《七海side》
「いいか?錬金術とは…――」
私の目の前では、キャロルとセレナのお勉強会が始まっていた。先生はキャロル。生徒はセレナ。勉強の内容は錬金術。
つまるところ、錬金術をセレナに憶えてもらっているのだ。彼女はここにいることを選んだ(まあそうするよう誘導したんだけど)。だが彼女の目的からして、ここに居れば今までよりも深く、否応にも聖遺物と関わることになる。なら、錬金術を憶えておいた方が何かと都合が良い。というわけでキャロルに教師として、セレナに錬金術について学んでもらっている。
因みに教師中のキャロルはお仕事モードだ。キャロルは基本的に、信頼している人以外にはお仕事モードで接する。だから初対面の時も、お仕事モードだったんだよね。まあ最近はセレナとも打ち解けたみたいで、お互いセレナ、先生と呼び合ってるとか。それでもセレナと接するときは、私と接するときの甘々モードじゃなくて、軽めのお仕事モードみたいな感じ。だから初めて甘々モードのキャロルを見た時は、セレナはびっくりしていた。
「よし、とりあえず今日はここまでだ。ちゃんと復習をしておけよ」
「はい、先生!ありがとうございました!」
「お疲れ様、2人とも」
どうやら今日の勉強会は終わりなようで、私は2人を労うために頭を撫でてあげる。キャロルは言わずもがな、セレナもまるで私の手に頭に擦りつけるようにグリグリ動かす。うーん。どうやら思考の誘導が効きすぎたみたいだけど、可愛いからいっか。
そんでもって今私はセレナと2人きりでトレーニングルームにいる。
「さて、今日も始めようか」
「はい!よろしくお願いします!」
うんうんいい返事だね!心の中で頷きながら、スクラッシュドライバーを装着しロボットスクラッシュゼリーを装填する。
《ロボットゼェリィィー!》
「変身」
レバーを倒すと、巨大なビーカーと「ケミカライドビルダー」が私を覆い、中を液体が満たしていく。
《潰れるぅ! 流れるぅ! 溢れ出るぅ!》
《ロボッットォイングゥゥリスゥゥゥ!》
《ブルァァァァァ!》
仮面ライダーグリスに変身した私に、セレナも
私が彼女の”力”として渡した「スラッシュライザー」のバックルを腰に巻き、「バーニングファルコンプログライズキー」を起動する。
《インフェルノウィング!》
スラッシュライザーにプログライズキーを装填し、展開させることで専用の認証「バーンライズ」させる。
《バーンライズ!》
《Kamen Rider…Kamen Rider…》
「変身!」
《スラッシュライズ》
セレナの声に応じるように炎を纏った鳥、不死鳥型の「ライダモデル」が背後に現れ、紅い炎と共にその翼でセレナを包み込む。
《バーニングファルコン!》
炎が弾け、ライダモデルも一緒に消えるとそこには、セレナが変身した仮面ライダー迅バーニングファルコンが立っていた。
「それじゃあ、訓練を始めるよ」
「はい!」
訓練の開始を宣言して、ツインブレイカ―で攻撃する。セレナは落ち着いて私の攻撃を受け止める。しかし私はその腕を掴んで関節を決めようとするが、セレナは強引に離れる。
だが、手は緩めない。すぐさまツインブレイカ―をビームモードにし、セレナに向かって光弾を放つ。セレナは両手を広げると、背部に主翼「バーニングスクランブラー」が展開され、その翼がセレナを守り光弾を防ぐ。それだけでなく、翼から羽が分離され私に向けて射出してくる。
「ぐぅ…ハッ!フン!」
「なっ!?」
まあ私も鍛えていないわけじゃない。正面から飛んでくる羽をツインブレイカ―で叩き落とし、バク転で回避する。セレナを見るとすっごい悔しそうにしてる。
「確かに今のは意表を突かれたけど、ただ真っ直ぐ飛ばすなら初見殺しか、牽制ぐらいにしか使えないね。これを攻撃技として使いたいなら、もっといろんな角度から攻めれるようにした方が良いよ」
「わ、分かりました!」
私のアドバイスにセレナはいい返事を返す。今しているのは戦闘訓練。主にセレナがスラッシュライザーを使いこなすための。どうやらセレナには素質があったみたいで、私が教えたことをすぐに呑み込んで、少しずつだけど着実に強くなっている。
そうして、3時間ちょくちょく休憩を挿みながら訓練をした。
そして夜になり、そろそろ寝る時間になった。
「ふぁあ。そろそろ寝ようか」
「うん。ナナ姉え。」
「ボクも眠いです…」
「お姉ちゃん。一緒に寝ましょぉ…?」
私の声に追随して、3人の少女の眠たそーな声が聞こえる。そう、キャロルたちだ。基本私たちは同じベッドで寝る。いやまあ最初はバラバラだったんだよ?でもある時2人が同じベッドで寝たいって言うから、気付いたらこれが普通になってた。で、3人って言った通りセレナも交じってるんだけど、セレナとも随分仲良くなったからか「わ、私も、お姉ちゃんと一緒に寝たいです」って言われちゃって、断れなかったんだよね。でも可愛いからオッケーだよね。
だってセレナ、私と近くで寝たいって言って私とキャロルの間に入るんだよ?しかもキャロルの邪魔にならないようにって、セレナだけ少し下がってるから、抱き着いてきたら私のお腹に頭を擦りつけてくるんだよ?はい、天使が1人増えました。
ん?どうして「お姉ちゃん」って呼ばれてるかって?そりゃ時間がたったら仲良くなるよ。お姉ちゃんって呼ばれるようになるのは予想外だったけど。……え?それにしても早すぎるって?いやいや全然早くないよ?だって―――セレナを助けてから4年は経ってるからね。
そんでもって、明日は大変な日になる。明日行われるのは、とあるボーカルユニットの大型ライブ。そしてそのユニットっていうのが―――
「ツヴァイウィング」
さあ、もうすぐ私は本格的に原作に片足を突っ込むことになる。まあ、せいぜいやってみるよ。
キャロルに違う道を歩ませるために転生した私の、
セレナの件は、原作に片足を突っ込んだことにはなりません。理由としては前の話にも書きましたが、原作ではセレナが死んでいる=F.I.S.にいないという状況になっています。しかし、当作ではセレナは生きているがF.I.S.(マリアたちを含める)は死んだと思っている=F.I.S.にいないということになっています。つまるところ、セレナが七海側の人間にしか知られていないという状況では、原作と同じように歴史が進んでいることになります。
………と、七海は思っているわけですが、実は全然そんなことはないんですねーこれが。
奏者たちの技を、ゼロワンライダー風にしてほしい?特殊タグ付けるのメンド・・大変だけど(参考程度です。)
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やってほしい!
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別にやらなくてもいいよ?
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作者の苦労など知らん。
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文字に色つけないの?