私の名前は
「なので太刀川さん。ここでお餅を焼くのはやめて頂けないですか。」
「まぁ待て。早く食べたいのは分かるがそんなに急かすな。ほら、少しずつ膨らんできたぞ。」
「いやそうではなくてですね……」
太刀川慶。このボーダーのA級一位部隊の隊長にて
「大体、今日はどのようなご用件で来たんですか?またレポートを溜めたとはとても考えたくないのですが。」
「今日はただ単に餅を食いに来ただけだ。お前のところ行けば良いお茶があるだろうと思ったしな。おっ、ほれ焼けたぞ。」
「そうですか……。お皿出すので待っていてください。」
彼は相談室をなんだと思っているのでしょうか、と思いつつも彼の焼くお餅は美味しいためついついお皿を出しに行く。曰く、餅を焼く事においては彼の右に出る人はボーダーにいない(本人談)とのこと。
さて、お皿にお餅を置きお箸を用意。こらこら太刀川さん。手掴みで食べては行けませんよ。
「おい上地。さっさと食うぞ。餅が冷めちまう。」
「そうですね。ではいただ「失礼する」あ、風間さん。こんにちは。」
入ってきた小柄な男性は風間蒼也さん。A級二位部隊隊長。また、太刀川さんのお目付役のような方だ。
「あぁ、ちょっとそこのバカをつれていくぞ。」
「おや、今日はレポートは無いと仰っていましたが。」
ふと太刀川さんの方を見るとなにやらあたふたとしている。これは余程のミスをしてしまったのでしょうか。それをについて相談をしにきたのかなんて思っていると。
「そこのバカは来週から行われる遠征の会議を忘れていまここに来ていたんだ。」
思わず頭痛がした。ちょっとでも心配をした自分を恥じるのと同時になぜ太刀川さんはこうもだらしがないのだろうと思ってしまった。だが、そうと知れば話ははやい。とっとと太刀川さんをそちらに明け渡そう。
「太刀川さん。お餅はとっておいてあげますから早く会議にいってください。」
「甘やかすな上地。余計にここに入り浸る事になるぞ。」
「いえいえ、私も太刀川さんが焼いてくれるお餅は美味しくてすきですから。」
「そうか、じゃあさっさといくぞ。」
「待ってくれ!せめて一個だけでも!」
「だめだ。……邪魔したな。」
首根っこを引っ張られて小柄な風間さんに引っ張られる大男太刀川さん。彼は本当に大学でやっていけているのだろうかという疑問を持ちつつ、焼いてくれたお餅を頬張る。うむ、やはりうまい。
さて、太刀川さんが焼いてくれたお餅を食べ終わり、焼いていた七輪を部屋の片隅に片付ける。なぜ相談室に七輪が常備されているのか、考えるのはもうやめました。
「よう、上地。ぼんち揚げ食べる?」
「迅さん。こちらにいるのは珍しいですね。」
次に訪れたのは迅悠一。普段は本部ではなく、玉狛支部に勤める方だ。未来を見る
「まぁ、ちょっとしたお願いだよ。もう少ししたら俺の手助けをしてもらうかもしれない。」
「ほぉ。僕がですか。良い未来になる最善策なのでしょうか。」
「あぁ、間違いなくそうだよ。俺の
「そうですか。」
彼のお決まりの台詞を聞いたら大丈夫なのだろうと思えるような不思議な力が彼にはある。何をするのかはわからないが良い未来になるのなら協力しよう。だがその前に……
「時に迅さん。」
「どうした?」
「数日前に熊谷さんがこちらにきましてね。あなたのセクハラ行為に対する苦言を言っておりましたが、そこのところどうです?」