Music of Life   作:ENDLICHERI

6 / 9
 
 
 さてさて、今回は美竹蘭が主役で、曲は『眺めの空』です。『楠木ともり』さんの楽曲です。バンドリーマーしか見てなさそうなヤツらには分からんやろな~?ちなみにアタイは『魔王学院の不適合者』のEDがその人だったんで、そっからね。


 んじゃ、見てって~。







嫌気がさしただけ・・・ (美竹蘭/眺めの空)

 

 

 

 

 

 今年の夏はどうしようか?ふと授業中にそんなことを考えてしまった。今年は巴たちはみんな忙しそうだった。地域の行事や生徒会、部活などに。あたしも華道はあるけど、今年の夏はあまり活動はないらしい。

 

 どうせなら今年は、ゆったりと時の流れに身を任せようかな?夏の暑さでぬるくなった水に浸かって溶けるように。そんなことを考えつつ、帰り支度をしていると・・・・・・。

 

 

「ら~ん~。」

 

「ん、モカ。」

 

「蘭は今年の夏、なんか予定あるの~?」

 

「・・・・・・特にないけど。」

 

「じゃあさ、ちょっとモカちゃんに付き合って~。」

 

「・・・・・・まぁ、いいけど・・・。」

 

 

これで、今年の夏は静かにぬるま湯に溶けることはなくなった。モカから『お出かけに付き合え』という冷えきった水を氷ごとかけられたから。

 

 

 

 

 

 夏休みに入り、最初に誘われて来たのは、昔ながらの駄菓子屋だった。

 

 

「・・・・・・ここ?」

 

「日菜先輩に聞いて、ちょっと気になってたんだよね~。」

 

「ふーん・・・・・・。」

 

 

モカの隣を歩くしかなかったあたしだったけど、ふとあたしの身の回りが少し違うことに気づいた。普段なら聴こえるのに()()()()()蝉の声、少しぐらいしてもいいはずなのに何も()()()()()()駄菓子屋、たまに見かけた猫さえも()()()()()()()。何か、違う気がする・・・・・・。

 

 

「蘭~。」

 

「うん?」

 

「はい、プレゼント~。」

 

「あ、ありがと・・・。」

 

 

渡されたのは普通のアイスキャンディーだった。こういうのを食べるのは久しぶり・・・・・・ではないか。でも、なんでだろう?()()()()()し、()()()()()()()

 

 

「蘭~?どしたの~?」

 

「えっ?いや、なんでも・・・・・・。」

 

 

いったい、何なんだろう・・・?まさか、風邪?・・・・・・いや、まさかね。

 

 

「いや~それにしても暑いね~?」

 

「・・・・・・そうだね。」

 

 

そう言いながらアイスにかぶりつくモカの横顔に、何故か嫌気がさしてしまった・・・・・・。

 

 

 

 

 

 それから数日経った時、またモカに呼び出された。今回は花火大会の日だった。

 

 

「お待たせ~。」

 

「ねぇ、明日みんなで来るのになんで今日も来たの?」

 

「ん~?なんとな~く。」

 

 

それからずっと祭り会場を歩いているけど、時間的にはまだ上がらないのに、何故か早く上がらないのか?と思ってしまった。だから、音が胸に響いてこないのがむなしく思えてしまう。

 

 

「・・・・・・ねぇ、モカ──」

 

「おっ?花火だ~。」

 

「っ!」

 

 

あたしがモカに話そうとした時、突然花火が上がり始めた。少し驚いてしまった。

 

 

「きれいだね~。」

 

「・・・・・・。」

 

 

花火によって明るくなったモカの横顔に、またあたしは嫌気がさしてしまった。でも、そんなモカの横顔に赤みがさしていることに気づいた。

 

 

「・・・・・・蘭。」

 

「っ、何・・・?」

 

「ちょっと、照れるんだけど・・・・・・。」

 

「あ、ごめん・・・!」

 

 

モカに気づかれて、あたしの顔もちょっと熱くなってしまったのは、気づかれてないといいな・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

「んも~!なんで二人だけで行ったの~!?」

 

「それはモカに行ってよ・・・。」

 

 

案の定、ひまりに怒られてしまった・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 
 
 ちょっと雑やったな。て感じで、『蘭モカ』でした~。まぁね、『五感を失うほど相手にある意味夢中』って曲です。Youtubeにリリックビデオあるから見れば?

 さて、『眺めの空』でお気に入りの歌詞はこちら!じゃあね~!






明るくなった一瞬の横顔にただ、嫌気がさしただけなんだ
赤みがさしただけなんだ

「眺めの空」知ってる?

  • 知ってる
  • 知らない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。