ハイスクール問題児⁈   作:atsuya

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反撃の朱乃

ギャスパーを連れまわし、しばらくたった休日。

俺の家から朱乃と一緒に神社に来ていた。

今はイッセーが来るのをまっている。なんか、俺とイッセーに用事があるらしい。

 

「朧ー、朱乃さーん!」

 

「いらっしゃいイッセーくん」

イッセーが来たので俺たちは鳥居をくぐり本殿の前に移動をする。

 

「彼が赤龍帝と問題児ですか?」

第三者の声が聞こえ、そちらを向く。そこには白いローブに身を包み背中から十二枚の金色の翼を生やす男がいた。

 

「初めまして、私はミカエル。天使たちの長をしております」

ヤハハ!かなりの大物が俺たちにようじがあるらしいな。というか俺の認識は天使サイドでも問題児なんだな。三大勢力をコンプリートしたぜ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「実はあなた達のどちらかに聖剣アスカロンを授けようと思いまして」

ミカエルはどこからか聖剣を取り出しこちらにみせてくる。アスカロン?

 

「悪いが俺はいらねぇよ」

 

「何故ですか?」

 

「俺はこの神器だけで充分だ。しかもアスカロンってゲオルギウス、聖ジョージのがわかりやすいか?まあどっちでもいいけど、そいつの持ってた龍殺しの聖剣だろ?俺が持ってたら間違えてイッセーを斬ってしまいそうだ」

 

「うおおおおいっ⁈朧が言うと冗談に聞こえないぞ!ミカエルさん!俺がアスカロンを頂きます!だから朧には!」

なんだよ冗談(笑)にきまってんじゃないか。酷いやつだなぁ。

 

「わ、わかりました。ではこちらを…」

 

「えっと、普通に触っても…」

 

「大丈夫ですよ。こちらで術式を施しましたから」

 

「チッ」

 

「朧ぉぉぉ!今の舌打ちはなんだよ⁉︎」

ヤハハ!

なんでもないにきまってんだろ。剣を持った瞬間にダメージをうけたら面白かったのに。

 

イッセーはその後、籠手をだしアスカロンをしまった。便利だなあいつの籠手。

 

「と、時間ですね。私はそろそろいかないと」

 

「あのミカエルさん!あなたに言いたいことが…」

 

「会談の席か会談の後に必ず聞きましょう」

そう言いミカエルは全身が光、その場から消え去った。お偉いさんはやっぱり大変なのかねぇ。

 

 

 

 

 

 

「お茶ですわ」

 

「お、ありがとよ」

ミカエルがいなくなった後、すぐにグレモリーが来てイッセーとどこかへ行ってしまった。俺は神社の中で朱乃とくつろいでいる。

 

「朧くん、一つ聞いて欲しいことが…」

 

「ん?お前が堕天使とのハーフのことなら知ってるから他のならいいぞ」

 

「っ⁉︎」

ありゃりゃりゃ?もしかしてその話だったか?なんか出だしを挫いた感じがハンパないんだが…

 

「あ?もしかしてその話か?」

 

「……はい。気づいてらしたんですね。私が堕天使のハーフだと…」

バサッ。

朱乃の背中から翼が生える。しかし、いつもの悪魔の翼ではなく片方が堕天使の翼だった。

 

「へえ」

 

「汚れた翼……この羽が嫌だから悪魔になったのに、両方が生える化け物になりました。朧くんはどう感じます?堕天使は嫌いですよね?コカビエルに怪我をさせられたのだから…」

 

「ま、コカビエルは嫌いだけどお前は好きだぜ?」

自嘲するように、そしてすがるように瞳を揺らしながら聞く朱乃に俺は正直に答える。ここでただの答えはいらない。なんせ俺は問題児だからな。

 

「ッ⁉︎…どうして?私はあなたに嫌われたくなくてあなたに近づいたのかもしれないのよ」

 

「だから、言っただろ。お前が堕天使とのハーフは知ってたって。コカビエルの事件の後で俺がお前への態度を変えたことがあるか?ねえだろ?」

まあ、コカビエルは怪我をさせられたあときっちりとやり

返したからスッキリしたしな。

 

「……はい。驚くほどにいつも通りでしたわ。だから私は!」

それ以上話そうとした朱乃の唇に俺の人差し指を当て黙らせる。お、ちょっと顔が赤くなったな。

 

「変なところで律儀だなお前は。別にいいんだよ。どうやら俺はいつのまにか、家に帰ったら小猫やゼノヴィア、朱乃がいる生活が気にいってたらしい。だからお前はいつも通りにしてりゃいいんだよ。お前のことは嫌いにならねぇから」

そう言って俺は朱乃の頭をゆっくりと撫でる。朱乃は顔を俯かせて小声でなにか呟いている。ヤハハ、耳まで真っ赤だぜ?

 

「殺し文句言われちゃいましたわね。……そんなこと言われたら本気になっちゃうじゃない」

 

「んーじゃ、帰るか」

 

「あっ!」

 

「どした?」

 

「い、いえ。なんでもないですわ」

俺が朱乃の頭から手を離すと少し残念そうな声をだす。つーか、反応がいつもと違って乙女だな。ったく…

 

「あ…」

 

「ほら、行くぞ」

小猫にたまにやるみたいにワシワシと少し強めに頭を撫でる。髪をボサボサにしたぜ!

 

「はい!」

返事をした朱乃は普段よりもいい笑顔をしているように感じた。

 

 

 

 

 

 

家に帰るとリビングで小猫がソファに座りお菓子を食べながらテレビを見ていた。すると朱乃が小猫の隣に座りだした。

 

「小猫ちゃん」

 

「…なんですか?」

 

「正妻の座は譲りませんわ」

ピタッとよどみなく、小猫のお菓子を食べるために動いていた手が止まる。

 

「…にゃ⁈」

 

「うふふ、それだけですわ。朧くん、小猫ちゃん晩御飯は何がいいですか?」

ぉぉ!小猫が珍しく表情におもいっきりでるくらいに驚いたな。朱乃は話が終わるとキッチンの方に行って晩御飯を作るようだ。

ヤハハ、今日も三日月家は平和だ。

 

「そういやゼノヴィアは?」

 

「…今さらですか」

 

「〜♪」

朱乃はかなり上機嫌。

小猫は俺と朱乃をジト目で睨んでくるが…

 

朧サイドアウト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

堕天使サイド

 

「アザゼル、明日の会談は俺も連れて行くんだろ?」

 

「ああ、お前は白龍皇だからな。急にどうした?いつもなら行きたくないって言いそうなんだが」

 

「なに、少し興味のでる相手がいてね。俺と似た感じがするんだ」

 

「どんな相手だよ。戦闘狂なのか?」

 

「ああ、前にあった時は邪魔が入らなければ闘ったはずだ。アザゼル?冷や汗がすごいが大丈夫か?」

 

「…ヴァーリ、相手はまさか問題児のことか?」

 

「ああ、よくわかったな!」

 

「頼むから会談では戦うなよ」

 

「……………………………………………わかった」

 

「信用できねぇ⁈」

 

総督は実は苦労人。

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