ハイスクール問題児⁈   作:atsuya

84 / 84
お久しブリです。
この言葉、毎回言っている気がする……。


久しぶりのラジオだぜ! 前編

イッセーサイド

 

あのカオスな体育大会の種目決めが無事に終わり。(松田と元浜がボコボコになって帰ってきたが)その後の授業もつつがなく進行していった。俺はアーシアとの二人三脚だけで乗り越えれるはずさ……。多分、恐らく、きっと、メイビー……。それに体育大会といえば体操服に迸る汗! ゆれる胸! 透けるブラ! これが楽しみでしかた無いのだ!部長やアーシアの運動する姿……。ぐへへ……楽しみだぜ!

だが、俺は気づかなかった。おっぱいについて考えることに夢中だった俺は背後から来た人影にに後頭部を強打され、猿轡を噛まされた。意識が薄らいで行く中、耳に入ってきたのは「ヤハハ」と「にゃ……」という声だった。

 

 

 

そして、目が覚めると。体を縛られた状態で放送室の椅子に座っていた!

 

おっふ……。

いや、これどういう状況?

 

「やっと目が覚めたかイッセー」

 

「…やれやれですね」

机を挟んで対面に座っているのは我らが高校の問題児、三日月 朧とマスコットの搭城 小猫ちゃんだ。両方とも呆れた声を出してこちらを見ている。うん……。とりあえずさ、なんで放送室? とか、殴って気絶させたのはあんたらだろ! とか言いたいことはいっぱいあるけどさ……。

 

これどういう状況?

 

「つかぬ事をお聞きしますが、朧さん?

 

「ん? なんだいイッセーさんや?」

 

「……今は何時でしょうか?」

 

「…12時5分ですよイッセー変態……先輩」

俺の疑問に答えてくれたのは朧の横に座りパンをモキュモキュと頬張っている小猫ちゃんだ。さっき俺の名前の後ろの先輩と言う敬称が変態に聞こえたのはパンを頬張っていたからだよね? そんなナチュラルに罵ったりしないよね小猫ちゃん? 

それにしてもパンを頬張ってリスみたいに頬が膨らむ小猫ちゃんはかわええのう、かっわええのーう! 猫なのにリスみたいとはこれいかに? なんちゃって……。

 

「…ん、ゴクン。……変態」

おっとー。

さっきの変態は勘違いでも、気のせいでもなんでもなかったようだね! パン飲み込んではっきりとおっしゃいましたよこの後輩は。出来ればパンと一緒に罵倒も飲み込んでほしかったな!

 

「12時5分てーと、ちょうど昼休みにはいったぐらいか……」

 

「ああ、昼休みに俺と小猫が放送室……これでわかるよな?」

昼休み……朧と小猫ちゃん……。

はっ!

 

「二人っきりでランチタイム!」

 

「はい、どーん!」

 

「グハッ!」

俺の冴えわたる頭脳が導き出した答えを言った瞬間。俺は朧に蹴り飛ばされた。

すっげえ、痛いんですけど?

あと、俺と椅子を縛ってる縄をほどいてはくれませんか! 起き上がりたくても起き上がれないんですけどッ‼

 

「次に変なことを言えば落とす」

 

「ちょ、落とすって何を!」

 

「小猫、窓を開けろ」

 

「……いえっさー」

ややっ!

これは俺を窓から落とそうとする動きではないかっ! お願いしますやめてください。悪魔でも窓から落ちるのは恐いんだからねっ! 若干ツンデレっぽく言い訳をしてしまった。まあ、これ以上なくテンパっていると考えていいだろう。落ち着け俺の思考回路!

 

「ヤハハ、二人で飯はたまにしかしてねえぞ?」

 

「……にゃう」

あ、二人っきりでランチタイムはしてたんだ。しかもあの反応からして、どうやら誘ったのは朧からじゃなくて小猫ちゃんからっぽいな。顔を真っ赤にして照れてる。うーん、俺もアーシアや部長と二人っきりでご飯が食べたいぜ。でも松田や元浜、朧にクラスの奴らと一緒なのも嫌いじゃないんだよなぁ。むしろあの時間は好きだな。なんか日常って感じがしてさ! ずっとこのまま時が止まってしまえばいいのに……なーんてね。

さてさて、俺が昼休みに放送室にいる理由は……ん? 放送室?

 

 

「あ! ラジオ!?」

 

「…正解」

 

「ってことでお昼のラジオ放送を始めます!」

朧の掛け声と同時に小猫ちゃんが手元にあったスイッチを押す。少しのノイズが聞こえた後にスピーカーから適当な音楽が流れ出していく。ああ、よかった今日は普通の音楽だったなドライグ。普通なんだからちょっとビクッてするなよう……左手が勝手に少し動いちゃったじゃんかよ。

朧と小猫ちゃんは目の前にある机に備え付けてあるマイクを口元に近づけるように調整する。その何気ない姿にも手馴れたような感じがするのは何故だろうか? 俺たち一緒の部活に所属してますよね?  何で手馴れてるの?

 

「毎度おなじみ、駒王学園ラジオメインパーソナリティーの三日月 朧と」

 

「……アシスタントの塔城 小猫です」

 

「さてさて毎回ラジオを楽しみにしてくれているリスナーにはお馴染み、今回のゲストを紹介するぜ!」

 

「……」

いや、小猫ちゃん。ラジオで無言はやめようぜ?

もしかして俺がゲストなの不服? 不服なのか?

 

「……」

無言で頷かれちゃったよ。不服だったよ、気に入らなかったのかな? もしかして朧と二人で居たかったとか? ははは、小猫ちゃんはやっぱり可愛いなああああああああああああああ足が割れるように痛いいいいいいいいいいいい!?

