまて!

ドライグ⁈お前らだけで話しを終わらすな!

 

「おい!お前はなんなんだよ!」

 

「すべてを理解するには力が必要だ。強くなれよ俺の宿敵くん。それと、君の名は?」

 

「三日月 朧だ。覚えとけよ?」

 

「ああ、朧。いつか闘おう」

そしてそのままあいつは白き閃光となって飛び去っていく。

白い龍…

まぁ!今は木場だな!

それと…朧は絶対に怒らせないようにしよう。

 

イッセーサイドアウト

 

 

 

 

 

朧サイド

 

白い龍か…

獲物を勝手に持ってかれたのは気にイラねぇが中々楽しめそうな奴だったな。

木場のところでは聖魔剣についてオカルト研究部の奴らが色々と言っていた。

俺はと言うと…

 

「いつまでうな垂れてんだ?」

 

「………」

座り込み下を俯いたままの緑メッシュに話しかけていた。

だんまりかよ。

 

「神がいないことがそんなにショックか?」

 

「……ああ」

なんで俺が神がいないことがわかったかってーと。

俺がここにきたときにアルジェントとこいつがうな垂れてたことと、木場の剣で推測したわけだ。今のこいつの発言で推測があたりもわかったしな。

 

「神がいなくてもオマエは生きてるぜ?」

 

「…だからなんだ。私の全てだったんだ!」

 

「だったら最期までそれにすがれよ。神がいなくてもオマエの今までの信仰は本気だったんだろう?」

あーあ、ガラじゃねえな。

こんな真似、イッセーにでもやらせればよかったか?

 

「…しかし…私は…」

 

「はぁ。納得いかねぇなら神に頼らず自分で納得いくまで考えてみろよ。ヒマがあったら協力くらいしてやる」

 

「……」

 

「ま、ゆっくり考えろや」

俺は緑メッシュを放置してオカルト研究部の奴らのところまでいく。

 

「うふふ、いい事言いますわね」

 

「朱乃か、聞いてたのか?」

 

「はい。少し優しくしすぎですわ。私にも優しくして欲しいですわ」

そう言って朱乃は俺に抱きついてくる。

おっと、俺の血で服が汚れるぜ?

 

「ヤハハ、充分優しくしてるだろ?」

スパアァンッッッ!

 

「…何してるんですか。変態先輩」

 

「んあ?小猫か…」

いきなりハリセンで頭を叩かれた。

しかしいつもよりハリセンの威力が高いような。

そう思いハリセンを見てみると、黒色と白色が入り混じっている。

まさか…

 

「木場ァ…オマエ…」

 

「待って朧くん。言わないで、分かってるから…」

 

「不憫だな」

 

「………そうだよ、不憫だよ」

まさか禁手した木場にハリセンをつくらせるとはな。

木場ァ。

 

「…これが祐斗先輩から貰った聖魔ハリセンです」

小猫はハリセンを片手に胸をはってふんぞりかえる。

ヤハハ、禁手のムダ使いだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コカビエルとの戦いも終わり解散となり帰宅する事になった。俺はソーナに学園をボロボロにしたために説教をうけるハメになってしまった。

この時、学園を見てソーナはかなり涙目で笑いそうだったのを覚えている。

ソーナの説教が長くなりそうだったので小猫と朱乃には先に帰ってもらい。

今は一人で帰宅している途中なわけだが…

 

「さっきから後つけてる奴でてこいよ」

 

「フッ、そう警戒しないでくれ」

物陰から中国の武人の様な格好をして槍を持った男が出てきた。

 

「誰だオマエ?」

 

「俺の名は曹操。三国志の英雄の子孫さ」

へぇ。

あの曹操の子孫ねぇ。

にしてもあの槍はヤバそうだな、雰囲気が断然ちげえ。

 

「で、その曹操さまの子孫がなんのようだ?」

 

「いや、たいしたことはない。今日はただの顔見せさ。今日はね…」

 

「ふーん」

 

「ではまた会おう三日月 朧」

そう言って曹操は霧に包まれて消えていった。

おもしれぇ能力だな。

しっかしまぁ、次から次へと…

退屈しねぇな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コカビエル襲撃事件から数日後。

オカルト研究部にきた俺たちはソファにすわる女に驚いた。

 

「やあ、三日月、赤龍帝」

緑メッシュが駒王学園の制服で身を包み堂々と部室にいた。

 

「おっ、お前なんでここに!」

バッ!

イッセーが指を震えながらさしていると緑メッシュの背中から黒い翼がはえる。

 

「ヤハハ、悪魔になったのかよ!」

 

「神がいないことがわかったので破れかぶれで悪魔になったんだ。駒は騎士だ」

木場とおんなじか。

 

「いいんですか?部長!」

 

「デュランダル使いが眷属になるのは頼もしいわ!」

楽しそうだなグレモリー。

まぁ、聖剣を使えるしかなりの戦力アップだな。

 

「そ、それでだ三日月。私に色々と協力してくれないか」

 

「ん?ヒマなときにな。それと俺のことは朧でいいぜ?」

 

「ほ、本当か!わかった!あと私もゼノヴィアでいい」

 

「おう、ゼノヴィア」

ヤハハ、まさか悪魔とはねぇ。

グレモリーになんか言われたか?

 

そのあと、ゼノヴィアはアルジェントにしっかりと謝りオカルト研究部のメンバーと会話を楽しんでいた。

あと、ここで重要な会議が近いうちにあるらしいな。

ヤハハ、面白いことになってくれよ。

 

 

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