IS《インフィニット・ストラトス》〜五代雄介の異世界物語〜 作:空我青空旅人
『小説を見て読む時は、画面から顔を離して下さい。』
雄介が自分の部屋に入ると…見知らぬ少女が裸エプロンの格好のまま出迎えてきた為…雄介は、思わずその場で固まってしまったのだった。
「………」
雄介はゆっくりとドアを閉め……部屋のナンバープレートを確認し始めた。
「うん……此処、やっぱり俺の部屋だね。じゃあ…さっきのは………」
先程の少女は幻だと思い込んだが改めて部屋のナンバープレートを見て現実に戻されたのだった。
「さっきの子…何処かで見た様な?それに此処一人部屋の筈だよね。うーん……」
しばらく考えながら…もう一度ドアを開けてみる事にする雄介
ーーーガチャッーーー
「おかえりなさい。私にする?私にする?それとも…わ・た・し♡?」
三拍子並みに自分の事を象徴した言い方で、雄介に聴きながらウィンクをする少女……
「………お邪魔しました〜〜〜」
「へっ…?ちょっ!?」
そう言って再び扉を閉めようとする雄介に…少女は慌てて雄介に近づくがガッチャン!と閉められてそれ以降の言葉はかける事はなかった。
「うん、どうしようか……」
雄介はどうしようか考えているとそこへ……
「五代…?どうしたんだ?こんなところで立ち尽くして…部屋に入らないのか?」
五代の後ろに、腕を組みながら立っている千冬がそこにいた。
「あっ!織斑先生…!!実は……」
雄介は状況を説明し始めたのだった。
「なるほど…はぁ……何をしてるんだアイツは……」
雄介の話しを聴いて頭を抱えながら溜息をしていき
「すまない五代…少し退いてくれ……」
「あっ、はい、分かりました。」
千冬に扉から離れる様に言われ、雄介は下がっていくと千冬は扉を開けていく
「もう!酷いじゃないいきなり閉めるなん…て……」
少女が怒りながら雄介に抗議しようするがそこにいたのは雄介ではなく…
「ほう…そんな格好でお前は一体何をしているんだ?更識?」
「おおおおおおおっ、織斑先生!?ななななっ、何故こちらに!?」
ニコニコした表情はしているが目が全く笑っていないむしろ…ハイライトの消えた千冬が腕を組んでいたのだった。ちなみにその表情は雄介には見えない為、少女が固まっては慌てて顔が真っ青になっている事に首を傾げていた。
「私に質問するな……むしろ貴様が私の質問に答え無ければいけないんじゃないか?」
ドス黒いオーラを纏って更識という少女に問い掛けていく
「取り敢えず着替えろ…すぐに!わかったな?」
「………はぃ」
千冬の威圧で、身体が縮まったように小さく返事をしていく
「全く…すまない五代さんしばらく待っていてくれ…」
「あっ、大丈夫ですよ!」
「すまない…ほら、早く着替えろ!更識!!」
「は、はいぃぃぃっ!!」
千冬の威圧に慌てて着替えがあるところに向かって行くのだった。
「全く…一夏やアイツの妹だけではなく更識も私にどれだけ負担を増やせば気が済むんだ…」
疲れた表情で頭を抱えてそう呟く千冬
「大丈夫ですか?」
心配そうに声を掛けていく雄介
「ああ…もう慣れたさ…」
そう言って遠い目をしていく千冬だった。
しばらくして…
「えっと…お待たせしました〜……」
若干震えながら少女は制服に着替えており千冬と雄介に近づいていく
「全く…お前は一体何をやっているんだ?」
呆れながら少女をジト目で見つめながら聴いて
「じ、実は…彼の事が気になったので顔合わせがてら色々と聞こうと思いまして……」
そう答えて口元を隠すように扇子を開かせる。そして扇子には“興味津々"と書かれており
「だからと言って限度を弁えろ……わかったな?」
疲れた様子なので、あまり怒る事はしずに注意だけしておく千冬
「すみません…織斑先生…。」
「私にではなく、五代さんに謝れ」
「そうですね……あの、先程は破廉恥な格好をして驚かせてしまい申し訳ございませんでした。」
そう言って雄介の方に向くと深々と頭を下げて謝罪する少女
「大丈夫!驚いたけどあまり気にしてないから!それよりキミは…あの時俺の後をつけてた…」
ふっと思い出すように少女に話しかけていき
「っ!?(えっ!何故それを!?)」
少女は目を開いて口には出さないが驚いてしまう。
「……(この様子じゃあ、気配を消したのにわかったって感じか…そうなると……雄介…お前は本当に何者なんだ?)」
千冬はそんな雄介に対して気になってしまうのだった。
「んっ…?織斑先生どうしたんですか?」
「っ!い、いや!なんでもない…それより更識。五代さんに自己紹介はしないのか?」
「あっ!忘れてました…!コホン…はじめまして五代雄介さん。私は更識楯無といいます。クラスは二年で…ロシアの国家代表をしており…生徒会長をやっています。どうぞ宜しくお願いします。」
少女…更識楯無は微笑みながら自己紹介して、口元を隠すように扇子を開かせて“最強"と書かれていたのだった。
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