机の下で俺の脛をダイレクトアタックするのやめて!? 戦車の力はばかになんないんだからぁ! 腰をしゃがめてズボンをめくる。いてて、これ青あざになってる絶対。というか、朧も小猫ちゃんも俺の心読みすぎぃ!

そんなにわかりやすいかな? どう思うドライグ?

 

『駄々漏れだと思うぞ』

うっわマジカー。

でも欲望は抑えることができないからなぁ。ほら、俺ってば悪魔だし、ドラゴンだし!

 

「今回のゲストはなんと駒王学園である意味もっとも有名な奴! 兵藤 一誠!」

おっと。ドライグと話し込んでいるうちに俺が自己紹介するタイミングになったようだな! ふふふ、どれどれここは結構気合を入れて自己紹介をかましてやるとしますかね! 俺が自分の名前を言おうと口を開いた瞬間だった。

 

「動くなッ!」

朧の意外な大声によって体が硬直してしまう。たまにあるよね動こうとした瞬間に自分じゃない、何かが動いたりして固まっちゃうことって。しかし何で朧はいきなり大声を出したんだ?

 

「スピーカーの前のリスナーよ、ゆっくりと教室のスピーカーの音量スイッチの前から離れるんだ」

あれっ!?

俺の名前出したから? 俺の名前出したからこの学校の奴らラジオを消そうとしやがったのか? ヤダ、俺の好感度、低すぎいいいい。

 

「よろしい、離れたな? 離れたなら自分の席に座って弁当をつつくんだ」

 

「……もぐもぐ」

いや、小猫ちゃんが弁当を食べだしたらだめなんじゃないかな?

一応君もこのラジオのメインパーソナリティーだよね?

 

「確かに諸君らの懸念も理解できる。イッセーの下ネタを昼休みにも聞きたくないという感情はとても理解できる」

いや、そういう事おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?

確かに学校では松田や元浜とおっぱいについて語り合ったり、覗きをしたり、AVやエロ本を持ってきたりしてるけども! さすがに学校のラジオでは下ネタ発言なんてしないよ!? ……自分で言って何なんだけど、説得力ぜんぜんねえわ。 ははは。

 

「安心しろ全校生徒たちよ。その対策はすでにすませている。だから安心してラジオを聴いてくれよな!」

対策?

何のことだよ?

って言うか、流石に言わないよ?

 

「…ゆっくりしていってね!」

小猫ちゃんどうしたの⁈

 

 

 

 

 

 

 

 




ゆっくり小猫ちゃん……。
欲しい…。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

なんやかんやで赤龍帝(作者:黒鬼)(原作:ハイスクールD×D )

まぁ、人生適当でイイよね。▼そんな思考を持った人間が、兵藤一誠として転生憑依。ダラっとしてるくせして、意外と強い?お金大好きでゲスな事も平然と行う変な奴?主人公気質とはお世辞にも言えない少年、兵藤一誠。▼今までに誰も見たことがない様なハイスクールD×D。▼ちょっと……いや、かなり頭のおかしい物語が今始まる。▼注意事項は基本的にギャグ、細かい設定適当、細かい説…


総合評価:5763/評価:6.46/連載:79話/更新日時:2021年09月28日(火) 23:15 小説情報

赤き覇を超えて(作者:h995)(原作:ハイスクールD×D)

※この作品は「ハイスクールD×D奇譚 デヴィエーター・サーガ」の第一部です。既に完結しており、現在は第二部「未知なる天を往く者」を連載中です。▼研究者を志し、その夢の第一歩を踏み出した所でその人生を終えてしまった青年に掛けられた声。▼「貴方の望みをお言いなさい。その望みを叶えましょう」▼その声に対する青年の答えは、余りにささやかなものだった。そして、青年はそ…


総合評価:4202/評価:6.6/完結:125話/更新日時:2015年12月31日(木) 00:00 小説情報

霊感少年の幽雅な生活 (完)(作者:ケツアゴ)(原作:ハイスクールD×D)

この少年、赤龍帝なり。この少年、外道なり。この少年、霊使いなり。コレは外道な兵藤一誠が数多の霊を従え自由気ままに生きるお話です。▼警告▼展開的にアンチが強めです。また、キャラ死亡や他作品のキャラも出ます


総合評価:7059/評価:6.96/完結:123話/更新日時:2015年11月04日(水) 22:38 小説情報

ハイスクールD×D ~優しいドラゴンと最高の赤龍帝~(作者:マッハでゴーだ!)(原作:ハイスクールD×D)

二天龍が封印される神器を宿す赤龍帝と白龍皇。▼赤龍帝オルフェルと白龍皇ミリーシェは幼いころから幼馴染であり、互いに惹かれ合いいつしか恋人となった。▼互いに想いあっているのに、二天龍の理―――天龍の呪いは、二人を離れ離れにする。▼そして二人はそんな運命に抗うが、最後は……▼もう、何もいらないと思った。▼大切なヒトが死んで、自分は何もできなかった。▼そんな自分に…


総合評価:6882/評価:7.46/連載:138話/更新日時:2020年06月03日(水) 18:40 小説情報

ハイスクールD×D〜転生したら騎士(笑)になってました〜(作者:ガスキン)(原作:ハイスクールD×D)

「朝やで! はよ起きんさい!」そんな声で目覚めた主人公の目の前にはオカンな神様がいた。オカンに気に入られた主人公は転生する事となり、平和な世界へと跳ばされるはずだった。・・・が、オカンの勘違いで跳ばされたのは平和とは無縁な世界だった。久しぶりの二次創作にチャレンジしてみました。拙い内容ですが、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。※オリ主の勘違いっぷりは病気とも…


総合評価:21242/評価:7.7/連載:188話/更新日時:2025年12月19日(金) 00:01 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>