錬金術師と心火を燃やしてみよっか?   作:神咲胡桃

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8 セレナを鍛えてみよっか?

《七海side》

 

「いいか?錬金術とは…――」

 

私の目の前では、キャロルとセレナのお勉強会が始まっていた。先生はキャロル。生徒はセレナ。勉強の内容は錬金術。

つまるところ、錬金術をセレナに憶えてもらっているのだ。彼女はここにいることを選んだ(まあそうするよう誘導したんだけど)。だが彼女の目的からして、ここに居れば今までよりも深く、否応にも聖遺物と関わることになる。なら、錬金術を憶えておいた方が何かと都合が良い。というわけでキャロルに教師として、セレナに錬金術について学んでもらっている。

因みに教師中のキャロルはお仕事モードだ。キャロルは基本的に、信頼している人以外にはお仕事モードで接する。だから初対面の時も、お仕事モードだったんだよね。まあ最近はセレナとも打ち解けたみたいで、お互いセレナ、先生と呼び合ってるとか。それでもセレナと接するときは、私と接するときの甘々モードじゃなくて、軽めのお仕事モードみたいな感じ。だから初めて甘々モードのキャロルを見た時は、セレナはびっくりしていた。

 

「よし、とりあえず今日はここまでだ。ちゃんと復習をしておけよ」

「はい、先生!ありがとうございました!」

「お疲れ様、2人とも」

 

どうやら今日の勉強会は終わりなようで、私は2人を労うために頭を撫でてあげる。キャロルは言わずもがな、セレナもまるで私の手に頭に擦りつけるようにグリグリ動かす。うーん。どうやら思考の誘導が効きすぎたみたいだけど、可愛いからいっか。

 

 

そんでもって今私はセレナと2人きりでトレーニングルームにいる。

 

「さて、今日も始めようか」

「はい!よろしくお願いします!」

 

うんうんいい返事だね!心の中で頷きながら、スクラッシュドライバーを装着しロボットスクラッシュゼリーを装填する。

 

《ロボットゼェリィィー!》

 

「変身」

 

レバーを倒すと、巨大なビーカーと「ケミカライドビルダー」が私を覆い、中を液体が満たしていく。

 

《潰れるぅ! 流れるぅ! 溢れ出るぅ!》

《ロボッットォイングゥゥリスゥゥゥ!》

《ブルァァァァァ!》

 

仮面ライダーグリスに変身した私に、セレナも変身(・・)しようとする。

私が彼女の”力”として渡した「スラッシュライザー」のバックルを腰に巻き、「バーニングファルコンプログライズキー」を起動する。

 

《インフェルノウィング!》

 

スラッシュライザーにプログライズキーを装填し、展開させることで専用の認証「バーンライズ」させる。

 

《バーンライズ!》

《Kamen Rider…Kamen Rider…》

 

「変身!」

 

《スラッシュライズ》

 

セレナの声に応じるように炎を纏った鳥、不死鳥型の「ライダモデル」が背後に現れ、紅い炎と共にその翼でセレナを包み込む。

 

《バーニングファルコン!》

 

炎が弾け、ライダモデルも一緒に消えるとそこには、セレナが変身した仮面ライダー迅バーニングファルコンが立っていた。

 

「それじゃあ、訓練を始めるよ」

「はい!」

 

訓練の開始を宣言して、ツインブレイカ―で攻撃する。セレナは落ち着いて私の攻撃を受け止める。しかし私はその腕を掴んで関節を決めようとするが、セレナは強引に離れる。

だが、手は緩めない。すぐさまツインブレイカ―をビームモードにし、セレナに向かって光弾を放つ。セレナは両手を広げると、背部に主翼「バーニングスクランブラー」が展開され、その翼がセレナを守り光弾を防ぐ。それだけでなく、翼から羽が分離され私に向けて射出してくる。

 

「ぐぅ…ハッ!フン!」

「なっ!?」

 

まあ私も鍛えていないわけじゃない。正面から飛んでくる羽をツインブレイカ―で叩き落とし、バク転で回避する。セレナを見るとすっごい悔しそうにしてる。

 

「確かに今のは意表を突かれたけど、ただ真っ直ぐ飛ばすなら初見殺しか、牽制ぐらいにしか使えないね。これを攻撃技として使いたいなら、もっといろんな角度から攻めれるようにした方が良いよ」

「わ、分かりました!」

 

私のアドバイスにセレナはいい返事を返す。今しているのは戦闘訓練。主にセレナがスラッシュライザーを使いこなすための。どうやらセレナには素質があったみたいで、私が教えたことをすぐに呑み込んで、少しずつだけど着実に強くなっている。

そうして、3時間ちょくちょく休憩を挿みながら訓練をした。

 

 

そして夜になり、そろそろ寝る時間になった。

 

「ふぁあ。そろそろ寝ようか」

「うん。ナナ姉え。」

「ボクも眠いです…」

「お姉ちゃん。一緒に寝ましょぉ…?」

 

私の声に追随して、3人の少女の眠たそーな声が聞こえる。そう、キャロルたちだ。基本私たちは同じベッドで寝る。いやまあ最初はバラバラだったんだよ?でもある時2人が同じベッドで寝たいって言うから、気付いたらこれが普通になってた。で、3人って言った通りセレナも交じってるんだけど、セレナとも随分仲良くなったからか「わ、私も、お姉ちゃんと一緒に寝たいです」って言われちゃって、断れなかったんだよね。でも可愛いからオッケーだよね。

だってセレナ、私と近くで寝たいって言って私とキャロルの間に入るんだよ?しかもキャロルの邪魔にならないようにって、セレナだけ少し下がってるから、抱き着いてきたら私のお腹に頭を擦りつけてくるんだよ?はい、天使が1人増えました。

ん?どうして「お姉ちゃん」って呼ばれてるかって?そりゃ時間がたったら仲良くなるよ。お姉ちゃんって呼ばれるようになるのは予想外だったけど。……え?それにしても早すぎるって?いやいや全然早くないよ?だって―――セレナを助けてから4年は経ってるからね。

そんでもって、明日は大変な日になる。明日行われるのは、とあるボーカルユニットの大型ライブ。そしてそのユニットっていうのが―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ツヴァイウィング」

 

 

 

 

さあ、もうすぐ私は本格的に原作に片足を突っ込むことになる。まあ、せいぜいやってみるよ。

キャロルに違う道を歩ませるために転生した私の、戦い(原作破壊)

 




セレナの件は、原作に片足を突っ込んだことにはなりません。理由としては前の話にも書きましたが、原作ではセレナが死んでいる=F.I.S.にいないという状況になっています。しかし、当作ではセレナは生きているがF.I.S.(マリアたちを含める)は死んだと思っている=F.I.S.にいないということになっています。つまるところ、セレナが七海側の人間にしか知られていないという状況では、原作と同じように歴史が進んでいることになります。







………と、七海は思っているわけですが、実は全然そんなことはないんですねーこれが。

奏者たちの技を、ゼロワンライダー風にしてほしい?特殊タグ付けるのメンド・・大変だけど(参考程度です。)

  • やってほしい!
  • 別にやらなくてもいいよ?
  • 作者の苦労など知らん。
  • 文字に色つけないの?
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